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学びと食、ときどきランニング

ウイスキーマエストロによるIdeas worth spreading

完璧主義者が陥る罠と、抜け出す魔法

学び 思索 ウイスキー

僕は完璧主義者だった。

他人の評価も気になるけど、自分の評価をより気にしていた。

最高のものを作るまで妥協したくない。
自分はもっと出来るはずだと鼓舞し続けていた。

それが原因でウツになった。
会社を長期間休むことになった。

会社に復帰してからは自分の中から完璧主義者が出てこないように気をつけている。
手を抜いて、休憩して、気分転換して、自分の理想に達しなくても開示している。
雰囲気で話している。
他人の話を聴いている。
他人に任せている。
余計なことに首を突っ込まない。

今日、ペルソナインタビューを受けて、完璧主義者が陥る罠と、抜け出す魔法のヒントを掴んだ気がする。

完璧主義者が陥る罠とは、一言でいえば、

こだわり

である。
自分の理想にこだわり、無理して、傷ついて、体を壊すのだ。



そして、

「こだわり」の罠を抜け出す魔法、


それは、

ブレンド

だ。

ウイスキーはブレンドされる。

ブレンデッドウイスキーは様々な蒸溜所のモルトウイスキーとグレーンウイスキーをブレンドして造られる。

シングルモルトウイスキーは一つの蒸溜所のウイスキーだけど、熟成年数や保管場所が異なる様々な樽のウイスキーをブレンドして造られる。


ではなぜ、ブレンドするのか?

それは、単一の樽のウイスキーでは、個性が強すぎるからだ。
シングルカスクと呼ばれるそのウイスキーは当たり外れが大きい。どんなに品質管理を徹底していても美味いのもあれば不味いのもある。

しかし、単一の樽では不味いウイスキーもブレンドすることで、それぞれの樽の個性が調和され、ブレンダーが目指すウイスキーに昇華する。

一人では実現できないことをみんなの個性を合わせて創り上げていく。

仕事もそういうもんだ。

そう思った。

独りよがりにならず、他の人の意見を取り入れ、柔軟に対応する。

自分が得意なことと、苦手なことを分けて、苦手なことは他の人にやってもらう。

全力で任せて、託して、期待する。

自分が得意なことで、期待に応える。

一緒に創り上げていくものの中に自分の芯を残しながらも、流れに身を委ね、反応して、変化する。

そうすると、自分のこだわりは残らず、まろやかに、みんなの理想に近づく。

そうして出来たものは、
多くの人に感動を与えるかもしれない。

みんなの純粋な思いがブレンドされているから。


ボウモアのボトルにあんず酒とコーヒー豆をブレンドしてコーヒーリキュールを試している。
どんなフレーバーになるか楽しみだ。