学びと食、ときどきランニング

ウイスキーマエストロによるIdeas worth spreading

大企業の新規事業担当が陥る悩みとその解消法

とあるイベントで登壇した、大企業で新規事業をやっている方と話していて感じたことを綴る。

 

僕自身も大企業に所属して14年が経ち、大企業の社員としての振る舞い方や、お作法というものは頭では理解している。

 

と同時にここ3、4年くらい新規事業界隈に属してみて違和感を覚えることも多い。

 

スタートアップやベンチャー企業の勢いも間近に見る機会が多い。

 

大企業とスタートアップ、ベンチャー企業とは何が違うのか?

 

そんなことを日々考える。

 

大企業で新規事業をやる場合、よくある質問は「それやっていくら儲かるの?」

「うちの会社で出来ることなの?」

といったものだ。

 

 

知らんがな!

 

やってみな分からんがな!

 

と憤ったところで、会社での居場所がなくなるだけなので、うまいこと上司だまくらかして、予算を確保し、既成事実を作る。

 

もう作っちゃいました。

Maker Faire出しちゃいました。

クラウドファンディングやっちゃいました。

 

既成事実を作るプラットフォームは増えている。

 

あとはやるだけ。

 

やる気があればどうとでもなる。

 

やる気が出なかったら、それは自分がやりたくなかったということ。

それが分かっただけでもめっけもん。

 

資金調達は大企業でもスタートアップでも同じくらいハードルが高い。

それを乗り越えるのはやる気!

 

本当にやりたいことであれば周りから何と言われようと続ける。

続ける限り失敗は無く、いつかは成功する。

 

そのようにして生きていけたら素晴らしい。

圧倒的練習不足のベテランランナーはいかにして大阪マラソンを走ったか

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2012年以来、2回目の大阪マラソンを走った。

 

フルマラソンデビューは2010年の木津川マラソンだった。

タイムは5時間40分でヘロヘロ、翌日の筋肉痛がひどかった。

 

2011年3月の大阪42.195フルマラソンは5時間25分42秒。

少し進歩したが、またヘロヘロで、悔しくてめっちゃ練習するようになった。

 

2011年12月の奈良マラソンは4時間11分32秒。気持ちよく走れた。

 

2012年3月の京都マラソンは4時間2分34秒。自己ベストを更新するのが快感だった。

 

2012年11月の大阪マラソンサブフォーを目指そうとして前半飛ばしすぎて失速し、4時間30分43秒だった。

 

2012年12月の奈良マラソンはペース配分がきっちりできて4時間7分11秒だった。

 

2013年12月の奈良マラソンは3時間50分13秒で初のサブフォーを達成した。

 

2014年2月の京都マラソンは3時間30分55秒。ほぼサブ3.5。

ここがピークだった。

 

2015年2月は3週連続でフルマラソンに出場。

木津川マラソン 4時間14分6秒

北九州マラソン 3時間56分57秒

京都マラソン 4時間1分53秒

 

この年は病気したこともあって後半のシーズンはタイムを落とす。

11月の神戸マラソンは5時間40分

scotchhayama.hatenablog.com

 

12月の青島太平洋マラソンは4時間29分26秒

scotchhayama.hatenablog.com

 

2017年2月の京都マラソンは練習不足で5時間6分10秒

scotchhayama.hatenablog.com

 

2018年2月の京都マラソンは4時間58分

scotchhayama.hatenablog.com

 

近年は練習不足で低迷している中、大阪マラソン2018に当選した。

いちおう練習をがんばろうと思ったけど、ウイスキーエストロとしての活動が忙しく、月間走行距離は100kmを超えなかった。11月に入っても15km以上の距離を走れなかった。

 

しかも前日はイベントでハイボールを出し、お客さんに出す前の試飲でハイボールを7、8杯飲んだ。

 

せめてものカーボローディングで天一チャーハン定食こってりニンニク入りを充填した。

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他力本願(本来の意味は違うけど)でホークス2年連続日本一にあやかろうと、ビジターユニフォームを着て走ることに決めた。

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なんとか6時間の睡眠時間を確保し、白ごはんと味噌汁で軽めの朝食。

 

電車の移動中は睡眠、休息。カロリーを消費しないように務める。

 

 大阪城に着く。

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荷物預け入れ用のトラックの前で、預け入れ時刻のリミットまで、ゆっくりと着替えをすませ、預ける。

 

割り当てブロックの手前のトイレで用をたす。

 

Hブロックに入る。

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小一時間、ここで過ごす。適度にストレッチする。

 

スタート。

 

Hブロックだとスタート地点まで12分かかった。

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とりあえず今回は圧倒的に練習不足なので、7分半/kmくらいのペースで走ろうと、ゆっくり行く。

 

最初の500mくらいで、ゆりやんが走ってた。

headlines.yahoo.co.jp

 

10km過ぎくらいから身体が重くなった。

携帯したゼリーを食べた。

 

15kmでかなり足が重くなった。

もう1本のゼリーも食べた。

 

18kmくらいから足がつりそうになり、歩いた。

早くもリタイアしようかと思った。

 

20kmくらいで私設エイドのミカンをもらった。

そのときに子供から応援タグをもらった。

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まだ頑張ろうと思った。ありがとう。

 

22kmくらいで反対車線を走るブラマヨ小杉とすれ違った。

「小杉がんばれー!」と声をかけたらチラ見してくれたけど、めっちゃしんどそうだった。

www.sponichi.co.jp

 

ヒーハー!

 

 

トイレ休憩に行ったタイミングで偶然にも友達と会えた。

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お互いしんどかったけど、励まし合った。元気出た。

 

 

途中のエイド、私設エイドで補給しながら進む。歩きと走りと交互に繰り返す。

 

32kmのまいどエイドでたくあん2切れとらっきょう2個を補給する。

2012年の時もそうだったけど、これが後で効いてくる。

 

35km過ぎから調子よくなる。6分半/kmくらいのペース。

 

南港大橋のアップダウンもクリア。

 

40km過ぎで友達が応援してくれた。

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最後の最後で足が本気でつりそうになったけど、なんとかゴール。

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5時間58分04秒だった。

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同じくらいのペースで走る感じだった辻アナは5時間32分03秒で完走したっぽい。 

www.sponichi.co.jp

scotchhayama.hatenablog.com

 

コーヒーとトーストとマダムについては全く思い出さなかった。

 

次は2月の木津川マラソン

今度はちゃんと練習して挑もう。

 

QUM BLOCSで一番印象に残ったことば

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~組む、そして地域から照らす未来への光~

人口減少、未曽有の高齢化、それに伴う労働力不足、経済や情報の格差拡大・・・
これら日本の課題にいち早く直面しているのが地方です。
いわば「課題のフロンティア」。
そこにはその課題と向き合い、ビジネスとして解決の糸口をつかんだ多様性のあるパイオニアたちが知見を蓄えています。

そのパイオニアたちと学び、新たな連携と行動につなげる場、

それが「QUM BLOCS」です!!

https://www.qumblocs.com

 

そんなイベントに参加してきた。

 

プログラムはこんな感じ。

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おやつのセレクションが素晴らしい。

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いきなりサバ太郎は石巻ハッカソンの時にお土産で買ったけど、とにかくビールに合う。懇親会までとっておくことにする。

 

Session1は地域×サービス

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あきらかにおかしい人が一人いるw

 

サイトのプロフィールはこうだったのに、

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チコちゃんのコスプレらしい。

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なぜこの格好なのかは後で明かされるらしい。

 

Dentune‼︎でおなじみ関電の田村さん

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http://scotchhayama.hatenablog.com/entry/2018/11/11/085950

 

事前に用意していた質問に回答していくスタイルでトークは進められる。司会は角さん。

 

Q1.その地域を選んだ理由は?

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Q2.地域の人の反応はどうか?

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Q3.地元のキーマンが必要か?

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勝瀬さん(チコちゃん)の回答が炸裂する。

 

他人に任せていてはダメ、結局自分がキーマン。

そう言ってデレク・シヴァースの超有名なTED動画を紹介。

https://www.ted.com/talks/derek_sivers_how_to_start_a_movement/up-next?language=ja

 

そして実際に踊りだす。

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最初のフォロワーが重要。

仲間が集まる。

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仕込みじゃない人も集まる。

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最初のフォロワーの行動が一人のバカをリーダーに変える。

それを体現したチコちゃん。すごい!

 

 

Session2はローカルブロック経済

クロサカタツヤさん司会。

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脳内ARで美女に変換して聴いてください!と力説する境さん

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Makuake 坊垣さん

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名刀ペーパーナイフ
https://www.makuake.com/project/nikken-cutlery/

この世界の片隅に
https://www.makuake.com/project/konosekai/

適温ラボ
https://www.makuake.com/project/fuyuhitoe/

祇園祭
https://www.makuake.com/project/gionmatsuri/

 

飛騨信用組合 古里さん

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さるぼぼコイン

https://www.hidashin.co.jp/coin/

 

Q1.今の取組に対する反応はどうか?

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Q2.圧力とかないですか?

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Q3.地域の中で経済が回っているという感じがしますか?

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坊垣さんが語る地域の人と仲良くなる方法が良かった。

とりあえず地酒を飲む。そうするとその地域を知ったも同然。地域の人も自分を知ってもらえた(と勘違いしてもらえる)と喜ぶという論理。

 

 

Session3はいろいろと濃かった。

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司会はのぞみの藤田さん

投げっぱなしジャーマンみたいな回し方だった。

 

Glafitの鳴海さん

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Makuakeで1億円以上集めたオトコ

https://www.makuake.com/project/glafit/

 

古都里の豊原さん

https://www.cafeglobe.com/2018/11/qum_hiroe_toyohara.html?fbclid=IwAR0h3F_Sya-lq-Z29siFeGqZuLypCozb60Wz3Ic2Fy2mHOWJOFGyAo-1bJ0

 

 

農業の未来研究所 森平さん

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コンテンツツーリズムの立役者 安彦さん

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https://www.google.co.jp/amp/s/business.nikkeibp.co.jp/atcl/interview/15/284031/092000025/%3fAMP=1

 

武田信玄大好き!

山梨大好き!

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オタクは世界中にいる

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お金は無いけど名前は使えるby安彦さん。

大企業の新規事業担当あるあるだよね。

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共感するなら金をくれby鳴海さん

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クラウドファンディングで1億円集めたオトコは言葉の重みが違う。

 

タイ人は佐賀に行くby安彦さん

https://fukuokainbound.info/saga/entry73.html

 

東京は円の経済圏、地方は人の経済圏 by安彦さん

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Session4は自走する地域

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司会は村上臣さん

 

生駒市長の小紫さん

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イトナブの古山さん

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石巻ハッカソン楽しかった!

https://blog.github.com/jp/2018-09-12-Ishinomaki-Hackathon-report/

 

NTT 木村さん

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大牟田でリビングラボ

https://info.ninchisho.net/archives/28431

 

 

インフォバーン 木継さん。ええ声!

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サイクルリビングラボ

https://www.cyclesports.jp/depot/detail/105792

 

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チャレンジする背中by古山さん

 

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ルシオについて語る古山さん
常に進化する
次の世代へつなぐ
次のステージに行く

https://lite.blogos.com/article/80655/

 

 

クロージングセッション

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悲観主義は気分によるものであり、楽観主義は意志によるものである」by アラン(フランスの哲学者)

 

乾杯!

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ビールはサッポロ黒ラベルをチョイス

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ケータリング1種類ずつとる。美味しい!

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いきなりサバ太郎はビールと合う!最高!!

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SAKE Springと適温ラボの日本酒コーナーも充実。

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プリンも美味しい!

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プリンにウイスキーかけて食べると美味いよー!

 

締めの挨拶は藤田さん

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小さなステップを大事にしていきましょー!!

 

面白い人たちがたくさん集まった!

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一番印象に残ったことばは

「共感するなら金をくれ」

だったなぁ。

 

 

【TED】自分にとって大切なことがもっと上達する方法

 自分にとって大切なことがもっと上達する方法

Eduardo Briceno

www.ted.com

 

How to get better at the things you care about.

 

どんな分野でも、最も効率が良い人やチームは 誰でも真似できるあることをしている。

 

学習領域とパフォーマンス領域を意図的に切り替えることである。

 

学習領域にもっと時間を割けば上達する。

 

いかにして学習領域に時間を割くのか?

 

1.成長思考:上達できることを信じ受け入れる

2.大切な目標:特定のスキルの上達を目指す

3.アイデア:いかに上達するのか?そのために何ができるか?

4.安全な失敗:リスクが低い状況で練習する

 

 

企業ではリーダーが立派な仕事をさせようとする完璧主義の風土が醸成されていることが多いかもしれない。それでは社員が既知の範囲に落ち着いてしまい、新たなことに挑戦しなくなる。

もっと成長する余地を作るには対話を始めるべきである。

「何を上達したいのか? どうやって上達するのか?」

「実践の中で失敗を最小限にしたいのは どんな時か?」

 

 

慢性的にリスクの高い環境にいて、そういう対話ができない場合にやるべきことは3つある。

1.ハイリスクの海の中にローリスクの島を作る

例えばメンターや信頼に足る同僚を見出すことで共にアイデアを交換したり、批判されがちなことを話し合ったり、ロールプレイをしたり、プロジェクトに進捗に合わせフィードバックを求める会議を求めたり、読書したり、ビデオを見たり、オンライン講座の時間をとることもできる。

 

2.期待されるパフォーマンスを実践しつつ、次にどう改善できるか反省する

観察、反省、調整は学習領域である。

 

3.自ら先頭に立って他人のためにリスクを下げる

何を上達したいのか人に伝え、 知らないことは質問し、フィードバックを求め、失敗やそこから得たものを共有すれば、同じことをしても安全だと誰もが感じる。

 

 

探求し、質問し、聞き、試し、思案し、努力し、実現する。

そうすれば、自分にとって大切なことがもっと上達するだろう。

【TED】なぜ私たちは笑うのか

ソフィー・スコット

Why we laugh? なぜ私たちは笑うのか?

www.ted.com

 

私たちが誰かといて笑うのは本当に冗談が面白いからではない。 「理解してますよ」と 笑いによって示している。相手に賛同していて同じグループの一員だよと相手への好意を示すために笑っている。

 

笑いには2種類ある。

 

意図しない発声の方が、意図的な発声よりも原始的である。

 

本物の笑いは意図しない発生で、愛想笑いは意図的な発生である。

 

人は本物の笑いと愛想笑いを聞き分けることができる。

その能力は成長とともに発達し、アラフォーでピークを迎える。

 

愛想笑いを聞くと「他者が何を考えているか」 を考える。

なぜ笑っているのかを知ろうとする。

笑いには常に意味があり、常に状況をふまえて それを理解しようとする。

その人たちがなぜ笑っているのか知りたくなる。

 

他の人と笑っている時には、とても古い進化システムにアクセスしている。そのシステムは哺乳類が他者との絆を形成・維持し、感情をしっかり調整し快適に過ごすために進化させてきたもの。これは人間だけのものではない。それは古い起源をもつ行動で感情を調整し、より快い気分になるのを助けてくれる。

 

たしかに、会議でも笑いが起きるものはストレスが少なく、他の人に親しみを感じる。

 

家庭においても「飯炊きジジィ」と娘からからかわれている方が和む。

時には道化を演じるのも良いだろう。