学びと食、ときどきランニング

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わが子をみて思う、兄の優しさと弟の主張

僕は4つ上のお兄ちゃんがいる。

 

お兄ちゃんは僕の憧れだった。

いつも僕より強くて面白くて、楽しそうなことをしていた。

いつも僕はお兄ちゃんを追いかけてた。

同い年の子と遊ぶより、お兄ちゃんのグループと壁ホールをしたり三角ベースをしたりするのが楽しかった。僕はいつも”ままこ”だったけど。

 

お兄ちゃんとケンカしたらいつも泣かされてた。

お兄ちゃんから殴られたり蹴られたり無視されたりしたらいつも泣いていた。

大きな声で泣いてお母さんを呼んでいた。

お母さんが来てくれるまで泣いていた。

ずっとお母さんが来てくれなくてヒックヒックなってることもしょっちゅうあった。

 

 

最近、僕の息子たち兄弟をみていて、あの頃の僕を思い出す。

9歳のお兄ちゃんと4歳の弟。それが僕の息子たち。

 

お兄ちゃんは小さい頃から全く手がかからなくて、おとなしい子だった。

工作を一人でもくもくと作ったり、僕の絵本の真似をして描いたり、芸術肌。

ゲームも得意でたまに僕も負けることがある。

 

弟はとにかくワガママで手がかかる。4歳になっても変わらない。

自分の気に入らないことがあるとすぐに大声で喚き、泣く。

でも掃除のおばちゃんとかにも大きな声で挨拶して可愛がられる。

お兄ちゃんが大好きでお兄ちゃんの真似ばかりしてる。

お兄ちゃんとケンカして泣かされて、本当は自分が悪くても「お兄ちゃんが悪い」と言いつける。

ママやお姉ちゃんがイイコイイコしてくれるまで泣いている。

 

たまにお兄ちゃんは弟を泣かしたことで怒られてる。

僕は、そんなお兄ちゃんの味方をすることが多かったんだけど、

4歳の頃の僕は、きっと弟の気持ちがよく分かるんだろうなと、ふと思った。

 

お兄ちゃんは優しい。

でも、弟は「僕はお兄ちゃんみたいに出来るんだ!すごいんだ!」ってことを主張したいんだよね。