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積読本を短時間で消化できる!アクティブブックダイアログ(ABD)とは?

あ、この本いいな!

 

と思って買った本は、2パターンの人生を(いや本生というべきか)を歩む。

 

1つは即座に夢中になって一気に読みきってしまう。西加奈子の小説なんかがこの部類。

 

もう1つは、今は別の本を読もうとか、いつか読もうとか、とかく自分に対するムダな言い訳を心の中で言いつつ、机や床に積んだままにされる、いわゆる積読本である。

自己啓発本の類いに多い。

 

そんな積読本を2、3時間で一気に読み終わり、かつ心に残る言葉をピックアップできる方法が、アクティブブックダイアログ(ABD)である。

 

 

この手法の開発者、竹ノ内壮太郎さんによると、

"

アクティブ・ブック・ダイアローグ(以下略称ABD)は、読書が苦手な人も、本が大好きな人も、短時間で読みたい本を読むことができる全く新しい読書手法です。
1冊の本を分担して読んでまとめる、発表・共有化する、気づきを深める対話をするというプロセスを通して、著者の伝えようとすることを深く理解でき、能動的な気づきや学びが得られます。
またグループでの読書と対話によって、一人一人の能動的な読書体験を掛け合わせることで学びはさらに深まり、新たな関係性が育まれてくる可能性も広がります。ABDという、一人一人が内発的動機に基づいた読書を通して、より良いステップを踏んでいくことを切に願っております。

"

とある。

http://www.abd-abd.com

 

このサイトでマニュアルもダウンロードできる。

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NPO法人場とつながりラボHOME'S VI代表理事の嘉村 賢州さんが伝道師的に各所で開催している。

 

Impact HUB Kyotoで今後、定期的に開催するという。第一回に参加してみたので、感想を書き連ねる。

 

選ばれた本は植松努さんの「空想教室」

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植松さんのことはTEDxSapporoでのトークをみて知っていた。

 

「どうせ無理」は、ラクしたいから 宇宙へ挑む男が語る、自信の育て方・奪い方

http://logmi.jp/25655

 

Hope invites / Tsutomu Uematsu / TEDxSapporo

https://youtu.be/gBumdOWWMhY

 

 

そんな植松さんの著書「空想教室」はどんな内容なのか?ABDで読み進める。

 

ABDは大きく3つのパートに分かれている。

 

オープニング

メイン

エンディング

 

オープニングではチェックインとして参加者全員が簡単な自己紹介をする。

そして主催者からオリエンテーションとして、ABDについてと、なんでこの本を選んだかが話される。

今回は嘉村さんが著者の植松さんと何度かお会いする機会があって、その人間性について語られていた。優しさと好奇心。

 

次のメインはさらに3つのパートに分けられる。

 

コ・サマライズ

リレー・プレゼン

ダイアログ

 

コ・サマライズでは、本をバラバラに引き裂く。

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だいたい20ページくらいに分割する。

 

好きなパートを選ぶ。

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各自で手にしたパートを読み、B5用紙6枚にまとめる。

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僕はこんな感じに仕上げた。

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次に、順番に貼っていく。

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みんなまとめ方が違って面白い。

 

 

ここまでで1時間くらい。

 

そして、リレー・プレゼン。

ひとり2分くらいで自分がまとめたパートをプレゼンする。終わったらハイタッチして次の人と交代。

 

気になった箇所にチェックをつける。何箇所でもいい。

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「あせらなくても、知りたくなったら、いつでも学べるんだよ」という言葉に魅かれた。

 

そして、ダイアログ。だいたい4人グループになって感想を話す。これによって一人では気づけなかったポイントに気づく。他者の考え方、視点を知る。

 

 

 

最後にチェックアウト。みんなで輪になって全体の感想を簡単に言って回る。

 

トータルで2、3時間で終わる。

普段、本を読まない人も気軽に参加できると思う。

マニュアルもあるので主催するのも簡単そうだ。

 

こちらもどうぞ。

scotchhayama.hatenablog.com