4年ぶりのTEDxKyoto
コロナ禍で延期になり、各地のTEDxも徐々に復活しだして満を持しての開催。
今回はIn-Kindパートナーとして参加することになった。
ロゴは名刺作った時のaiファイルを渡した。
副業でBARをやりはじめて9カ月。お店の宣伝も兼ねてチラシも作って持ってきた。
ウイスキー達の出番は18時からのアフターパーティからなので、それまでは交流したりセッションを聴いたり楽しもうと思った。
久しぶりに会う人たち、TEDx関係の仲間たち、他のパートナー企業の方々、たくさんの人との交流。なんだかとても懐かしい。
ひとしきり交流した後にカンファレンス会場に入る。
これまでは会場外のスタッフを長年やっていたので、しっかりステージを見るのは初めて。
前のほうの席に座る。ステージの左手に位置する。
セッション1が始まる。
まずはパフォーマーとしてコジコセさん演奏によるハンドパンと"おりん"の調和を楽しむ。
最初のスピーカーはウスビ・サコ先生
めちゃめちゃ流量な日本語と関西弁で喋る。20年以上日本にいて経験したことをユニークにお話していた。
印象に残ったのはダイアログの問いかけ
私は何者か?
あなたは何者か?
我々は何者か?
何かにカテゴライズしないと不安になる人に刺さるかもしれない。
二人目は越 直美さん
苦労してなった弁護士で海外のオフィスで働いていた時に感じた違和感を地元の大津で市長になることで解決していった。
精力的に活動する原典となったのが友人からの2つのアドバイスだった。
「迷うということは選択肢があること」
「あなたがやりたいこと、あなたにしか出来ないことをやるべき」
良い友人を持つということは勇気をもって人生を歩めるのだなぁ。
三人目は写真家のジョン・アイナーセン
英語だったので同時通訳機を使ってみる。
ガンで入院し病院のカーテンを撮った。何枚も。人が来れば揺れるカーテン。時間帯や季節によって色合いが変わるカーテン。
意識をして写真を撮れば世の中の見え方が変わるかもしれない。
休憩中に僕も写真を撮ってみた。
最近はSNSにアップして「いいね!」が欲しいから撮っていたけど、水面が面白いから撮った。自分と石畳と水面と木々と山々と空と境界が続く。思いを馳せる。
ブレイク1は少し長めだったのでお茶やお菓子のブースが盛況だった。僕もたくさんの人たちとお話をする。Ideas worth spreading.
セッション2はK fam & K saaiの2組のダンスチームによるダンスから始まる。
K saaiはキッズのダンスチームでペットの殺処分問題をテーマにした踊りを力強く踊っていた。
K famは帽子を目深にかぶってスカートを揺らしながら平和への祈りを込めた踊りを踊っていた。短時間でも伝わる。
次のスピーカーは、一ノ瀬メイさん
水泳のパラリンピアンとして長年活躍してきた。
その中での不安や葛藤を勇気をもって話してくれた。
英語で話していたので同時通訳機を使っていたが、惹きつけられた。
メイさんの話の中でも「私は何者か?」という問いが出てきた。
障害とは何だろう?と考えさせられた。
桂川 孝裕さんは亀岡市職員から市議を経て市長になってからも一貫してプラスチックごみ問題の解決に向けて前に進んでいる。
京都・嵐山の有名な観光「保津川下り」でプラスチックごみが景観を損ねていることがきっかけとのこと。
何がきっかけで情熱を持てるか分からないから色々と行動することが大事だと思った。
リア・カッツ・ヘルナンデスさんは聴覚障がい者で手話で発表された。
リアさんの前には彼女の手話を英語に翻訳するサポートの女性が英語を話していた。
僕は同時通訳機を通してその英語を日本語にしてリアさんのトークを聴いた。
リアさんの手話はとてもスムーズで軽快にお話していた。
手話を英語で話す女性も聞き心地の良い英語を話していた。
同時通訳から聞こえる日本語を話す女性も淀みなく話していた。
僕は何の障害もなくリアさんのトークを聴くことができた。
これはとてもすごいことだと終始感動していた。
トーク自体も素晴らしいものだった。
トークが終わったら即座に立ちあがり手話でスタンディングオベーションをした。
両手を高く上げて手のひらを振り振りした。
とても貴重な経験だった。リアさんのトークがアーカイブ化されるのが楽しみだ。
ブレイク2からアフターパーティの準備に入る。残念ながらセッション3は視聴できないので後日アーカイブを観ることにする。
今回持ってきたのはこの4本
カティ・サークは僕の一番好きなブレンデッド・スコッチで振る舞い酒として最初に提供する。
その次はグレン・フィディック12年。世界で一番売れているシングルモルト・スコッチだ。
3本目は今回のテーマ"Together"にちなんでダルウィニー15年を持ってきた。ダルウィニー"Dalwhinnie"はスコットランド古語のゲール語で「集会所」という意味。みんなで一緒に集まって飲むには最適だ。
4本目は僕が将来なりたいラフロイグ10年。昨今の原酒不足でどんどん手が出にくい価格になっているが奮発した。飲める時に飲もう。
外のお庭を借景としてハイボールを出す。
グラスは国際会館からレンタル。限定50個。
杯数は100杯ちょっと。
アフターパーティが始まる。やはり600人規模はすごい。
事前に宣伝していたので真っ先に僕のブースに来てくれた人も多かった。
幸運にも4杯飲めるね。
まずはカティ・サーク。さっぱり飲みやすく料理にも合わせやすい。
グレン・フィディック12年も同様に軽く飲める。
ダルウィニー15年は焼き芋と合わせると美味い。
ラフロイグ10年は高いので、最後まで来てくれた人だけに提供する。それでも少ししか残らなかった。
あっという間の2時間。お客さんは途切れず、リピーターも多かった。
やはりお客さんが喜んでくれるのが何より嬉しい。
そしてウイスキーとTogetherしていることも嬉しい。
これからもウイスキーと共に歩んでいきたい。