学びと食、ときどきランニング

ウイスキーマエストロによるIdeas worth spreading

マツコの知らない世界で紹介された「白ご飯に合うロールキャベツ」を放送翌日に食べに行った!

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普段はオンタイムで見ないんだけど、たまたまマツコの知らない世界をTVで見た。

https://www.tbs.co.jp/matsuko-sekai/

 

風吹ジュン中国茶も奥が深そうだったけど、その後のロールキャベツも良かった。

https://netallica.yahoo.co.jp/news/20181219-04177759-sirabee

 

“1万軒の洋食店を訪れ「白ご飯に合う洋食」を追い求めてきた識者が、白ご飯が欲しくなるロールキャベツをマツコに紹介する。”

 

翌日は東京出張で、品川から一駅にある、ビストロローブンに行くことにした。

 

ランチタイムオープン直後の11時半に入店。

 

1Fはカウンター席のみ。2Fテーブル席がある模様。

手前のカウンター席に座り、メニューを眺める。

 

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デミグラスソースのロールキャベツを注文することは決定事項だった。

 

ご飯は大盛りにする。

 

もちろん赤ワインも頼む。食後にコーヒーも飲みたい。

 

カウンターの向こうで立ち働くスタッフを眺める。

 

ステマティックに手慣れた手順をこなす手技を眺めるのが楽しい。

 

グラスワインはフルボディの赤をチョイス。

ボトルが途中で空いたので追加で少し多めに注いでくれるサービスを受ける。

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グラスもいい。

 

フルボディをちびちび飲みながら待っていると、スープとサラダが供された。

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香味野菜のスープ。美味しい。

 

サラダとスープを食べ終え、再び赤ワインをちびちび飲む。

 

いよいよメインのロールキャベツが準備されている。

 

付け合わせの野菜を盛り、鍋からロールキャベツが取り出される。

デミグラスソースがかけられる。

その上からホワイトソースがお好み焼きのマヨネーズのようにかけられる。

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大盛りライスと共に

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左からカットしていく。

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ひと口食べ、ご飯をほおばる。

 

合う!確かに合う!

 

初めての体験に感動する。

 

途中でご飯の代わりに赤ワインと合わせる。

 

ぐいぐい進む。

 

間違いなくフルボディの赤ワインと合う。

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ロールキャベツ、ご飯、ロールキャベツ、ご飯、ロールキャベツ、赤ワイン、な感じで食べ進める。

 

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右のほうに行くとキャベツが真ん中に入ってる。

 

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中に巻き込んでいるからかー。

 

食後にコーヒーを飲む。

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けっこうしっかり濃いめ苦めだったので砂糖だけを入れて飲むとちょうど良い。

 

デミグラスソースのロールキャベツランチセットと赤ワイン、食後のコーヒーで2500円。

 

知らない世界を体験するに値する値段である。

 

 

TEDxHimi 2018-2『source of spring(アイディアの源泉)』の楽しみ方

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4回目のTEDxHimi

大好きなマサさんがオーガナイザーということで、僕は初回から皆勤賞である。

 

もはや勝手知ったるTEDxHimi

氷見でしか会えない人たちがいる。再会が楽しみなのである。

 

今回はTEDxKyoto女子メンバーが多数参加したいとのことで、タカヤさんと車2台で分乗していくことに。初運転手で行く氷見。

 

せっかく雪を避けて12月に開催したのにピンポイントで雪マーク。

あわてて前日にチェーンを買い、いちおうの雪対策。

 

初回がひどかったからね。

scotchhayama.hatenablog.com

 

事前にマサさんに聞いた情報で美味しいお寿司屋さんを紹介してもらったので、そのランチに間に合うように出発した。

 

京都駅で女性陣をピックアップした。

 

大津SAで小休憩。初めて来たけど景色良い。

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13:20頃に氷見に到着。

きよ水

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2500円のランチ。

 

カニサラダ。カニ肉たっぷり。カニ味噌ドレッシング。

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茶碗蒸し。何が入ってるか探すのが楽しい。上品な味。

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寿司。ぶりは2種類の部位があった。貝も美味かった。

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味噌汁にはエビの頭が3個入ってた。濃厚。

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僕以外は氷見初めてだったので、番屋街に案内してあげた。

himi-banya.jp

 

魚チェック。ノドグロ安い!

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寒ブリは10kg前後で5万円弱。

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柵で買うと5000円弱。

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水ダコの足でかい。ダイオウイカ級じゃなイカ

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みんないい感じでお土産を買い、うみあかりへ。

2回目のTEDxHimiからおなじみの会場。宿と会場が一体となっているのが良い。

 

名札もろた。今回はスタッフとして。まぁ何でもいいんだけど。

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パーティシパント(参加者)は30人ちょっとなので、あんまやることない。

ギフトバック詰めは任した。

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プリンタは今回活躍しなかったっぽい。

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とくにやること無かったので会場でリハーサルを聴いてた。機械いじれる人は早速がんばってた。

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リハーサルで何人かのスピーカーの話を聴いた。完成度が甘く、大丈夫かな?と思うトークもあったけど、当日は何とかなるんじゃないかと。キュレーションすげーから。巻き返しがすげーから。

 

18時くらいに一旦リハ終わって、スピーカーとスタッフで氷見市内に繰り出した。

4箇所に分かれて懇親会。

僕は夏生まれチームで焼き鳥へ。

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なんか色々食べれるっぽい。

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白エビの唐揚げ

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エビの塩焼き。頭から殻ごと全部食べれるタイプ。

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黒ラベル美味いよね。

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ブリとスズキとアジ。それぞれの味わい。

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ようやく焼き鳥っぽいの。レバー。鳥じゃないけど。鳥だったかな。まぁタレなら何でも良し。

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氷見牛。肉肉しいよね。良い焼き加減。

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途中で場所シャッフルするシステムだったけど、めんどいので居残り組に。半分くらい寿司に流れた。

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テキトーに飲んで、宿へ帰り、二次会。

今回はウイスキー5本持ってきたので安心。

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徐々に人が集まるシステム。

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女子も集まる。

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前日は女子率高かった。

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あんま覚えてないけど、楽しかったっぽい。

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いつの間にか寝てて、起きたら二日酔いがひどかった。

とりあえず岩風呂に入り、朝飯は食べる気が起こらなかったので、部屋に残されてたバナナとミカンを食べた。

 

みんな朝から元気やなー。

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朝は雨が降ってた。

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そろそろ受付始まる。案内ガールもスタンバイ。

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受付。ノリさんいればそれでいい。

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11時くらいからオープニングアクトが始まる。TEDxHimiはオープニングアクトだけ見て帰ってもいいくらい完成度が高い。毎回楽しみ。

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言葉では言い表せない。なんか圧倒的に心を揺さぶられる。その場にいないと分からない。なんだこれ!感満載。フジッキーのプロデュース力!

 

セッション1

前日のリハとは全く違う完成度で驚く。やっぱすげー。

マサさんチョイスのTED Talkが華を添える感。いい。

 

ランチ。

行く途中で過去のスピーカーの情報。いい。

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高揚する。

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ランチは4人組でランダムに相席する感じに仕立て上げられてた。セレンディピティの演出。

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僕はスタッフ枠なので海を見ながらカウンター席で食べる。雪だね。

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まだ二日酔いだけど、意外と食べれた。

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セッション2

会場が寒かったので暖房を効かせてくれたらしいけど、暑くなりすぎて気分悪くなった。すぐにメッセージ送って下げてもらった。それでもしんどくて、ボックス席で寝転んで、トークはほとんど聴けなかった。

 

ブレイクではアイスとか出されてた。アイス食べる気は全然しないほどしんどかったけど、とりあえずウイスキーかけたら美味いよとアピールはしといた。

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ブレイク時間が予定より長かったのでちょっとだけ復活した。

しかし雪は降り続けている。

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このまま降り続けたらやばいということは経験上分かっていたので、とりあえずワイパーを上げといた。

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セッション3

まだしんどいけど、何とかトークは聴けた。

リハーサルの時から良かったけど、金沢大の小林先生の吃音のトークは素晴らしかった。

当事者が語るとすごい心に刺さる。

www.kitsuon-portal.jp

 

今回のTEDxHimiのトークもどれも素晴らしかった。広げるべきアイデアばかりである。Idea worth spreading

 

そしてアフターパーティ。ここからが僕の本番。Whisky worth spreading

ようやく二日酔いが治ってきた。これならいける。全力を出せる。

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今回は最近のマイブームのスパイシーハイボール(黒胡椒を先にガリッとやってからスモーキーなハイボールを飲む)と、氷見の番屋街で買っておいたホタルイカの沖漬けイカスミバージョンでストレートなウイスキーと合わすのを推してみた。

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結果として、ウイスキーを先にちょいと飲んでからホタルイカウイスキーに漬けてそれを飲む。というスタイルを提案いただき、最高だった。ホタルイカイカスミシングルモルトスコッチ。

 

食事はこんな感じ。豪華。

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ハイボール出しまくってて

気づけばブリは無くなってた。

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コオロギはたくさん残っていたので、コオロギハイボールという新しい試みも楽しめた。

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今回もそれなりの人たちに「世界一美味いハイボール」を飲んでいただいた。

子供とも遊べた。

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そんで二次会。

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残ってるスピーカーとスタッフで。距離感すごい。

 

女子も来たっぽい。

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なんか楽しかったっぽいけど、寝たっぽい。床の間で。

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寝てる間に楽しかったっぽい。

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4時くらいに床の間から布団に移ってそれなりにちゃんと寝た。運転しなあかんし。

8時くらいにちゃんと起きて露天風呂入って、ちゃんと朝飯を食べようと。

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氷見っぽいのをたくさん取ってみた。

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帰りの日に晴れて良かった。雪も積もってないっぽい。

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とりあえずノリさんを新高岡駅まで送っていってあげた。

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途中の8号線での立山が美しかった。

 

そっから高速に乗り、日本海側に行ったところで小休止。

ハイウェイオアシスでうどんを食う。

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腹ごなしに陸橋を渡り、日本海を眺める。

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「なんか修学旅行っぽい。楽しい!」なんて言いながら。

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うん。楽しかったね。また行こう。

ゆる~くモノづくりはじめNight #3「観光」

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yurumono03.peatix.com

 

ゆる~くモノづくりはじめNightは
モノづくり(電子工作)のハードルを下げ、Makerの裾野を広げることを目的とした交流会。

3回目となる今回はテーマを「観光」として、簡単なアイデアソンもやってみた。

 

場所は堺筋本町にあるThe DECK

thedeck.jp

 

The DECKはいつも、いつのまにか面白い人たちが集まる場

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ちなみにこの人たちは参加者ではない。

 


参加費はThe DECKのドロップイン料金500円のみ

飲みながら、食べながら、わいわいやりたいので、飲食物は参加者が各自持ち込むスタイル。

 

主催の僕はウイスキー

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参加者の方から提供いただいたラフロイグ10年も加え、充実した布陣。

 

参加者に提供いただいた食べ物はサイゼリアのピザ、たこ焼きそっくりクッキー、

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飛騨高山のお土産「赤かぶら漬物」ウイスキーとめっちゃ合う。

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その他、ナッツやドライフルーツ、お菓子など。

毎回持ってきてくれる食べ物が変わるのが面白い。

 

最初に自己紹介シートを使って自己紹介。

 

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「普段していること」は仕事でもライフワークでも。僕の場合はウイスキーエストロ。

「至福を感じるとき」は僕の場合は美味しいハイボールを振舞っている時。

 

そして「観光」についてのインプットタイム。

honichi.com

・2017年のインバウンド消費は初めて4兆円を突破

・前年比17.8%の成長市場、5年連続の最高値

・旅行者数は2,869万人で、世界12位、アジアで4位にランク

 

しかし、課題はオーバーツーリズム。

www3.nhk.or.jp

京都でも増えすぎた観光客のため、バスに乗れない地元住民が迷惑している。

京都市長の門川さんは「混んでる時間に、混んでる場所に行ったら、混んでいるのは当たり前。これをどう分散させるかが勝負」と語る。

 

分散化のヒントとして、地域の知られていないスポットを地元住民が調べてウィキペディア化する取り組みを紹介した。

kankou-redesign.jp

 

またオープンデータを活用するというのも手である。

data.city.kyoto.lg.jp

 

インプットタイムを終え、アイデアソン。

まずはマンダラート。

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真ん中に自己紹介で記入したキーワードを書いてもらい、そこから広げる。

 

その間も食べたり飲んだり。酔いが進めば斬新なアイデアも出るだろうという意図があるとかないとか。

 

そしてアイデアスケッチを書いてもらう。

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事例として僕が考えたウイスキーの真の価値を味わうA/D変換を紹介。

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ちょっと抽象的すぎるけど、補足しながら説明。

 

また食べながら飲みながらわいわいと。席替えもしながら色んな人と交流できるように。

 

2,3人にアイデアを発表してもらう。

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スリと仲良くなれるリュック。スペインとかで流行りそう。

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インスタ映え。アナログに旅行を楽しむ。

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やっぱテーマ決めると面白いなー。

次回は「酒」でやろう。

肉に合うハイボール

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肉に合うハイボールと言われたら、迷わずタリスカーをオススメする。

 

しかもスパイシー感が強いタリスカーストームが良い。

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今ならスパイシーハイボールキャンペーンで燻製した黒胡椒がおまけで付いている。

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黒胡椒を一粒、口に入れ、奥歯で噛み砕く。

その後すぐにタリスカーハイボールを飲む。

 

黒胡椒の香りとタリスカーの潮香が組み合わさりピリッとした辛味がアクセントとなる。

 

その後で肉を食べる。

 

最高。

肉も美味い。

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肉の脂をタリスカースパイシーハイボールが洗い流してくれる。

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嵐のように。

月とうつわとウイスキー〜過去・現在・未来を語る十五夜〜

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能を大成した世阿弥が残した言葉に「離見の見」というものがある。

これは、目は前を見て、心は後ろに置くということで「客観的に自分を見ることが大事だ」という意味であり、見所(観客席)から見る自分の姿を常に意識し、見所同心、客席と一体となるように考えてやらなければならない。自分だけで勝手に盛り上がってもダメだということらしい。

 

平成最後の十五夜の9月24日、お月見をしながらうつわとウイスキーを愛でる会をしようと企画した。

6月頃から計画し、共催のSIONE 河原尚子さんとミーティングを重ねた。

会場の下見をし、宣材写真もたくさん撮った。

1カ月前からイベントページをオープンし、参加者がなかなか集まらないことにヤキモキしながらも、月に見たてる用の丸氷も量産していった。

scotchhayama.hatenablog.com

 

おかげさまで11名の方に参加いただけることとなった。

 

会に臨むにあたって、「離見の見」を意識した。

我を出す「我見」ではなく、常にお客様の目線「離見」を意識する。

 

 

用意したウイスキーは三種類

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ラフロイグセレクトカスク

ハイランドパーク12年ヴァイキングオナー

グレングラント10年

 

おつまみはスイーツプレート

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旬野菜のピクルス、シナモンのパウンドケーキ、カカオマジックのチョコレート「麻炭マジック

Magic 5 <Spirit / 精霊 > 麻炭ブラック
「神々の食べ物」と言われるカカオと、
日本に於ける聖なる植物「麻」の炭を配合した麻炭ブラックは、
チョコレートの味を全く新しいものに変身させます。
苦味ではなく深みのあるシンプルな味わい。
カカオに宿る精霊を感じ、自身の精神性を高めるために。

 

 

合わせるうつわも三種

 

タンブラーは海をイメージしたものを用意してもらい、ラフロイグハイボールを注ぐ。

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今、ハイボール

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ハイボールは今を感じられる酒。

氷を詰めたうつわにラフロイグを注ぎ、炭酸水をゆっくりと注ぐ。愛を込めて。

泡がパチパチと弾け、鮮烈な香りを感じながら注ぎたてを飲む。

「今、この一瞬を生きている」と味わう。

最高の一口目を味わった後は、旬野菜のピクルスの酸味と苦味と共に楽しむ。

 

 

次のうつわはWAN

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今回はこのWANを使いたいというインスピレーションから始まった。

このWANに丸い氷を入れ、ウイスキーを注ぐことで月に見立てる。

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アイスピックで角氷を丸くする。

きれいな丸にはならなかったけれど、でこぼこが月っぽくていいんじゃないかと。

 

一杯じゃ丸い氷がもったいないと、おかわりする人が多かった。

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過去、ロック

月の遠さを感じながら、少し過去の月光を目にすることを意識した。

合わせるウイスキーはハイランドパーク12年ヴァイキングオナー。

古のヴァイキングの文様が美しいボトルを愛でながら。

美空ひばりの「愛燦々」

過去達は優しく睫毛に憩う

 このフレーズが好きだ。

目を閉じて思い出していると睫毛に憩う過去達。

そんな体験をしてほしいと思いつつ、丸い氷をステアしてロックを作った。

 

 

最後はミニカップにストレートを注ぐ。グレングラント10年。スペイサイドの華やかな森の香りを感じてもらいたい。

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未来、ストレート

一日の終わりに飲むストレート。

明日への希望。人待ち顔して微笑む未来。

 

参加者11名は皆さん微笑みをプレゼントしてくれた。

 

そして僕の未来も続いていく。