十津川トレイルラン。
来月の飛騨高山ウルトラマラソンの練習を兼ねて、軽い気持ちでエントリーしてみた。
距離は35km。
スタート前のガイダンスで、
走るところはほとんどなく、
途中はロープを使いながら登る。
全国屈指のタフなコース。
という説明を聞いた。
コースマップをあらためて見ると、ほとんどが尾根伝いで、等高線がありえないくらい狭い。
こりゃやべーな。
覚悟を決めて走り出した。
といっても、最初は一般道なので一列縦隊で歩く。
すぐに山に入り、
だんだん斜面がきつくなってくる。
写真では全く伝わらないと思うけど、ロープ使わないと登れないほど急斜面をひたすら登る。
途中、無理して登ろうとして、足がつる。
休み休み何とか登りきると、スタート地点の十津川温泉の建物が遠〜くに見える。
若干の達成感を味わいつつ、まだ6kmしか来てないことに気づき愕然とする。
今度は下り。
時々走る。
結構な斜面なので、靴紐を結び直しトライを続ける。
ようやく第一エイド。
11km地点。
久しぶりのアスファルトは走りやすいけど暑い。
また山に入る。
花っぽいキノコ?を見つける。
見た目は美味そう。
2番目の難所の劇的な坂を登る。
ひたすら登る。
無理せず、一歩ずつ。
何度も休憩しながら。
これまた写真では全く伝わらないけど、急斜面で腰掛けて休憩。
一時間くらいずっと登ってたかな。
ようやく平坦な場所に出る。
人間は平らな所じゃなきゃ生きていけないもんだと実感する。
走り(登り?歩き?)始めて三時間半が経過、
持参したおにぎりを食べる。
めっちゃうまい!腹に沁み入る。
植林中で山肌があらわなところに出た。暑い!
けど、めっちゃ景色いい!
日本って山が多いなーとつくづく思う。
また、花っぽいキノコ?を見つける。名前なんやろ?花キノコ?
いい感じな木漏れ日。
倒木が通せんぼ。
また花キノコ。
白くて薄ピンクでかわいい。
平坦な道をずいぶん歩いて走って、
下りを蝶のようにふわりふわーりと下る。
ちょうどいい坂。
下り終わったら、第二エイドの小学校。21km。
たらふく補給して、最後の難所へ。
一番きつい登りらしい。
手も使いながら登る。
ひたすら登る。
木の根元は平らなので休憩スポット。
まだまだ登る。
苔生した倒木はふわふわして気持ちのいいベンチになる。
途中から木の枝を杖代わりにして登る。かなりラクになる。やはり4足歩行がいい。
樹齢200年くらいのブナの木で佇む。
癒される。
この枯れ木は自然のアートだ。存在がいい。
ようやく最後の難所を登りきる。
ご褒美のように美しいブナ林が広がる。
変なキノコ後を見つける。意外に硬い。
1000m以上の高さなのでだいぶガスってきた。
山頂の目印を見つけるとなんかうれしい。
さらに尾根沿いを走る。スタートしてから8時間経過。食料も水もあとわずか。
最後の山の果無山に到着!あとは下るだけ。
熊野古道の標識が!
テンション上がる。
昔、水田だった跡らしい。
雨水だけで水を確保してたらしい。
ひたすら熊野古道を下り、第四エイドへ。黒ボウが美味かった!
おー!あと1.3km!
そして熊野古道が石畳になる。
めっちゃ走りにくい。
世界遺産の石碑。
この道はテレビとかでも紹介されるね。
熊野古道は民家の中も通る。
飼い葉桶みたいなのに水がはってて、白い花が一輪。
ゴール見えた!あと1km。
相変わらず熊野古道は石畳。
走りにくいったらありゃしない。
吊り橋を渡らせる演出?
トンネルを抜けると
そこはゴールだった。
源泉かけ流しの十津川温泉は気持ちよかったぜい。
来月はいよいよ飛騨高山ウルトラ100km