学びと食、ときどきランニング

ウイスキーマエストロによるIdeas worth spreading

天狼院ライティング講座を受けて『ワンピース』のあのセリフを思い出した

”天狼院書店”

 

その言葉を目にしたのは約1年前。

 

京都・鴨川のゴミ拾いボランティアで知り合ったS君のFacebookの投稿だった。

「今度から俳優やります。この映画と舞台の両方に出演します」

【3/22豊島公会堂】映画/演劇『世界で一番美しい死体〜天狼院殺人事件〜』同時上映・上演《チケット販売サイト》 - 天狼院書店

 

天狼院書店?書店が映画と演劇??

まったく訳がわからなかった。

 

次に目にしたのは、創刊当初から愛読しているWEBコンテンツ「ほぼ日」だった。

www.1101.com

このときは、あまり真剣に記事を読んでなくて、「変わった本屋なんだなぁ」という印象しかなかった。

 

そして2016年になり、Facebook上でたまたま天狼院書店が開催するイベントを見つけた。

【京都1/14Thu天狼院ライティング・ラボ】なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか? ついに天狼院ライティングの極意「ABCユニット」が作家を生む! 人生を変えるライティング講座、京都上洛!テーマ「マーケティングで最も重要なのはライティングである」《初めての方大歓迎》 | Facebook

 

タイトル長い!

でも、本文を読むと、やっぱり長い!

そしてかなり煽ってる。

Facebookの「いいね!」が実に6万6千超!もはや、桁違い。ぶっちゃけますと、この1記事で、なんと、170万PV以上のアクセスがありました。

http://tenro-in.com/writing/9554

なんと、はてなブックマークが「287ユーザーズ」!

http://b.hatena.ne.jp/entry.touch/blog.livedoor.jp/otomarizm/archives/21640744.html

気になる。すげー気になる。そして日程的に行ける。

でも2時間で5000円はちょっと高い。

でも、だんだん、行きたくなってきた。

 

なぜなら、僕はいまマーケティングの仕事をしていて、ライティングの勉強中なのだ。だから、今年はこのブログも毎日1記事は書くぞ!と決め、今日まで平均で3記事/日の投稿をしている。もっとライティング技術を磨いてPVを上げたいとも思っている。それが本業につながるからだ。

 

本業につながるんだ!貪欲に技術を吸収しようぜ!!そう決心し、申し込みをポチって5000円を入金した。Peatix万歳!

 

古い校舎を改装したような会場に入ると、スクール形式の机の配置、一番前の教壇席に見覚えのある顔があった。

ほぼ日のインタビューでも登場していた天狼院書店・店主の三浦崇典さんだった。

坊主にヒゲの顔立ちは一見恐そうだったが、立ち居振る舞いは柔和で、丁寧な話し方に安心し、僕は一番前の席に座った。

 

黒板を板書しながらの講義が始まった。

天狼院ライティング技術の根幹となる”ABCユニット”の説明。すごくすごくシンプルだった。

文章を書くのが苦手な僕でも、すぐに使えそうだと錯覚させてくれた。

板書されるキーワードだけでなく、三浦さんの一言一句を聞き漏らさないようにノートにメモしていった。1時間の講義で5ページ分のメモが出来上がっていた。

 

ライティング技術だけでなく、プロのライターとはどんなものかについても話してくれた。三浦さんは天狼院書店の店主であると同時にプロのライターでもある。これまで自著の出版だけでなく有名人のゴーストライターも数多く経験してきたという。自著であれば印税は10%、ゴーストライターでも5%ほどはもらえるという。初版6000部の1,700円の本であれば、6000×1700×0.1=102万円となる。

 

続いて、課題文を使ったワークショップの時間にうつる。

休憩時間に課題文を読んだ。紹介されている糸井重里秘本を是非とも買いたくなった。

tenro-in.com

この4516字の記事は三浦さんがミーティングの合間の40分で書いたものらしい。

これ1本で総額320万円超の売り上げとなったそうだ。40分で320万円。ものすごい。これがプロのライターというものか。

 

課題文を読み込んでみんなで分析することで、”ABCユニット”がいかに有効に使われているかが分かった。僕も真似したいと思った。

 

あっというまの2時間が経ち、最後に今回の参加特典を教えてもらった。

天狼院書店が開催している「メディアグランプリ」のチャレンジ権だった。

【メディアグランプリ 6th Season 第1戦 (12/28~1/3)】 - 天狼院書店

三浦さん自らも参戦し、書店のスタッフだけでなく、ライティングゼミ生も記事を投稿しPV数を競うというものだ。

 

三浦さんはニヤッと笑いながら言った。

「このメディアグランプリで僕より上位になれば、それはもうプロですよ。なぜなら僕のとっておきのライティング技術を教えているんですから。コツを掴めばすぐに僕より上手い文章をかけます。実際、ランキングを見てもらえば分かりますが、僕の記事よりスタッフやゼミ生のほうが人気なんですから」

 

僕は三浦さんのヒゲ面を見ながら、ワンピース1巻の冒頭で”海賊王”ゴール・D・ロジャーが言った、処刑間際のセリフを思い出していた。

「おれの財宝か?欲しけりゃくれてやるぜ・・・探してみろ。この世の全てをそこに置いてきた」

 

僕はこの2時間で天狼院ライティング技術の財宝ともいえる”ABCユニット”を手に入れた。ワンピースの”悪魔の実”の能力のように”ABCユニット”を使いこなし、強力なライバルに立ち向かおうと決意した。

 

 

「プロのライターにおれはなる!!!!」

 

 

 

ちなみに、来月も京都で別バージョンのライティング講座が開催されるそうです。

京都天狼院は3月オープン予定とのこと。楽しみだ!