学びと食、ときどきランニング

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保護猫と野良猫の境界線から動物愛護を考える

猫のことを思う。

 

保護猫は二つの選択を迫られる。

殺処分されるか、飼われるか。

 

野良猫は捕まえられたら二つの選択を迫られる。

保護猫となるか、飼い猫となるか。

 

野良猫は捕まえられなければ自由だ。

 

森でネズミを獲ってもいいし、人間から餌をもらってもいい。

 

しかし、自由にはリスクが伴う。

都会に行けば餌をもらえる率が高くなるが、車にはねられたり、人間に捕まって殺処分になるかもしれない。

 

一方で、保護猫から飼い猫になり、一生室内に閉じ込められるケースもある。去勢させられ、避妊させられ、子孫を残すことが出来なくなる可能性も高い。

餌は十分に与えられるかもしれない。病気になったら病院に連れてってもらい、長生きする可能性は高くなる。

 

TwitterInstagramで投稿される猫の写真。

多くは飼い猫だ。自由ではないが長生きができる。愛玩動物として、人間に可愛がられる。

 

空き地や島で見かける野良猫は痩せっぽちだ。人間に媚びれば餌はもらえるかもしれないが、それを断たれれば自力で獲物をとるしかない。野良猫は飼い猫ほど長く生きられないだろう。

それでも子を産み育てる。

機会があれば発情し、交尾をする。

 

どちらが幸せかは分からない。

 

ただ猫はそこにいる。

 

人間の見方が変わるだけだ。

 

猫は猫なのだ。

 

 

動物愛護とは人間のエゴなのだ。

 

人間が愛するものだけを護り、愛されないものは排除される。

 

それが人間と関わる動物の定めなのだ。

 

猫は猫なのだ。