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【TED】キオ・スターク「知らない人と話すべき理由」2つの理由と4つのやり方

知らない人と話すべき理由

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僕は人見知りだ。

 

できれば一人でいたいほうだ。

 

はじめての人と挨拶するのが苦手だ。

 

だからコーチングを学び、人と話す練習をした。

 

それでもやっぱり、知らない人と話すのは緊張する。

 

キオ・スタークは知らない人と話すべき理由を2つ挙げている。

 

1.知らない人と話すと「自由」になる

知らない人を恐れず、白人か黒人か黄色人種か、若者か年寄りか、他人か友人か、そういった分類をせず、自分の感覚を使って人と接することで「偏見」から自由になると言います。

 

2.知らない人と話すと「親密」になる

友達や家族よりも、他人相手の方が、自分の本当の気持ちについて正直でオープンになれる場合があることが研究で示されています。

他人と心を通じることが どうして可能なんでしょう?

 2つの要因があります 第一に それが結果を伴わない 一時の交流だということ 2度と会うことのない相手に 正直になるのは 簡単なことです 筋が通っています。 

別の要因は もっと興味深いものです 近しい人に対して私たちは 期待を持っています。 理解してくれるはずだと 相手が自分の心を 読み取ってくれることを 当てにします。 パーティに行って 早く帰りたいのに 友達や配偶者が気付いてくれないと 信じられないと思うのです。 「ちゃんと目で合図したじゃない!」

確かに「なんで分かってくれないの!」という依存は他人より家族のほうが強い。

 

 

見知らぬ人と話す意義はなんとなくわかった。では、具体的にどうすればよいか?キオ・スタークは語る。

 

 

1.笑顔

もっとも簡単な方法は笑顔。通りや廊下で出会った時に笑顔を見せて反応をみるといい。

 

2.三角法

もうひとつは 三角法です。 自分と 見知らぬ人と 何か2人で話題にできる 第3のもの — 何かの芸術作品とか 通りで演説をしている人とか 変な格好をした人を見たら 試してみてください。 何か感想を一言言って それが会話に繋がるかどうか。

これは米大統領選挙みたいな政治やイスラム教みたいな宗教の話をするとややこしくなりそうだから、当たり障りのない天気や季節の話がよさそう。

 

犬と赤ちゃんの力には お気づきかもしれません。 通りで知らない人に話しかけるのは 気が引けるものです。どう反応するか 分からないから。 でも犬や赤ちゃんについてなら 話せるものです。 犬と赤ちゃんは 相手と繋がる 社会的パイプなんです。 その反応によって 相手がもっと話したいかどうか 分かります。

犬の散歩してる人やベビーカーを押している人には話しかけやすいだろう。猫柄のなにかを持っている人は確実に猫好きなので猫の話題をふってもいいかもしれない。

 

3.注目

私が「注目」と呼んでいる ものもあります。 普通は何か 褒め言葉を使います。 私の場合 相手の靴に 注目するのが好きです。 私が今履いている靴は 素敵なものじゃありませんが 一般に靴は素敵なものです。 そして差し障りがありません みんな自分の素敵な靴については 言いたいことがあるものです。

靴はほとんどの人が着ているからいいな。女性ならアクセサリー、男性ならネクタイ・メガネなんかもよさそう。僕は鯖江のメガネをしてるから褒められると嬉しい。

 

4.打明け話

皆さんに挑戦して欲しい 最後のものは 打ち明け話です。 これは無防備になることで あると同時に 大きな報いのあるものです。 この次 誰か知らない人と 話していて 良い感じだったら 自分に関する ごく個人的なことを 話してみてください。 先ほどお話しした 理解してもらえた感覚が 得られるかもしれません。

会話する中で 「お父様のお仕事は?」とか 「お父様はどこにお住まい?」 と聞かれることがあります。 そういう時 私は本当のことを すっかり話します。 父は小さい頃に 亡くなったのだと すると相手はいつでも自分が亡くした人のことを 話してくれます。 知らない者同士であっても 打ち明け話には 打ち明け話で応えるものです。

僕だったら、母が亡くなっている、うつ病だった、なんかは打明け話になるだろう。

自分からあえて話を切り出すことはないけど、聞かれたら気軽に答えている話題でもある。打明け話をすると、会ってからの時間に関係なく、親密になれる。

 

最後にキオ・スタークは素敵な言葉をプレゼントしてくれた。

見知らぬ人と話すとき 日常の変わらない物語の中に 素晴らしい小休止を 作り出すことができるんです。 予期せぬ繋がりを 生み出せます。 もし知らない人と一切話さないなら それに巡り会うこともありません。 私たちは子供に 「見知らぬ人」のことを教えるのに 多くの時間を使います。 「見知らぬ人」のことを自分に教えるために もっと時間を使ったら何が起きるでしょう。 互いを疑いの目で見させるような考えを 捨ててしまうこともできるんです 変化を生み出す場を 作り出すことだってできるんです。

知らない人と話すと、日常の変わらない物語の中に、素晴らしい『小休止』を作り出すことができる。

そうだなぁ。知らない人と話すと、ちょっとした非日常が味わえるんだなぁ。

小休止っていい表現だなぁ。