学びと食、ときどきランニング

ウイスキーマエストロによるIdeas worth spreading

TEDxKyoto 2023 "Together" にパートナーとして参加して思ったこと

 

4年ぶりのTEDxKyoto

コロナ禍で延期になり、各地のTEDxも徐々に復活しだして満を持しての開催。

tedxkyoto.com

 

今回はIn-Kindパートナーとして参加することになった。

パーティーの時にハイボールを提供する。

 

ロゴは名刺作った時のaiファイルを渡した。

 

副業でBARをやりはじめて9カ月。お店の宣伝も兼ねてチラシも作って持ってきた。

 

ウイスキー達の出番は18時からのアフターパーティからなので、それまでは交流したりセッションを聴いたり楽しもうと思った。

 

久しぶりに会う人たち、TEDx関係の仲間たち、他のパートナー企業の方々、たくさんの人との交流。なんだかとても懐かしい。

 

ひとしきり交流した後にカンファレンス会場に入る。

これまでは会場外のスタッフを長年やっていたので、しっかりステージを見るのは初めて。

前のほうの席に座る。ステージの左手に位置する。

 

セッション1が始まる。
まずはパフォーマーとしてコジコセさん演奏によるハンドパンと"おりん"の調和を楽しむ。

 

最初のスピーカーはウスビ・サコ先生

めちゃめちゃ流量な日本語と関西弁で喋る。20年以上日本にいて経験したことをユニークにお話していた。

印象に残ったのはダイアログの問いかけ

私は何者か?

あなたは何者か?

我々は何者か?

何かにカテゴライズしないと不安になる人に刺さるかもしれない。

 

二人目は越 直美さん

苦労してなった弁護士で海外のオフィスで働いていた時に感じた違和感を地元の大津で市長になることで解決していった。

精力的に活動する原典となったのが友人からの2つのアドバイスだった。

「迷うということは選択肢があること」

「あなたがやりたいこと、あなたにしか出来ないことをやるべき」

良い友人を持つということは勇気をもって人生を歩めるのだなぁ。

 

三人目は写真家のジョン・アイナーセン

英語だったので同時通訳機を使ってみる。

ガンで入院し病院のカーテンを撮った。何枚も。人が来れば揺れるカーテン。時間帯や季節によって色合いが変わるカーテン。

意識をして写真を撮れば世の中の見え方が変わるかもしれない。

休憩中に僕も写真を撮ってみた。

最近はSNSにアップして「いいね!」が欲しいから撮っていたけど、水面が面白いから撮った。自分と石畳と水面と木々と山々と空と境界が続く。思いを馳せる。

 

ブレイク1は少し長めだったのでお茶やお菓子のブースが盛況だった。僕もたくさんの人たちとお話をする。Ideas worth spreading.

 

セッション2はK fam & K saaiの2組のダンスチームによるダンスから始まる。

K saaiはキッズのダンスチームでペットの殺処分問題をテーマにした踊りを力強く踊っていた。

K famは帽子を目深にかぶってスカートを揺らしながら平和への祈りを込めた踊りを踊っていた。短時間でも伝わる。

 

次のスピーカーは、一ノ瀬メイさん

水泳のパラリンピアンとして長年活躍してきた。

その中での不安や葛藤を勇気をもって話してくれた。

英語で話していたので同時通訳機を使っていたが、惹きつけられた。

メイさんの話の中でも「私は何者か?」という問いが出てきた。

障害とは何だろう?と考えさせられた。

 

桂川 孝裕さんは亀岡市職員から市議を経て市長になってからも一貫してプラスチックごみ問題の解決に向けて前に進んでいる。

京都・嵐山の有名な観光「保津川下り」でプラスチックごみが景観を損ねていることがきっかけとのこと。

何がきっかけで情熱を持てるか分からないから色々と行動することが大事だと思った。

 

リア・カッツ・ヘルナンデスさんは聴覚障がい者で手話で発表された。

リアさんの前には彼女の手話を英語に翻訳するサポートの女性が英語を話していた。

僕は同時通訳機を通してその英語を日本語にしてリアさんのトークを聴いた。

リアさんの手話はとてもスムーズで軽快にお話していた。

手話を英語で話す女性も聞き心地の良い英語を話していた。

同時通訳から聞こえる日本語を話す女性も淀みなく話していた。

僕は何の障害もなくリアさんのトークを聴くことができた。

これはとてもすごいことだと終始感動していた。

トーク自体も素晴らしいものだった。

トークが終わったら即座に立ちあがり手話でスタンディングオベーションをした。

両手を高く上げて手のひらを振り振りした。

とても貴重な経験だった。リアさんのトークアーカイブ化されるのが楽しみだ。

 

ブレイク2からアフターパーティの準備に入る。残念ながらセッション3は視聴できないので後日アーカイブを観ることにする。

 

今回持ってきたのはこの4本

カティ・サークは僕の一番好きなブレンデッド・スコッチで振る舞い酒として最初に提供する。

その次はグレン・フィディック12年。世界で一番売れているシングルモルト・スコッチだ。

3本目は今回のテーマ"Together"にちなんでダルウィニー15年を持ってきた。ダルウィニー"Dalwhinnie"はスコットランド古語のゲール語で「集会所」という意味。みんなで一緒に集まって飲むには最適だ。

4本目は僕が将来なりたいラフロイグ10年。昨今の原酒不足でどんどん手が出にくい価格になっているが奮発した。飲める時に飲もう。

 

 

外のお庭を借景としてハイボールを出す。

グラスは国際会館からレンタル。限定50個。

杯数は100杯ちょっと。

 

アフターパーティが始まる。やはり600人規模はすごい。

 

事前に宣伝していたので真っ先に僕のブースに来てくれた人も多かった。

幸運にも4杯飲めるね。

 

まずはカティ・サーク。さっぱり飲みやすく料理にも合わせやすい。

グレン・フィディック12年も同様に軽く飲める。

ダルウィニー15年は焼き芋と合わせると美味い。

 

ラフロイグ10年は高いので、最後まで来てくれた人だけに提供する。それでも少ししか残らなかった。

 

あっという間の2時間。お客さんは途切れず、リピーターも多かった。

やはりお客さんが喜んでくれるのが何より嬉しい。

そしてウイスキーとTogetherしていることも嬉しい。

 

これからもウイスキーと共に歩んでいきたい。

TEDxYouth@Kumamotoに参加した記録

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オーガナイザーのトトちゃんに誘われて気軽に参加したらスタッフ枠だったの

フードのスタッフということで前日の午後から会場入り

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前日の段取り聞いたらウェルカムパーティで馬刺しを出すとのことで盛り付けを良い感じにしようと大葉と生姜&にんにくチューブを買い出しに行く

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大袋が3袋でその中に小袋が4種20袋

それらを良い感じに盛り付ける

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辛子蓮根も適当にカットして盛り付ける

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持参したウイスキーは2種

ラフロイグセレクトカスクとグレングラント

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馬刺しには別のウイスキーの方が良かったかも

でもグレングラントはコストコのチーズケーキにめちゃ合った

 

前日はそれなりに飲んで交流して楽しんだ

 

翌日は本番

パートナー企業の味千拉麺がめっちゃ提供してくれたので並べる

赤かったのでXで並べてみる

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13時からスタート

途中で1時間のブレイクタイム

いろんな惣菜が入ったにしめ万十を蒸して出す

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いきなり団子も蒸して出す

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蒸して食べるとモチモチで美味い

 

いい感じでいろんな人と交流した

 

アフターパーティー会場へ移動

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熊本城が見えるホテルのレストランで

 

熊本なので焼酎のブースも充実

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そして私は買い足したウイスキーと共にハイボールコーナーを構える

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学生や大人や熊本内外の人たちと色々な話を楽しむ

それがTEDx

 

貴重な体験をさせてくれてありがとう

TEDxKUA 2022「冒険と実験」からのBARの開店

久しぶりに京都芸術大学に行った。

TEDxKUA(Kyoto University of the Arts)が開催されるから。

https://www.tedxkua.com/

 

尊敬する先輩であり、友達であり、愛すべきおっちゃんのmasaさんが芸大の学生たちと何かおもろいことをやるんだったら、1部しか参加できないけど行こう!と決意したのだ。

その日の夜に開店するBARの宣伝も兼ねてたけど。

riverside-cafe.jp

 

エレベーターを上がって人間館へ

矢印に従って進む。会場の春秋館の場所は知ってるけど。

 

12:30に受付開始。いつものノリさんがいる。

他にもTEDx関係の知ってる面々に会う。

 

名札には名前と話したいテーマについて書いてと言われたのでもちろんウイスキーと書く。

 

スピーカーパネルが並ぶ。

 

春秋座は歌舞伎も楽しめるように舞台設計されている。立川志の輔もよく演るので聴きに来ている。

立川志の輔 独演会2022 - 京都芸術劇場 春秋座 studio21

 

開場までパートナーブースを見学する。

金箔をTEDxKUAステッカーに転写するデモをやっていた。

 

好きな色のシートを選んでステッカーに重ねてラミネートする。

僕はウイスキーをイメージしてシートを選んで並べた。

 

13:30からセッション1が始まる。

 

和太鼓の演奏からスタート。

男女12名くらいが大きいのから小さいのまで太鼓を叩く。

高音と低音

男と女

筋肉としなやかさ

原始のリズムを感じる。

大学の和太鼓サークルだそうで、30年近くの歴史があるとのこと。

代々受け継いできた曲を今の代でアレンジして冒険した演奏だった。

 

スピーカーのトップバッターはプロGPSランナーの志水さん

個人的にはこの話が一番ぐっと来た。

学校の先生をしていたけど、あることがきっかけでプロのGPSランナーになることに。

周囲からは反対されたけど、自分の人生のミッション「“競わない”ランニング文化を創ること」を広げると決めた。

コロナ禍で収入的にピンチになったけど、志水さんらしいSOSの発信で乗り越えた。

とても素敵な笑顔で熱く想いを語る姿に感動した。

僕も副業でやっているBARが人生のミッション「ウイスキーの素晴らしさを広める」なので、その道を突き進みたいと思った。

志水さんが話し終わると、たぶん僕ひとりだけどスタンディングオベーションをした。

 

 

二人目のスピーカーは料理人の山田さん

お母さんの厳しい教育で、外の世界に目を向けるようになった。

コロナ禍で飲食業界はどこも苦労していた。

山田さんのアイデアが広がった。

想いを共にする仲間と大きなことをする楽しさを感じた。

僕も副業で飲食業をやっているのでアイデアや考え方が参考になった。

 

三人目のスピーカーは馬方の岩間さん

イギリスのチャールズ皇太子(現国王)主催の馬搬技術コンテスト・シングル部門で、 日本人として初優勝。そこから世界に活動のフィールドが広がる。

パリと地元・岩手を繋ぐ活動は素敵だった。

終始ユーモアあふれる話し方で楽しめた。

 

 

ブレイクタイムは1時間。

TEDxな人たちと話すのはもちろん、初めましての人とも交流した。

スピーカーの志水さんにも感動を伝えられた。

 

アクティビティとして、「あなたにとって冒険と実験とは何か」というのをやった。

もちろんウイスキーなのだけど、他の人にも分かるように抽象化する練習をしている。

僕の冒険と実験は「お気に入りを見つけるお手伝い」である。

僕はウイスキーの中ではラフロイグ10年が最も好きで、将来はラフロイグ10年になりたいくらいである。というかもう半分くらいラフロイグ10年になっている。

そのように愛する作品を人生の中で1つでも見つけられれば、その後の人生はどんな困難があっても乗り越えられるかもしれない。そんなことを伝えていきたい。

ウイスキーに限らず、漫画でもアニメでもいい。仕事や人間関係で疲れた時に癒しとなる存在、パートナーと言っても過言でないものを見つけ、それを味わい、深めていくと人生がより豊かになる。僕はそう信じている。

 

僕の言葉や思いは誰かに伝わり、行動の変化を促すだろう。

 

BARの開店準備があるのでみんなに別れを告げて会場をあとにした。

 

買い出しをしてポテサラを仕込み、看板を出した。

前週がノーゲストだったので恐る恐る開店した。

 

早い時間に2名、常連さんが来てくれた。

水割りを何杯かときゅうりとわかめの酢の物、ツナマヨナポリタンを注文いただいた。

 

TEDxKUAでカメラマンしてた友達も来てくれた。

ナポリタンセットを注文してくれた。

 

近所に住む友達も何度目かの来店。パートナーがTEDxKUAでスタッフをやっているので待ち合わせとのこと。酢の物とポテサラとナポリタンを出す。

 

その後もTEDx関係者やTEDxKUAに参加していた友達が続々と集まった。有難し。

 

masaさんとスピーカーさん達も何人か来てくれた。有難し。

 

ハイボールをたくさん作り、ノンアルハイボールも作り、おつまみを適当に出す。

板わさ、ポテサラ、肉、ニラ玉、ナポリタン

 

masaさん達はお疲れなので早めに帰った。

残ったTEDxKUAメンバーで楽しそうにお喋りしてるのを横目で見ながらハイボールやおつまみを作る。

枡の可能性について話していた。僕もウイスキーの観点から枡×ウイスキーについてアイデアを話した。

枡の木の香りを後付けにしてウイスキーを飲む。同じウイスキーを注ぎつづけて専用の枡を作る。ラフロイグ専用枡。枡の内側を焦がすと樽と同様にバニラっぽい香りが出るかもしれない。などなど。

枡の話をしてた人は枡×NFTをやってるらしい。世の中には面白い人がたくさんいる。

note.com

 

最期のほうはお会計も適当になったけど、まぁいいや。チップも弾んでくれたっぽい。

7月からBARやってきて3番目の売上となった。有難し。

 

誰もいなくなった店でしばらくボーっとする。

 

片づけは早く終わったけど、疲労感がすごかった。

まぁこんな日もあっていいよね。祭だよね。

TEDxKobe 2022 回遊の仕方

TEDxKobe 2022が終わった。

今年のテーマは「回遊」

 

これまではパーティシパント(トークを視聴する人)として参加してたけど、コロナ禍もあって久しぶりのリアル開催だからスタッフとしてガッツリ関わろうと思った。

どのチームに参加したいか希望を聞かれたので、これまで経験の無かったステージチームに入ることにした。

 

3ヶ月前くらいからミーティングに参加し、登壇者を誰にするか議論を重ねた。

 

黒島さんは別のオンラインコミュニティで知り合い、お話が興味深かったので推薦してみた。

 

その後、紆余曲折あったけど、黒島さんの登壇が決まった。

 

2ヶ月前のオンラインリハで初稿を話してもらい、スタッフから様々なフィードバックをもらう。

 

大事なのはスルーライン。

スルーラインとはトークを表す文章のこと。18分で何が言いたいのか、伝えたいアイデアのこと。

「TED Talks」公式本に詳しく書いてある。

 

黒島さんのスルーラインはいろいろと変化していった。最終的には次のようになった。

 

おもしろい未来を見たいなら、毎日の「食事」を意識的に遊ぼう

 

1ヶ月前リハを経て、発表練習を重ねる。どんどん良くなっていく。

 

並行して他のスピーカーさんのフォローもする。メイン担当が入れない時にZoomミーティングを立ち上げ、スピーカーさんの話を聞く。

異なる切り口でフィードバックし、新た発見につなげる。

不安を取り除くための情報を提供する。

出過ぎない。控えめに、時に自然体で関わる。

 

最後の1ヶ月は毎日のようにオンライン会議をしていた。いろんなことがクリアになっていく。

 

スライドやスクリプトの完成原稿を格納していく。

著作権に問題がないかチェックする。

 

多くのスタッフが自律的に動く。

任せるところは全面的に任せ、自分の役割に集中して洗練させていく。

ほころびを見つけたら早めに対処する。

 

前日リハ

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はじめて会場を見る。

ステージと交流会の場所をチェックする。

当日のスケジュールを見て動きをシミュレーションする。

 

黒島さんが到着する。

リアルでお会いするのは初めてだが、やはり笑顔が素敵な人だ。握手を求められ応じる。リアルだ。

 

前日リハは機材やトークも諸々のトラブルがあった。全てクリアしていきたい。

 

前夜祭ではスタッフと登壇者の皆さん、パートナー企業の方々と交流した。場所は当日のアフターパーティと同じなので使い勝手や動線の確認にもなる。

調子に乗ってちょっと飲みすぎた。

 

二日酔いで頭痛を抱えながら迎えた当日。

 

細々としたタスクを進め、適宜休憩する。

 

登壇者の皆さんが到着する。

控室にご案内し、お昼ごはんを取っていただく。

皆さん仲良くお弁当を食べている姿を見て、成功を確信する。

 

会場にパーティシパントが集まってくる。各地のTEDxの人たちもたくさん来てた。少し交流。

 

開場し、パーティシパントがホールに座っていく。

 

黒島さんは2番目の登壇、スピーカーとしては1番目なので開始5分前にスタンバイする。

ヘッドセットを付けていただき、TEDxKobe 代表・舟橋さんのオープニングトークとSHUさんのハンドパンの演奏を舞台袖で聴く。

 

舟橋さんから名前を呼ばれ、登壇して黒島さんの呼び込みをする。

 

黒島さんは醤油の魅力を伝える人です。
​​私は黒島さんのお話を聞いて、興味がわいて、おススメの醤油を何本か買ってみました。
​​いろんな醤油があって、色や香り、味が全然違うんです。
​​普段何気なく使っていた醤油って「こんなに変わるんだ!」と感動してしまいました。
​​ぜひ皆さんにもこの感動を味わっていただきたいのです。
​​だからまずは黒島さんのお話を聞いてください。

 

それではお迎えしましょう。

 

黒島慶子さんです。

 

ちゃんと呼び込みを言えてほっとしながら舞台を降りる。

黒島さんが登壇する。

 

最前列の席に移動し、黒島さんのトークを見守る。

 

スライド送りができないトラブルが起きる。会場の拍手が応援となりトラブルが解消される。温かい雰囲気。パーティシパントすごい。みんなでTEDxKobeを作り上げてる。

 

黒島さんのお話を聴きながら、いろいろな感情が込み上がってきた。一緒に作ってきたトークがみんなに届け!と思う。子どもが初めて立った時の感情に似ている。

 

無事に黒島さんのトークが終わる。

一番に立ち上がり、スタンディングオベーション

他のパーティシパントも続く。

万雷の拍手。心地よい。

 

舟橋さん登場し、質問する。

黒島さんの回答が素敵。

この後のブレイクでより聞きたくなる内容。

 

その後のスピーカーさんたちのトークも無事に進む。何度も聞いてるけど本番はやっぱり違う。毎回スタンディングオベーション

 

ブレイクでは醤油コーナーを用意して醤油の違いを目で見て楽しんでもらう。トークのフィードバックを直接聞けるのは良い。醤油で遊ぼう。

 

午後からはテックチームに混じって登壇者に見せる用のスライドやタイマーの表示を切り替える。

前日リハで登壇者からもらった要望に応えられるように集中して操作する。

 

最後の首藤さんのトークが終わる。泣きそうになる。登壇順も議論を重ねて決めたけど、すごくとっても良かった。

 

スタッフの集合写真も混じらせてもらえることに。テックブースから駆け降りる。黒島さんの後ろに位置どり、Xポーズで記念撮影。

 

片付けは他のスタッフに任せ、登壇者の皆さんと一緒にアフターパーティ会場へ。

 

会場でも醤油コーナーがセットされていることを確認し、黒島さんを誘導。ここでは香りも楽しめるように黒島さんが持参した白い皿やお猪口に醤油を移す。

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代わる代わるパーティシパントが来て黒島さんに質問する。醤油の魅力が伝わっていく。

 

他の登壇者の方々も寂しく過ごしてないか何となく気にしながら過ごす。

ほど良いカオス。

 

アフターパーティ後のスタッフお疲れ会にも黒島さんはじめ登壇者の多くが残り交流。醤油本のサイン会も開かれていた。

 

全てが終わり、黒島さんをお見送り。

 

全てが終わった。

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まだふわふわしてるけど、ありがとうTEDxKobe

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楽しかったよ!

【全11回】SINIC理論の小ネタ2「温故知新」

今回はSINIC理論の開発経緯に関する記述の序文に書かれていた文章を共有します。
日本人の特徴を鋭く見抜いていて面白いです。
 
日本人は本来、直観力が鋭い、しかし、問題をシステム化して、客観化し、コミュニケーションによって個人の意識レベルから、集団の問題意識のレベルへアウフヘーベン止揚)することが苦手である。はじめから誰でもわかりきった問題とか、比較的簡単な問題ならば、暗黙のうちにコンセンサス(合意)に達するのもよい。しかし、ドル・ショックにみられるような予断の許さない複雑な問題については、システム分析によって、問題の核心をはっきりととらえ、その解決策を見出していくことが、やっかいではあるが、是非とも必要である。
ただ、ここで注意しなければならない点は、問題というものが、そのとらえ方によって、その困難さと解決のしかたを決定してしまうことである。この問題のとらえ方であるが、問題を問題とする人の意識や認識による相異、格差によって表面上は客観化された内容も、意味が違ってくる。
そこで、人間の根本的な欲求とその行動パターンを、人間活動の飛跡である歴史に求め、かつ未来に向かって、創造的想像力を発揮することが必要とされる。つまり、現在を単に未来と過去の時系列的接点とするだけでなく、現在を過去の経験則(Experimental rule)と、未来の可能則(Possibility rule)とを統合化する思考空間の中の移動点であると考えることである。古くから東洋の賢人は、これを「温故知新」と云っている。
 
 
温故知新といえばTEDxKyoto2014のテーマですね。SpeakerのTalkを観たら何か気づきが得られるかもしれません。

tedxkyoto.com

 

次回はSINIC理論を発表した創業者の三男・立石義雄さんについて紹介します。

 

前回はこちら。

 

scotchhayama.hatenablog.com