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学びと食、ときどきランニング

ウイスキーマエストロによるIdeas worth spreading

改装中の旅館の離れにある蔵BARで、これから出される予定のウイスキーについて語る

ウイスキーの依頼を受けた。

 

お宿の離れにある蔵BARでウイスキーをお出しするのですが、持ってるだけの超ど素人です。
 
今現在50種類ほどのウイスキーを持っています。
 
どんな出し方をすれば素敵なオペレーションになるのか、どんな組み合わせが新しい発見に繋がるのか、色々教えて頂けたら嬉しいです。
 
ぜひ一度、お宿にお越し頂いて教えて頂けたら幸いです(^.^)

 

主要なウイスキーのラインナップを事前に教えてもらった。

 

① Lagavulin ラガヴーリン 16年

② Bunnahabhain ブナハーブン 18年

③ Caol Ila カリラ18年

Laphroaig ラフロイグ18年

Bowmore ボウモア 18年

⑥ オクトモア07.1スコティッシュ・バーレイ

Ardbeg Perpetuumアードベッグパーペチューム

Ardbeg アードベッグ10年

⑨ クイーン・エリザベス

⑩ J&B アルティマ

⑪ 山崎 LIMITED EDITION 2016

⑫ 竹鶴17年

 

自分用のメモの意味も込めてそれぞれ解説していこう。

 

Lagavulin ラガヴーリン 16年 

村上春樹によると、アイラモルトの中で2番目に「癖のある」ウイスキー

僕の調べによると、オーセンティックなバーにはたいてい置いてあり、固定客がついている人気のモルトだ。

マイケルジャクソン※著「 モルトウィスキー・コンパニオン 」では、次のように評されている。

:濃い琥珀色。

香り:あらゆる要素があるが、よりシェリー香を感じる。

ボディ:フル、スムース、しっかりしている。

:最初、ドライさはシェリーの特徴である甘さで埋め合わされる。味が広がるにつれて、オイリーで、草っぽく、とくに塩っぽい特徴があらわれる。この巨人は尊厳をもちつつ、活気にあふれている。

フィニッシュ:非常にビッグで、パワフル、ピートによる力強い抱擁。

スコア:95点 

※ビールとウイスキーを得意とするイギリス人ライター。歌手のマイケルが「ポップの帝王(King of Pop)」と呼ばれたのに対し、「ホップの帝王(King of Hop)」と呼ばれることもある。

 

Bunnahabhain ブナハーブン 18年

 村上春樹によると、アイラモルトの中で一番ライトなウイスキー

ブナハーブンは香りだけでなくラベルも控えめなのでバーに置いてあっても目立たない。

僕の一番好きなブレンデッドウイスキーカティサークのキーモルトである。

 

Caol Ila カリラ18年

 村上春樹によると、ピーティさはラフロイグボウモアの間に位置する。

アイラ島の隣のジュラ島との海峡に位置する。

ウイスキー世界一の企業ディアジオ社が所有し、アイラ島で一番の生産量をほこる。

ジョニーウォーカーの原酒。

 

Laphroaig ラフロイグ18年

村上春樹によると、ラガブーリンに次ぐ癖の強さ。

僕がよく使う表現として、病院の床の臭い。

僕の調べによると、バーテンダーが最も好むウイスキー

チャールズ皇太子御用達。

僕も御用達。最も無くなるのが早いウイスキー

18年はもったいないが、10年で作るハイボールは最高に美味い。世界で一番美味い酒だと思う。

 

Bowmore ボウモア 18年

村上春樹によるとボウモアがちょうど真ん中あたりで、ほどよくバランスがとれていて、いわば<分水嶺>というところだ。

「 モルトウィスキー・コンパニオン 」でも、このように語られている。

地理的にも風味の上でも、ボウモアウイスキーは南海岸の激しいモルトと、北海岸の穏やかなモルトとの中間に位置している。しかし、その特徴は両者の妥協点というべきではなく、むしろ謎のようなものであり、鑑定家たちはその複雑さを解き明かすことの困難さを知っている。

 ボウモアラフロイグと同じくサントリーが親会社なので日本で手に入りやすいアイラモルトである。

 

 

オクトモア07.1スコティッシュ・バーレイ

こちらもアイラモルト。世界一ピーティなウイスキーと謳っている。

こちらの記事が詳しい。

www.bar-times.com

ブルイックラディ蒸留所のジム•マッキュワンが手がけたこだわりのウイスキーだ。

ジムは村上春樹アイラ島を訪問した時はボウモア蒸留所のマネージャーであった。

アイラ一筋で、閉鎖されてたブルイックラディ蒸留所を再開する際にジョインした。

それ以来、意欲的なウイスキーをどんどん出している。

このオクトモア 07.1 スコティッシュ・バーレイ」 は、スコットランド産の大⻨のみを使用し、フェノール値は208PPM。⻨の味わいをしっかりと残し、ピートのスモーキーさだけではない、絶妙なバランスを保っている。

僕も一度バーで飲んだことがあるが、アードベッグとは趣の異なるピーティさだった。

 

 

Ardbeg Perpetuumアードベッグパーペチューム

村上春樹によると、アイラモルトの中で最も「癖のある」ウイスキー

パーペチュームはアードベッグ200周年を記念して作られたボトル。

gqjapan.jp

ラテン語で“永久”を意味する「Perpetuum (パーペチューム)」

様々な熟成年数、なめらかな仕上がりを生むバーボン樽とリッチでスパイシーな風味のシェリー樽で熟成した原酒を用いている。

 

Ardbeg アードベッグ10年

アードベッグのスタンダードな一本。

マイケルジャクソン著「 モルトウィスキー・コンパニオン 」では、次のように評されている。

:フィノ、シェリー。

香り:煙、塩水、ヨード香のドライさ。

ボディ:ミディアムからフルだが、とてもしっかりしている。ややヘビーな重量感があり、フルボディなものに匹敵するパンチがある。

:まず、甘さを感じるが、やがて粗暴で気難しい印象に。ボトルによって印象は異なる。

フィニッシュ:思い、強いヨード香。

スコア:85点 

 

 

クイーン・エリザベス

圧倒的に情報量が少ないのでなんとも言えないが、以下を読むと、

www.kaitori-osake.com

10年以上熟成したモルトが40%、4年以上熟成のグレーンを60%という比率でブレンドされたクイーンエリザベスはその名に恥じないマイルドでエレガントな味わいが特徴のスコッチウィスキー 

 とあるので、そこそこ美味しいブレンデッドウイスキーなのだろう。

なんで今手に入らないかというと、

日本では1981年に公開された映画「スローなブギにしてくれ」に登場するバーに置いてあるスコッチウィスキーでもあり、主演の浅野温子も劇中で飲んでいた事で知られており、知る人ぞ知るスコッチウィスキーです。 
当時はその映画会社が輸入販売元としてクイーンエリザベスを日本で販売していましたが、その映画会社社長が逮捕される事件が起こってから輸入がストップしてしまい、現在ではお目にかかる事が少なくなったスコッチウィスキーとなってしまいました。

とのこと。角川春樹が輸入してたらしい。 

 

 

J&B アルティマ 

こちらも情報が少ない。以下のブログによると、

absinthe1.exblog.jp

究極のブレンデットウイスキーの一つ、史上最もブレンドした原酒が多いウイスキーだろう。

シングルモルト116蒸留所、グレーン12蒸留所。計128のウイスキー原酒をブレンドして出来上がった究極の一品。

1996年にリリースされ10年も前に発売されたので現在入手はかなり難しい。 

 とのこと。そんだけの数をブレンドするって、ブレンダーの技術パネー。

 

山崎 LIMITED EDITION 2016

こちらも情報少ないけど、2016年のサマーギフト専用のシングルモルトらしい。

www.suntory.co.jp

「山崎 LIMITED EDITION 2016」は、シェリー、ポートといった美酒を育んだヨーロピアンオークの樽で20年以上熟成した希少な山崎モルトを使用。アメリカンオーク樽の若く活き活きとした原酒を組み合わせることで、甘やかでなめらかで複雑な山崎になりました。 

 とあるので、山崎の20年ものである。

20年で1万円はお買い得。ただし今はオークション価格で値上がりしてる模様

 

竹鶴17年

www.nikka.com

ニッカのシングルモルト蒸留所である余市と宮城峡をブレンドしたもの。

僕は、朝ドラ「マッサン」効果で品薄になる直前に1万円で購入した。

余市と宮城峡のバランスが絶妙にとれててめっちゃ美味いよ。

TEDxKyoto2015のときにメンバー用に振る舞った酒である。

scotchhayama.hatenablog.com

 

 

まぁ、どのウイスキーも美味いと思うけど、アイラモルトの18年もの飲み比べとか楽しそう。

あとはジャパニーズとスコッチの比較をすると、その方向性の違いに気付くんじゃないかな。

ジャパニーズは繊細さを追求し、スコッチは土地くささを追求している。