非常に濃いメンバーが集まったKRP-WEEKシンポジウム「社会起業家のリアル」
リディラバ安部ちゃん、ロフトワーク諏訪さん、坂ノ途中小野さん、COS KYOTO北林さん、そしてモデレーターはYOSHさん。
YOSHさんのモデレーターは日本一と勝手に思ってるので、このメンバー相手にどんな対応をするのか楽しみだった。
YOSHさんは冒頭に「みなさんは社会起業家ですか?」と会場に問いを投げた。
僕は2秒ほど考えて、元気よく手を挙げた。
僕の他に手を挙げている人はいないようだった。
「あ!お一人いらっしゃいますね」
少し困ったように指摘するYOSHさん。
笑いをこらえる北林さん。
この時は正直、社会起業家って何だろう?と思ってた。
字のごとく「社会において業を起こす者」とするならば、僕はウイスキーという業を起こす者であるから社会起業家だと思ったのだ。
パネルディスカッションの間、ずっと「社会起業家って何だろう?」という問いを考えていた。
YOSHさんの言葉に「社会起業家と呼ばれる方は、価値や解決法の捉え方が斬新でワクワクします」というのがあって、そうか!と思った。
社会起業家がやったことを聞かされて「その考え方・やり方があったか!」と思うことがしばしばある。
それは普通の?起業家にしても同じだ。
あと安部ちゃんの言葉で「社会貢献と社会変革は違うんだ」というのがあって、ハッと気づかされた。
社会貢献は慈善だ。良い悪いは別として、お金かモノ(労働も含む)を渡すだけだ。
社会変革は辞書的にいえば、社会体制を計画的、意図的に変えることだ。
社会体制は社会のしくみと言い換えてもいいかもしれない。
社会のしくみを意図的・計画的に変えるのが社会起業家なのだ。
しくみは価値観とも言えるかもしれない。
社会的に認識されてても注目されてないもの、あるいは認識すらされていなかったものにスポットを当てて、人・モノ・金を回すことなのだろう。