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KRP-WEEK 2016 シンポジウム「社会起業家のリアル」で社会起業家って何だろう?を考えた

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非常に濃いメンバーが集まったKRP-WEEKシンポジウム「社会起業家のリアル」

 

リディラバ安部ちゃん、ロフトワーク諏訪さん、坂ノ途中小野さん、COS KYOTO北林さん、そしてモデレーターはYOSHさん。

 

YOSHさんのモデレーターは日本一と勝手に思ってるので、このメンバー相手にどんな対応をするのか楽しみだった。

 

YOSHさんは冒頭に「みなさんは社会起業家ですか?」と会場に問いを投げた。

 

僕は2秒ほど考えて、元気よく手を挙げた。

 

僕の他に手を挙げている人はいないようだった。

 

「あ!お一人いらっしゃいますね」

少し困ったように指摘するYOSHさん。

笑いをこらえる北林さん。

 

この時は正直、社会起業家って何だろう?と思ってた。

字のごとく「社会において業を起こす者」とするならば、僕はウイスキーという業を起こす者であるから社会起業家だと思ったのだ。

 

パネルディスカッションの間、ずっと「社会起業家って何だろう?」という問いを考えていた。

 

YOSHさんの言葉に「社会起業家と呼ばれる方は、価値や解決法の捉え方が斬新でワクワクします」というのがあって、そうか!と思った。

 

社会起業家がやったことを聞かされて「その考え方・やり方があったか!」と思うことがしばしばある。

 

それは普通の?起業家にしても同じだ。

 

あと安部ちゃんの言葉で「社会貢献と社会変革は違うんだ」というのがあって、ハッと気づかされた。

 

社会貢献は慈善だ。良い悪いは別として、お金かモノ(労働も含む)を渡すだけだ。

 

社会変革は辞書的にいえば、社会体制を計画的、意図的に変えることだ。

 

社会体制は社会のしくみと言い換えてもいいかもしれない。

 

社会のしくみを意図的・計画的に変えるのが社会起業家なのだ。

 

しくみは価値観とも言えるかもしれない。

 

社会的に認識されてても注目されてないもの、あるいは認識すらされていなかったものにスポットを当てて、人・モノ・金を回すことなのだろう。