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学びと食、ときどきランニング

ウイスキーマエストロによるIdeas worth spreading

パパ、エキスポシティのポケモンのところにいこうよ!

育児

「ねぇパパ」

「ん、なぁに?」

「あしたさー、え・き・す・ぽ・してぃのー、あの、ぽけもんのところにいこうよー!」

 

金曜日の夜の息子との会話である。

明日は小学生が土曜授業で妻が参観に行くというので、僕と4歳の末っ子はお留守番かお出かけか好きにすればいい、ということになった。

エキスポシティがオープンする時にニュースで「ポケモンEXPOジム」の映像を見てめっちゃ行きたがってた。その時は行けなかったけど、機会を狙っていたらしい。

「エキスポ」はまだ言い難いらしく、1文字ずつていねいにに発音している。

 

今朝、妻からこう言われた。

「ハルくんから寝る前にパパへの伝言を頼まれてて」

「あ、そうなん」

「エキスポシティに行ったらご飯食べるところもあるって聞いたからお腹すいたら行こうね、だって」

「あー、ポケモンのところでも何か食べれるらしいね」

 

いつもは8時くらいまで寝ている息子が起きてきた。髪は寝癖でグチャグチャでまぶしそうに目を細めている。というか寝ている目だ。

「ねぇ、パパ」

「おはよう!ハルくん」

「きょう、え・き・す・ぽ・してぃのポケモンのところ、いくよね」

「うん」

「もういく?」

「えー、まだはやいよー。車で1時間くらいで行けるから、9時過ぎに出よう」

「これ、わすれんでね」と息子がメモを見せる。何のポケモンで遊ぶか2人で決めていたのをメモしていたものだ。僕は微笑みながら「うん」と応えた。

 

朝ごはんを作り、小学生を送り出し、出発時刻までまだ1時間以上あったので、妻と息子と3人で洗濯物を干したり、お出かけの準備をしたりして過ごした。

車の中で見るDVD、ポケモンがゲットできるらしいのでソフトと3DS、お菓子、午後ティーを水筒に入れ、出発した。息子は終始興奮している。車の中ではかっぱえびせんをボリボリ食べながらDVDを見ていた。

 

オープン前に到着。駐車場はガラガラ。他のお客さんと一緒に5分ほど待った。

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寝癖はまだなおってない。

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店内を抜けて、外に出る。ニフレルが見えてきた。めっちゃ行列。その隣がポケモンだ。

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「見てー。ポケモンが見えてきたよー」

「え、どこどこ?」

4歳児は視野が狭い。もうちょっと近づいたらようやく気付いた。

 

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建物の中に入ると、たくさんのスタッフが笑顔を向けてきた。みんな同じ派手なウェアをきている。

 

エントランスで案内を受ける。

「カードでお支払いですか?現金でしたら右手の機械で並ばずに発行できます」

「カードで」

 

カードで支払うところに行くと、いろいろと説明を受ける。あまり覚えていないが、入場する際にイコカみたいなICカードを人数分購入する必要があるらしい。チャージ金額は購入時に選べる。息子用に2〜3種類で遊ぶ程度の2500円のものと、僕の分のチャージなしの500円のものを購入。

「色は青と赤の2種類から選べます。どちらがよろしいですか?」

「ハルくん、どっちがいい?」カードの見本を見せながら息子に聞いた。

「みずいろ」

「あー、じゃあこっちで」と青を指差しながらスタッフに言う。

「どちらも青でよろしいですか?」

「はい」

あとで、違う色にしておけば良かったとちょっと後悔。見分けがつかないので。

 

「じゃあ、ハルくんはこっちのカードを持って」と言って2500円のカードを渡す。

入場ゲートは駅の改札のようだ。タッチ&ゴー。ただし手動開閉方式。息子はとまどった表情ながらも、僕が手をとり、無事に入場。

 

入ってすぐのところに2つのブースが見える。奥のほうにあるのが”行きたいメモ”に書いてた「リザードンのバトルコロシアム」だった。開始時刻まで5分ほどあったので、2人で並ぼうとすると「中に入るのは大人の方も600円が必要です」とスタッフに注意を受けた。

「え、そうなの?」てっきり大人は付き添いだったら無料で入れると思ってた。

「ハルくん、これ2人で入るにはもうちょっとお金がかかるみたい。どうする?1人で入る」

「いやや」

まあ、そうだろう。4歳だし。

側にあった現金チャージの機械で僕のカードに1000円をチャージした。

「じゃあ、ハルくん2人でリザードン入る?」

「いやや」

不安そうな顔で息子が応えた。

 

ちょっと嫌な予感がした。

これまで映画館やサーカスに連れて行ったことがあったけど、室内が暗くてデカイ音がするところは怖いらしく、いずれも開始前に大泣きしてしまい、すぐに外に出ていたのだ。

今いるところはそんなに暗くないけど、音は結構大きかった。中に入ったらどうなるか分からない恐怖があるのだろう。

「じゃあ、2階に行ってみようか?他のも見て、どれに入るか決めよう」

2階に行くと、さらに3つのブースと、オープンスペースには400円で遊べる3つの体感型ゲームがあった。

 

「ハルくん、どうする?いろいろあるねー」

「でたい」

泣きそうな顔で僕の顔を見る。

僕はしゃがんでハルの目を見る。

「出たいんだ」

ハルがうなずく。

「でもね、ハルくん。ポケモンをゲットするためには中に入らないといけないらしいよ。パパも一緒に入ってあげるから。どう?大丈夫?」

「ゾ・・ゾロアークに入る」

ゾロアークも”行きたいメモ”に書いてあったやつだ。

僕らは「ゾロアークのちょい悪道場」と書かれたブースに並んだ。

「ハルくんと同じくらいの子も一人で入るみたいだね。大丈夫だよ」

ハルはぎゅっと僕の手を握りながらうなずく。

 

3分ほど待ったらドアが開いた。

お姉さんが案内してくれる。

中に入る。思ったより明るい。大丈夫そうだ。でも画面がでかい。念のため、一番後ろのシートに座る。

他の子は5人くらい。いずれも子供だけ。歳は年長さんから小学校低学年くらいだった。

ハルは僕の隣に座った。

 

画面が切り替わり、案内人のアニメーションが映し出された。元気な声で話すお兄さんキャラだ。ハルは僕にすがりつく。

ゾロアークが登場した。ハルは僕の上に乗り抱きついてきた。

ゾロアークだよ。かっこいいね。」

うなずくハル。

ゾロアークが”ひっかく”をやる。

「すごいね。強そう」

ハルうなずく。

「次はみんなも一緒にやるんだぞ」とゾロアークが声をかけ、

子供達が元気良く”ひっかく”をやる。

ハルも僕の膝の上でやる。上下右左にひっかく。ちょっと安心。

「次の技は”おしおき”だ。これは誰かが悪いことをした時にやる技だ。みんなが悪いと思うことって何だ?教えてくれ。悪いことを教えてくれるお友達は手を上げてくれ」

画面が切り替わり、客席が映される。僕らの前に座っている子たちが元気良く手をあげる。ハルは抱きついたまま。

「じゃあ、そこの黒い服の女の子言ってみろ。名前はなんて言うんだ?」

そうやってゾロアークは子供たちの名前と悪いことを聞いていった。一人ずつ順番に。

ハル以外の子達が全員答えた。ハルは僕に抱きついたまま。

僕は心の中で「ハルを指さないでくれゾロアーク」と思っていた。指されたらハルが泣き出すのは時間の問題だ。

 

「じゃあこれで修行は終りだ」ゾロアークは終了を告げてくれた。よかった。

ハルも泣かずに我慢できた。よかった。

 

ICカードを端末にかざして退場、その時にお姉さんからカードを渡された。DSのポケモンソフトでゾロアークがゲットできるシリアルナンバーが書いてある。ハルは笑顔だった。

 

無事に修行を終え、機嫌をよくしたハルと僕は二人で”行きたいメモ”の最後に書いてあった「ポケモンバトルボウリング」をした。僕らが体を傾けると同じほうに移動するポケモンたちを操ってピンを倒していくゲームだった。ハルをうまくナビゲートしながら何とかゴールできた。満足できた。

 

「じゃあ、もう出ようか」

1階に降り、退場ゲートをくぐると、お土産売り場になっていた。ポケモンのぬいぐるみがたくさんある。

ゾロアークないねー」

ゾロアークはー※△⚪︎$」

「そうなんやー」

適当に相槌をうちながら、安いお土産を物色する。

「ハルくん鉛筆はどう?」僕は2本で157円の鉛筆を指差した。

「あー、じゃあこれがいい」とサトシゲッコウガの5本セットを指差すハル。

367円。まぁいいか。

 

お土産売り場の横はドリンクスタンドだ。

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ICカードにチャージした残金はドリンクスタンドでも使えると最初の案内で聞いていたので、ここでお昼ごはんを買うことにした。

「おなかすいたー」

「はいはい。ちょっと待ってねー」

カウンターに行くとメニューを渡してくれた。

「ハルはどれがいい?」

「これ」と即決で”カイリキーの⚪︎⚪︎”というドリンクを指差した。

600円。ちょっと高いけどまぁいいか。

「あとナゲットがほしい」

ドリンクとナゲット、バーガーにクラムチャウダーを注文した。2050円。全体的にちょっと高めだけど遊園地価格だと思えば、まぁ納得できる。

 

ドリンク以外は時間がかかるとのこと。水色の得体のしれないドリンクを二人で飲みながらしばし待つ。見た目と違い結構うまい。

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店内には背の高いテーブルしかなかったので、食べ物を受け取って外に出た。

 

出てすぐのところに人工芝の広場があり、ベンチがたくさん空いていた。

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 「じゃあここで座って食べようか」

ハルはナゲット、僕はバーガーを食べた。ときどき交換しながら。

ナゲットはカリカリで美味しかった。バーガーはハンバーグのパティとトマトスライス、たっぷりのレタスがサンドされていた。味付けは自分でするようにケチャップとマスタードをセルフで取る形式だった。味はまぁまぁ。

クラムチャウダーはアサリとジャガイモがたっぷり入ってて美味しかった。冷めてからハルにも食べさせる。

 

「広場で遊ぶ?」

食べ終わってハルにたずねた。

「ウンチしたい」

近くのトイレが空いてなかったので、店内に入り障害者用の大きいトイレでウンチさせた。ついでに僕もした。

「じゃあ帰ろうか」

 

帰りは妖怪ウォッチのDVDを見ていた。

僕は激しい眠気に襲われながらも何とか家にたどり着いた。

 

「ただいまー」

妻と小学生たちはお昼ご飯を食べていた。

土産話をささっとして、僕は子供部屋の布団にもぐりこんだ。

 

しばらくウトウトしていると「パパー」とハルがやってきた。

「ハルくんもいっしょにねていい?」

僕はだまって布団をめくると、ハルがもぐりこんできた。

 

2時間ほど寝た。ハルはすでに起きていた。

すっきりした。

 

晩御飯を食べ終わって、お風呂に一緒に入った。

「ボウリングたのしかったねー」満面の笑みでハルが言う。

「そうだね。こんどは家族みんなで行きたいね」

「それやったらさー・・・」

それからずっとハルのおしゃべりが止まらなかった。よっぽど楽しかったのだろう。

 

いま僕がこの文章を書いている横で、お土産で買ったポケモン鉛筆でドラゼミをしている。

ハルはかわいいなー。