学びと食、ときどきランニング

ウイスキーマエストロによるIdeas worth spreading

定番の生姜焼きの作り方

今日の晩ごはんは生姜焼き

 

もう20年くらい同じ作り方

 

学生時代にバイトしていた定食屋「はこざき」の作り方を真似ている。

 

豚ロースの片側に小麦粉をつけて、

油をひいたフライパンに粉をつけた面から焼く。

少しカリカリになったら裏返し、また焼く。

醤油、酒、みりんを1:1:1の割合で混ぜ、さらに生姜のすりおろしを入れてタレを作っておく。

肉がいい感じに焼けたところでタレを回しかけ、トロミをつけて完成。

 

焼く肉の量が多くてフライパンに一度に入りきらない場合はカリカリに焼いた状態で皿に上げておく。

全部肉を焼いたら、皿に上げた肉もフライパンに戻し入れ、タレを回しかけ、トロミをつける。

5人分だと何回も焼かないといけない。

トロミを増したい場合は片栗粉も使う。小麦粉と片栗粉を1:1くらいでいい。

焼くときの油はラードを使うとカリカリ度が増す。

 

つけあわせの野菜にはもやしがいい。一緒に炒めてもいいし、別で炒めて皿の上で合わせてもいい。

今回は別で炒めて肉を後乗せした。

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 ご飯がススム

安くて美味い定番の生姜焼きの作り方。

イチローズモルト&グレーン ワールド・ブレンデッド・ウイスキーはハードボイルドな味

世界から絶賛されているイチローモルト

最近はようやく手に入りやすいブレンドも出回ってきた。

 

イチローモルト&グレーン ワールド・ブレンデッド・ウイスキー 

 

ボトルには英語でこのように書かれている

This whisky is blended by Ichiro Akuto, founder of the Chichibu Distillery.

He travels to find casks to perfect his blend in addition to his Chichibu single malt.

This is World Blended Whisky. 

 このウイスキーは肥土伊知郎によってブレンドされている。秩父蒸溜所の創設者である。

彼は世界を旅し、彼のブレンドを完成させるための樽を見つけてきた。そして彼の秩父シングルモルトを加えている。

これは世界をブレンドしたウイスキーである。

 

ノンチルフィルター(低温濾過をしていない)で、カラメルによる着色もしていない。素材の味をそのまま楽しめる仕上がりである。

 

スコッチ、アイリッシュアメリカン、カナディアン、そしてジャパニーズの樽を世界のイチローブレンドした逸品である。

 

ストレートかロックで飲むのがおすすめである。

ガツンときて余韻が楽しめるハードボイルドな味わい。

 

今日はロックを飲みながらハードボイルドなドラマを観ている。

 

BOSCHボッシュ)は今日も淡々と事件に向き合っている。 

入手困難な「竹鶴」の代わりとなるウイスキー

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竹鶴17年はジャパニーズウイスキーの中でも際立って美味いウイスキーである。

ワールド・ウイスキー・アワードで最高金賞を4度受賞しており世界的にも人気が高い。

昨今のジャパニーズウイスキーブームにより品薄になり、現在は4万円出さないと手に入らない。

 

 

6年前は4分の1の値段で買えたのに。。

 

ストレートで飲むとエッジが効いてるのに円やかで絶妙なバランスの上に成り立っている感じが好きだった。

1ヶ月かけてじっくり飲んだ。

友達におすそ分けして語らいながら飲んだ。

幸せな時間を共有した。

 

今はノンエイジの竹鶴が買えるようになってきたけど、まだまだ高い。

 

ノンエイジで7000円オーバーとかちょっと手が出ない。

 

そんな中、近くのリカマンウイスキーを物色していると、店員さんが「これほぼ竹鶴ですよ」と紹介してくれたのがこちら。

 

 

ニッカセッション

 

ニッカが保有するスコッチ蒸溜所のベンネヴィスを中心にスコティッスモルトとジャパニーズモルト余市、宮城峡)をブレンドしたもの。

 

www.nikka.com

 

イントロは、明るく華やかに弾むフルーティーな香り。
つづいて、熟成を重ねてクリーミーななめらかさを身につけたスコティッシュモルト
バニラのような香りを漂わせながら、甘いメロディーを繰り広げる。
ベースに流れるのは、おだやかな宮城峡モルト
ゆるやかにうねるリズムで、個性的なスコティッシュの音色をまとめあげる。
エンディングは、ややビターに。
ヘビーピートの余市モルトが、わずかに緊張感漂う余韻となって、静かにつづく。
複雑で重層的なのに、思わず微笑んでしまうようなおいしさ。
これが、ニッカウヰスキーのセッション。
ブレンダーの想いがつくった新しい音楽が、飲む人を心地よく引き込んでいく。

 良いブレンドである。

竹鶴17年を思い出しながら飲むと心地よい。

 

ロックが特に美味い。

 

竹鶴17年が手頃な値段で復活するまでニッカセッションで楽しもう。

双極性障害の薬を処方されて少し嬉しかった理由

私が発症したのは今から6年前の39歳の時だった。

出向先から古巣の職場に戻り、やる気に満ち溢れていた。

新しい技術を海外の顧客にテストマーケティングするため、ドイツの展示会出展など何度かヨーロッパに出張した。出張先で調子に乗り、上司に怒られ、英語が上手く話せず、帰国後の報告会でも失敗し、上司に叱責され、やがて頭が働かなくなった。

自転車通勤の帰りに「車に轢かれて死にたい」と何度も思うようになった。

ある朝、身体が動かず、起き上がれなかった。

近くの精神科のクリニックへ飛び込み、助けを求めた。

うつ病と診断された。

この時は薬は服用せず、1ヶ月ほどの休養で、しっかり睡眠を取り、食事もきちんと食べ、人事のサポートもあって復帰できた。

 

上司との折り合いが悪かったので、別の上司の元で軽めの仕事をこなして半年ほど過ごした。

たまたま連絡を取った事業部の先輩に誘われて、社内異動制度を利用して、新商品開発の部隊へ異動することになった。

異動後、すぐに海外出張で中国とアメリカへ立て続けに行き、慣れない商品説明、言語や文化の壁、時差などもあり、帰国して1ヶ月ほど経った頃には、また死にたくなっていた。5階建社屋の屋上から飛び降りたいと思う日が1週間ほど続いた。

死にそうな顔をして仕事をしていると上司(この職場に誘ってくれた先輩)が心配してくれて産業医と面談することになった。

産業医に「死にたいと思う」ことを告げると「すぐに主治医に診断書を書いてもらって休みなさい」と言われた。

この時から抗うつ剤を飲むようになった。上司の配慮もあり、6ヶ月の休職となった。

最初の2ヶ月ほどは薬が合わず、一向に回復の気配は無かった。

薬を変えてもらい、効果は1ヶ月ほどで出てきた。

6ヶ月の休職期間を終え、職場復帰できた。

担当していた商品の状況は少し変わっていたけど、なんとか仕事をこなせた。

海外出張の規制をしながらも、新しいチャレンジにも取り組め、充実した日々を過ごした。

それから何度か組織変更や小さな異動を繰り返したが、概ね良好な状態を保てていた。

薬の量は徐々に減らせていた。寛解が近いのかもしれないと思っていた。

 

でも年に一回ほど、季節の変わり目などで少調子が悪くなることもあった。

月に1度の通院で、主治医へ状態を報告し、その内容はカルテに記録されていった。

 

何度目かの異動で上司も変わり、苦手なタイプになった時にコロナ禍でリモートワークの考え方や価値観の違いで衝突してしまい、精神的に追い詰められた。

少し復活してきた頃に、私のミスで組織に迷惑をかけることになり、懲戒すれすれの事態になり、罰則的に仕事を変えられ、役割を制限された。

ふてくされてたこともあり、新たに与えられた仕事になかなか慣れず、徐々に落ちていった。でも、睡眠と食事は気をつけていた。

これまで活発にしていたSNSへの投稿が出来なくなり、漫画アプリばかり見て過ごすようになった。休日や寝る前にはネトフリやアマプラでアニメやドラマの動画をだらだら見ていた。

また死にたくなった。

今度は緊急事態宣言下だったので、自宅にいることが多くなり、自宅で死ぬのはどうやったら出来るのかを考えた。

ねこぢるはHIDEを真似てドアノブに掛けたタオルで首を吊って自殺したんだよな。

手頃なタオルがなかったのでベルトで代用してみた。

ドアノブに引っ掛けて首を入れてみた。体重をかけるとすぐにベルトは外れてしまった。

クローゼットのハンガーを掛けるところにベルトを巻いてみた。首を入れて体重をかける。首が締まる。

7秒くらいで死ねるらしい。でも7秒は長かった。意識を失う前に理性が働いてベルトを首から外していた。

日曜日から月曜日の朝にかけて自殺する人が多いらしい。

月曜日の早朝にベルトに首を入れ体重をかける。二度とも生還した。

なんとか這いずり起きて会社へ行き、勇気を振り絞って、かつて苦手だった上司に状況を伝えた。そこから産業医の面談を経て、主治医の診察を受けた。

 

主治医から「双極性障害の疑いがあります」と言われた。

 

双極性障害は「うつ状態」と「躁状態」を繰り返す脳の病気である。

双極性障害では「躁状態」より「うつ状態」の期間が圧倒的に長く、

うつ病」と見分けがつきにくいらしい。

 

うつ病の人は自殺したいと思っても気分が落ち込みすぎて、実際に行動することは稀だということ。

最後の行動の際は「躁状態」になっているらしい。

 

主治医から双極性障害用の薬を薦められた。

「リチウム」だった。

 

それを聞いた時にすぐに思い浮かんだのはHOMELAND/ホームランドだった。

 

 

双極性障害を持つが極めて有能なキャリー・マティソンはCIAに勤務し、アメリカ国内に潜入するテロリストと戦う。後にキャリーは海外支局勤務となり、さらに民間組織に転職するが、過去の任務の影はついて回りテロリストとの対決は続く。

ウィキペディアの「概要」より引用

 

主人公のキャリーが服用している薬が「リチウム」だった。

 

シーズン1では爆破テロがきっかけで「躁状態」が酷くなり強制入院させられ「リチウム」の量が増やされる。

シーズン3では信頼する上司に双極性障害について暴露され、それがきっかけとなり精神病院に入れられる。

シーズン4では敵国のスパイに「リチウム」をすり替えられ、幻覚を見て窮地に追い込まれる。

シーズン5ではテロリスト犯を探し出すため、あえて「リチウム」の服用をやめて「躁状態」となり、アイデアや考えを次々に浮かぶようにして捜査を進める。

シーズン7では敵国に囚われ「リチウム」と引き換えにCIAを裏切る証言をしろと強要されるが、拒否し続ける。7ヶ月後に解放された時は正気を失っている。

 

そんなキャリーが飲んでいた「リチウム」を私も飲むようになるのか。

想像して少し嬉しくなった。

 

私がそのようにして「リチウム」を飲み始めるまでの調子がどんどん悪くなっていった数ヶ月間で、シーズン8まで一気に観た。

夜眠れなくなった「躁状態」の時に一気に観た。

双極性障害に苦しみながらもテロ組織に立ち向かうキャリーに勇気づけられた気がする。 

ファイナルシーズンの終わり方もよかった。

スパイドラマの真骨頂だった。

 

 

「リチウム」は治療量と中毒量とが近いため、定期的に血中濃度を測定し適切な治療量を決めていかないといけないらしい。

これを書いている今はまだ適切な薬の量を調整する段階であり、「躁状態」で寝付けないので久しぶりにブログを書いてみた。

 

うつ病双極性障害で悩んでいる方々への一助となれば幸いである。

秋のハイキングラン

平日は毎日出社するようになり、デスクに座りっぱなしなので身体にガタがきた。

 

久しぶりに自然にたっぷり触れ合おう。

 

ススキが揺れる河原を通り

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少し上ると茶畑

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柿の木と良い天気

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山の奥の方まで茶畑

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山城町森林公園

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キャンプ場ではテントを張ってBBQをする家族でいっぱい

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人がいないエリアでおにぎりを食べる

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山頂の道の入り口

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道は狭く蜘蛛の巣がたくさん

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鉄の杭とゴムの階段

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けっこう傾斜きつい

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長寿の道というのもあるのか

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頂上はまだか

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植生が変わってきた

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大きなキノコ

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道が広くなった

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また分岐点

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コンクリで舗装された道に出た

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いよいよ山頂か

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山頂は櫓台だった

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三上山473m

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四方を眺める

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櫓台の階段に座っておにぎりを2個食べる

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人間の営みが遠くに感じる

自然に包まれている感じを味わう

 

来た道を下山

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木漏れ日に癒される

 

杉はまっすぐ高く

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地べたには赤いキノコ

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草の下にもキノコ

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松の幹に自然の造形美を感じる

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栗のイガが落ちている

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山頂の道の入り口には鳥獣供養塔があった

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鳥の声を聴きながら合掌

 

花崗岩は砂(真砂土)になりやすい

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木の影がアート

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なまえが分からないけど、ひっそり咲く花が好き

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次は冒険の道から登ろうかな?

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トータル20kmくらい。楽しかったー。