銀座で仕事する機会があったので、お昼はレストランサカキにしようと思った。
12時前に着いた。
店に入ると三組ほど並んでた。
僕はその後ろに並ぶ。
12時を過ぎるとお客さんがどっと増えてきた。
10分ほど待って、奥のテーブルに通される。
遅れてくる友達にメッセージをして注文を確認する。
カキフライを2つ頼む。
熱々のスープがすぐにくる。
そして、カキフライ。
角度を変えてカキフライ。
レモンとトマトとポテサラが添えられている。
こんもりとサラダが盛られ、たっぷりのタルタルソースの上にカキフライが5個。
ドレッシングは和風。
ソースは中濃。
僕はカキフライにはタルタルと中濃ソースの組み合わせがベストだと考えている。
ウスターだとサラサラすぎる。
レモンを絞り、中濃ソースをカキフライにかけ、下半分がタルタル、上半分が中濃という状態にする。
カキフライを半分噛み切る。
もぐもぐ。
「あ、おいしい」
もぐもぐ。
「あっ!かなり美味しいかも」
もぐもぐ。
「めっちゃ美味しい!」
噛むごとに旨味が出てくる。
牡蠣の旨味がすごい。
歯応えもすごい。
今まで食べたことのないカキフライだ。
友達と会話をしながら、サラダを途中に挟みながら、4つのカキフライを平らげた。
最後のカキフライを半分食べた時に気づいた。
レストランサカキのカキフライの秘密に気づいた。
カキフライの断面に牡蠣じゃないヤツがいる。
貝柱だ。たぶんホタテだ。
こいつが旨味と歯応えをプラスしてたんだ。
なんということだ!
牡蠣の存在に隠れて、しっかり仕事をしてやがる。
ホタテを侮っていた。
1350円。