学びと食、ときどきランニング

ウイスキーマエストロによるIdeas worth spreading

【TED】よく眠る事が大切なもう一つの理由

眠る事は大切。

 

もう一つの理由って何?

 

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One more reason to get a good night's sleep.

 

 

起きている間は脳は活発に活動している。

脳は体の2%の重さしかないけど、電気活動エネルギーは全体の1/4を使うほど。

 

眠っている間、脳の活動は少なくなり、血管の間に隙間ができる。

その隙間に脳脊髄液というものが流れ、老廃物を除去する。

 

だから、脳は眠っている間にしか老廃物を除去できない。

 

老廃物アミロイドβは脳で常に作られているタンパク質だが、蓄積するとアルツハイマー症を引き起こす。

 

よく眠る事は、アルツハイマー症のような脳疾患の予防につながるかもしれない。

【TED】クリストファー・マクドーガル「人類は走るために生まれたのか?」

今日は寒波の中、京都マラソンの試走会があるので、自分を鼓舞するためにマラソンのトークを。

 

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 Are we born to run?

クリストファー・マクドーガル「人類は走るために生まれたのか?」

 

クリストファー・マクドーガルの「BORN TO RUN」は全米20万人の走りを変えた、 ニューヨークタイムズ・ベストセラーだ。

 

僕も2010年に読んで、それまでの走り方を見直した。

ストレッチをせず、かかと着地せず、するすると走る。

走るのを楽しむ。

それを思い出させてくれる。

 

 

クリストファー・マクドーガルはトークの中で、3つの謎について話す。

 

1つ目の謎、200万年前に誕生した人類は、20万年前に石器を使い出すまで、どうやって狩をしていたか?

 

2つ目の謎、フルマラソンを19歳と60歳が同じタイムで走れるのはなぜか?

 

3つ目の謎、フルマラソンよりさらに長い160kmのレースをエイドステーションで授乳しながらも500人中8位でゴールした女性の原動力は何か?

 

答えは、人類は集団狩猟生物として進化してきたからだという。

他の動物よりもはるかに優れた発汗作用により、呼吸と体の冷却を走りながら行うことができる。

 

さらに、獲物を見失わないために、 経験を積んだ高齢者と集団で狩りをする必要がある。 集団には女性や子供たちも連れて行く。授乳期の母親と思春期の子供たちには 動物性タンパク質が必要不可欠だから。狩りには最高のパフォーマンスを 発揮する27歳が必要ですが 体験型学習を通じて未来の エースとなる10代の若者も必要です 全人員が集団で行動する。

 

そして、協力して狩をするためにはエゴを捨て社会性を身につけなければいけない。

 

 

走ることは人間本来の生き方を取り戻すことにつながるのだ。

【TED】アマンダ・パーマー 「“お願い” するということ」

昨日、友達とバーで飲んで、二日酔いだったので、

 

「二日酔い TED」で検索してみた。

 

二日酔いが治るアイデアがあればいいな、という軽い気持ちで。

 

そうすると、このトークに出会えた。

 

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The  art of asking.

 

音楽にお金を出させるのではなく、払いたい人が払えるようにしてあげればいいんだとアマンダ・パーマーは言います。「2メートル半の花嫁 (!)」として帽子にお金を集めていたストリート・パフォーマー時代で始まる情熱的な語りを通して、彼女はアーティストとファンの新しい関係を考察しています。

 

ストリートパフォーマーの経験から、人と触れ合う喜びを知ったアマンダは、音楽で稼げるようになってもファンとの交流を大切にした。

 

やがてメジャーレーベルと契約し、2万5千枚のセールスを上げたが、会社は失敗だと言った。

 

アマンダは音楽をタダでオンラインに公開し、クラウドファンディングで資金を集めることにした。

 

目標は10万ドルだったが、最終的に120万ドル集まった。音楽系クラウドファンディングの最高額だった。

 

支援者の数は2万5千人だった。

 

彼女はファンとの信頼を築き、その信頼をお金に換えたのだ。

 

 

僕はいまクラウドファンディングの準備中だ。

彼女の行動やアイデアはとても参考になる。

 

 「どうやって 音楽にお金を出させるか?」

ではなく、

「どうすれば音楽に お金を出せるように してあげられるだろう?」

 

お金を出したいと思える内容にしよう。

 

お金を出したいと思える内容になったかな?

kibidango.com

【TED】ブロックチェーンはいかにお金と経済を変えるか

イケダハヤトのブロックチェーンの解説記事(【解説】うちの妻でもわかる「ブロックチェーン入門」。)を読んで、

www.ikedahayato.com

 

ブロックチェーンについて興味が湧いた。

 

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How the blockchain is changing money and business?

 

ビットコインのベースにある暗号化技術である。

 

ビットコインは数あるブロックチェーンの一つに過ぎない。

 

5つの応用例を紹介。

 

1. 土地の所有権

2. AirbnbUberのようなシェアリングエコノミー

3. 先進国に出稼ぎに来ている発展途上国の人による祖国への送金

4. SNSの投稿などで形作られるデータ「仮想的な自分」(アバター)

5. 音楽やアートなどの著作権

 

ブロックチェーンは信用を分散し、貧富の格差を解消できる。

 

しかし、既得権益を得ているレガシーな企業などが対抗するため、本格的な普及に至ってないのだろうと思った。

 

しかし、イノベーションの機会は豊富だろう。

 

IT革命のようなブロックチェーンBC革命が起きるだろう。

【TED】ケリー・マクゴニガル ストレスと友達になる方法

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ストレス。そうストレスのせいで心拍数は増え、呼吸は速くなり、額にに汗が出て来たりします。しかし、ストレスが健康の敵とされてきた一方、ストレスが体に悪影響を及ぼすのはそう信じるからだ、と新しい研究が示唆しています。心理学者ケリー・マクゴニガルは、私達にストレスを肯定的に捉える様にと促し、これまで知られていなかったストレスを軽減する仕組として、手を差し伸べ合う事を紹介します。

How to make stress your friend?

 

ケリー・マクゴニガルのことは知っていた。

彼女の本も読んだことがある。

 

でも、このTEDトークをみて、あらためて感動した。

 

最後にスタンディングオベーションが起こり、クリス・アンダーソンが質問するほどだった。

 

 

僕は、今、クラウドファンディングの準備中で、これまでにない大きなチャレンジをしようとしている。企画を具体的にすればするほど、そのチャレンジの障壁の高さに不安になる。

昨日はあまり眠れなかった。

 

「不安 TED」で検索して出てきたこのトークを見て、かなり勇気付けられ、不安はあるけど、前に進もうと思った。

 

アメリカで3万人の成人の動向を 8年間 追跡調査した研究によると、前年にひどいストレスを 経験した人たちは 死亡するリスクが 43%高かった。しかしこのことは、「ストレスが 健康に害を及ぼす」と 信じていた人たちだけに 言えることだった。

 

逆に、ひどいストレスを経験しても 「ストレスが無害だ」と思う人たちの 死亡リスクは上がるどころか ストレスが殆どなかった グループと比較しても 研究参加者の中で 最も低いものだったのだ。

 

つまり、ストレスは不安や死をもたらすものではなく、成長や活力をもたらすものだと、考え方を変えるだけで健康的なものになる。

 

 

次に彼女はオキシトシンの話をした。

オキシトシンは、子どもを産み育てる際や、抱擁した時に分泌される神経ホルモンだ。

オキシトシンは ほかの人々との 親密な関係を強めるような 行動を促す。

オキシトシンは友達や家族との 身体的な接触を 強く望むようにさせたり、 人との共感を高め、 さらには 私たちが大切に思う人たちを 進んで助けたり支えたいと 思わせたりもする。

 

そのオキシトシンはストレスホルモンでもある。ストレス反応の一環として 下垂体はこのホルモンを 分泌する。 そして、オキシトシンが 分泌されると 誰かに支えてもらいたいと思わせる。 ストレスから生じる生物学的反応は 感じている事を 中に閉じ込めてないで 誰かに話せと 促している。 誰かが助けが必要な時に あなたが気づけるようにして、お互い助け合う様に している。人生で困難な時には ストレス反応によって 愛する人たちと 一緒にいたいと思わせる。

 

 

最後にもう一つの研究結果を彼女は提示する。

アメリカで約千人の 34歳から93歳までの 成人に、2つの質問をし、その後5年間でその中の誰が亡くなったかを調べた。その質問は「去年どれ位のストレスを 感じましたか」 と「コミュニティーや 近所の人 友達を助ける為に どれ位時間を費やしましたか」 だった。

 

その結果、経済的惨事や 家庭危機などの 重大なストレスを経験すると 死のリスクが30%増加していた。しかし、 他の人への思いやりに 時間を費やした人々には ストレスから来る死亡の増加は 全くなかった。ゼロだったという。

 

 

つまり、ストレス反応が 自分を助けてくれていると考えるようにすれば、そして、ストレス下にいる人に手を差し伸べるようにすれば、自分にも相手にも勇気を与え、回復する力を与えるのだ。