学びと食、ときどきランニング

ウイスキーマエストロによるIdeas worth spreading

読書

「多様な生き方・働き方を実現する組織とは」で語られた出口治明さんのお話

もともとはこちらの記事を読んで 「ソーシャル・イノベーションとは何をすることなのだろう?」ミラツク代表・西村勇哉と京都産業大学・大室悦賀教授によるダイアログ | ミラツク 京都ソーシャルイノベーション研究所のことが気になり、サイトを見に行ったら…

「羊と鋼の森」の目指すもの。

久しぶりにどっぷり浸かる読書だった。 2時間くらいであっという間に読み終わってしまった。 羊と鋼の森 情景が浮かぶ文章。 森の匂いがする文章。 明るく静かに澄んで懐かしい文体、 少しは甘えているようでありながら、 きびしく深いものを湛えている文体…

「鹿の王」生き残った者、還って行く者で伝えられた3つのストーリー

上橋菜穂子の「鹿の王」を読んだ。 生き残っていく者 還って行く者 3つのストーリーが紡がれていると思った。 <病><取り落とし><共生> プロローグで語られた言葉が全てを物語っていると思う。 <病>と<共生>については幼き日のホッサルが祖父から…

STUDYHALL Valentine's JAZZ nightでウイスキーとチョコレートのマリアージュについて考える。

ジャズに合わせてワインやウイスキーとチョコレートのマリアージュを楽しむ。 間違いなく楽しい、大人な空間。 はじめにグラッパ。 その後にスパークリングワイン。 そして赤ワイン。 おつまみも楽しむ。 ジャズはサックス、ピアノ、ベースのトリオ。 一部が…

京都府立図書館で”選ばれし書を語る”

京都府立図書館で「選ばれし書を語る」というイベントに参加した。 ナレッジベースイベント「選ばれし書を語る」を開催します(受付終了) | 京都府立図書館 イベント開催前に自動書架を見学させてもらった。 40万冊が収蔵されているらしい。 本を検索する…

ランニングにおける「制約と誓約」

HUNTER×HUNTERにおいて「制約と誓約」という理論がある。 制約(ルール)を決めて心に誓う(誓約)。 その制約が厳しい程、使う技は爆発的に威力を発揮するというものだ。 例えば、クラピカは“束縛する中指の鎖(チェーンジェイル)”を幻影旅団にしか使わないとい…

『昨夜のカレー、明日のパン』文庫限定の書き下ろし「ひっつき虫」に出てくる京都のお店!

いまさらながら、『昨夜のカレー、明日のパン』を読んだ。 NHKでドラマをやっていたことは、嫁が見ていたようなので、なんとなく知っていた。 ドラマも結構人気だったようだ。 文庫版の表紙をめくると、著者の木皿泉について書かれている。 木皿泉とは、 和…

積読本を短時間で消化できる!アクティブブックダイアログ(ABD)とは?

あ、この本いいな! と思って買った本は、2パターンの人生を(いや本生というべきか)を歩む。 1つは即座に夢中になって一気に読みきってしまう。西加奈子の小説なんかがこの部類。 もう1つは、今は別の本を読もうとか、いつか読もうとか、とかく自分に対する…

思いがけず、お気に入りの猫の本が見つかる。それが神保町にゃんこ堂である。

神保町にはたくさんの本屋がある。 だが、昨今の出版不況により、多くの本屋が苦境に立っている。 姉川書店も、そのような本屋のひとつであった。 しかし、姉川書店は猫に活路を見出した。 書店内に神保町にゃんこ堂を併設し、猫の本を集めだした。 にゃんこ…

騎士団長殺しで免色が語った”ちょっと珍しいアイラ島のシングル・モルト”とは何なのか?

騎士団長殺しで免色が語った”ちょっと珍しいアイラ島のシングル・モルト”とは何なのか? それを解き明かす前に、まずは順を追って、ウィスキーが登場する部分を切り出していく。そうすることで、免色という男のこだわりが見えてくるだろう。 ”私”はそれほど…

騎士団長殺しにおける免色のウィスキーの飲み方について

「もしお持ちでしたら、ウィスキーを少しいただけますか?」と免色は言った。 「騎士団長殺し」第1部 顕れるイデア編 の225頁で、免色はウィスキーを所望した。 免色は物語のキーとなるキャラクターで、白髪の54歳の独身男性である。 「普通のスコッチ・ウ…

勉強家と場づくりの専門家集団による「大人の学び」プロジェクトで僕は何を学んだか?

勉強家・兼松佳宏さんと場づくりの専門家集団・home's viの嘉村賢州さんによる実験的な取り組み「ラボラトリー」に参加してきた。 参加した動機は今やってるクラウドファンディング「猫と子どもの『好きる』ワールドカフェを開催したい!」を成功させるヒン…

ネコリパあさか首相のねこ武士道が胸熱!人間の生き方にも活かせる8つのヒントとは?

1. 人に期待するな 求めるな 2. 人から期待されるな 求められるな 3. マイペースで生きろ 4. 人に媚びるな 何もするな 5. よく寝ろ 6. トイレは清潔に 7. わがままに生きろ 8. 空気を読むな これが猫武士道である。 めちゃくちゃ共感する。 ヒトはネコになれ…

西原理恵子の「洗えば使える泥名言」をぜひ読んで欲しい人がいる

嫁がネットで注文したと報告を受けた本。 西原理恵子の「洗えば使える泥名言」 リオオリンピックでナイジェリア代表に寄付して漢を上げた高須クリニック院長の嫁の西原理恵子の泥名言。 パッと開いたページが「無理マン」。 和姦と強姦の間の「無理マン」の…

村上春樹の小説の好きなキャラ5人

村上春樹の小説はよく読む。 20年くらい前から読んでる。 ハードカバーも何冊か持っている。 村上春樹の小説には魅力的なキャラが登場する。 「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」のピンクのスーツを着たむっちり太った女の子 博士の孫。あえて太…

猫とコーヒーとウイスキーのブックバー

8/26にThink Thankでやることになりそうです。 プラスアルファの要素として、カキ氷とアイスも加えてコラボしたい! 猫とコーヒーとウイスキーにまつわる本を持って行きます。 もちろん、ウイスキーとコーヒーも。 コーヒー淹れてくれる人 カキ氷作ってくれ…

品川にある純喫茶Cafe DALIはおっさんとタバコを吸う女性のオアシス

今週は珍しく、東京出張が重なった。 いずれも品川のオフィスで打ち合わせ。 僕は純喫茶が好きである。 ランチも食べれる純喫茶だと得した気分になる。 お腹いっぱいになったうえで、食後のおいしいコーヒーが飲める。 マツコの知らない世界で紹介された純喫…

「黄色いマンション黒い猫」の"アキと春子と私の青春"を読んで能年玲奈ちゃんの今後を思う。

能年玲奈ちゃんのファンだ。あまちゃんを観た時からファンだ。瑞々しさを体現してる女優だと思う。事務所独立騒動で、見る機会はぐっと減ってしまった。早く復帰して欲しい。能年ちゃんのブログでは、あまちゃんで母親役だったキョンキョンとの2ショットが上…

キョンキョンのエッセイを読んで、唐突に、大人になったと自覚する

黄色いマンション黒い猫キョンキョンこと小泉今日子さんのエッセイ。主に、子供の頃のことを回想して書いてる。もちろんアイドル時代も含まれる。昭和を懐かしめる内容だ。今日、読んだエッセイは、キョンキョンが原宿の喫茶店で一人で本を読みながらレモン…

EAT&RUN 食べることと走ることについて語るときに彼が語ること

EAT&RUNという本を買った。BORN TO RUNで世界中のランナーを魅了したスコット・ジュレクが明かす、食べること、走ること、そして生きること。まだ本文は読んでないけど、途中に挿入されているコラムと、ビーガンレシピを読んだ。優れたランナーに必要な食事…

ジャレドダイアモンド「セックスはなぜ楽しいか」備忘録

人間の性は他の動物と比べて特殊。隠れてセックスをする。排卵日がメスにも分からない。一夫一妻でオスも子育てをする。セックスはなぜ楽しいか?オスを繋ぎ止めておくため。男は役に立つのか?男が狩りをする理由。狩猟より採集のほうが確実にカロリーを摂…

重版出来!の3話を見て、NARUTOの停滞期を思い出した

重版出来!今回も面白かった!滝藤賢一演じる高畑一寸は「ツノひめさま」という人気漫画の作者。原画は河合克敏さん。「帯をギュッとね!」モンキーターン」「とめはねっ!」で有名。絵がきれいで好きな漫画家。ツノひめさま読んでみたい。和田編集長による…

重版出来!はストーリーだけじゃなく服も素敵!

2話目も良かった。 ブルーのニットがかわいい。 大きなハートがデザインされてる。 八丹先生の『タンポポ鉄道』を売るために書店周りをする"小熊"心と"ユーレイ"小泉くん。 最初はやる気のなかった小泉くんが心の純粋な行動に触発され、書店員さんと向き合う…

文明崩壊におけるグリーンランドのノルウェー文化圏の崩壊に学ぶ日本の生き残り方

ジャレドダイアモンドの「文明崩壊」上巻を読んだ。巻末のグリーンランドの事例を読んで、日本の行く末を憂いた。日本も同じように徐々に縮小、やがて崩壊していくのではないだろうか?それを防ぐ手立てはあるだろうか?グリーンランドは中世にノルウェーの…

カクテルはいかが?行正り香のエッセイと、カクテルと料理が素晴らしい

図書館で何気に借りてみた。行正り香の「カクテルはいかが?」カクテルの写真に惹かれた。カクテルレシピ本は持ってるけど、それに合わせる料理も載ってるのがいい。そしてそのチョイスも意外性があっていい。カクテル毎にそれにまつわるエッセイが添えられ…

『銃・病原菌・鉄』を読んで、やっぱり豚が好き!と思ったよ

『銃・病原菌・鉄』の第9章は、 なぜシマウマは家畜にならなかったのか というタイトルである。 その答えを知るまでに23ページを要する。 要するに、シマウマは気性が荒かったから家畜化できなかったのである。 その他に、野生動物が家畜化できなかった要…

『銃・病原菌・鉄』を読んで考えた、人間はなぜ戦争をするのか?

『銃・病原菌・鉄』 ジャレド・ダイアモンドの著書。 興味を持ったのは「ほぼ日」の対談だった。 ジャレド・ダイアモンドさんのクリアな視点 - ほぼ日刊イトイ新聞 そして、はてなブログでid:orangestarさんの分かりやすい解説で益々興味がわいた。 orangest…

読書通帳の記事を見て考えた図書館の役割

読書通帳というものがあるらしい。 ddnavi.com 借りた本の履歴が通帳に残せる。 貸し出し倍増した図書館もあるとか。 www.asahi.com オフィスや公共施設の椅子や棚なんかを手がけている内田洋行さんが開発したものらしい。 www.uchida.co.jp 内田洋行さんと…

「安心してください、開いてますよ」というバーに行きたい

僕が行きつけのバーは定休日がない。 海外にお酒を買い付けに行くとき以外はほぼ毎日開いている。 マスターのこだわりだ。 定休日を設けると、もし、お客様がふらりと立ち寄ってお店が閉まっていたら、二度と来てくださらないかもしれない。 だから、定休日…

まだイケハヤの揚げ足とって消耗してるの?〜イケダハヤトのnote有料記事を買ってみたよ〜

はい。煽ってみました。 イケハヤさんの真似してみました。 イケハヤさん イケダハヤトさん 池田勇人さん? 湯川さんの講演で「イケダハヤト」の名を聞いて以来、注目してます。 知らない人のためのプロフィールはコチラ。 www.ikedahayato.com プロブロガー…