言わずと知れたHUNTER×HUNTERの念能力の強化を促す理論である。
制約(ルール)を決めて、誓約(宣言)する
料理においても「制約と誓約」を意識すると料理スキルが上がる気がする。
僕は子供の頃から両親とも料理が得意で、ほとんど外食することなく育ってきた。
20歳になり、ひとり暮らしするようになってからは自然と自炊するようになった。
しかし、大学生の一人暮らしは1Kのワンルームで、K:キッチンはお飾り程度の狭さでとても料理ができる設えではない。
初めて借りたその1Kでは狭いキッチンの古ぼけた電気コンロの代わりにカセットコンロを使って料理をしていた。つまりキッチンのスペースという制約がある中で工夫して色々な料理を試した。炒め物や丼物であれば作れる。数々の失敗を経て、料理スキルが徐々に上がってきた。狭いキッチンでの段取りも上手くなっていった。
やがて彼女ができ、結婚し、子供が生まれ、二人目が生まれ、三人目が生まれた。
学生から社会人になり金銭的にも余裕が出来たので、住まいも徐々にグレードアップし、キッチンも広くなった。
今では三口のコンロと焼き魚グリルがある。電子レンジやトースター、大きな冷蔵庫もある。
徐々にスケールアップしていくキッチン周りと共に、料理のレパートリーも増えてきた。
しかし、家族5人だと、皆の好みを合わせるのが難しい。誰か一人でも嫌いなメニューがあると食べ残しや別メニューを考慮しないといけない。これもまた制約である。
だからハンバーグや唐揚げ、カレーなど万人受けするメニューになりがちである。
在宅勤務などでたまに自分一人用に料理を作るときがある。その時は他人の好みを考える必要はなく、純粋に自分が欲するものを作る。それが美味いと嬉しい。
今は副業でBARやスナックをやっているが、ここでも制約がある。それぞれのキッチンスペースに常設できる器具や食材には限りがあり、当日に運び込まないといけない。
揚げ物をするには週一だと油の処理に困る。
このような制約の中でも可能なメニューを考案し、それをお客さんに食べてもらい、対価をいただけるのは非常に有難い。
今日は生きる場で久しぶりのスナックをやる。リアルで参加される方はいないようなので自分一人用の料理を作る。生きる場のキッチンも制約があるが、創意工夫で何とかなる。
今日のメニューを誓約(宣言)する
1.刺身盛り合わせ、三種の醤油の味比べ
2.春野菜のコブサラダ
3.近江牛と豚バラと筍の焼き肉
4.〆のラーメン
5.食後のデザート(苺ヨーグルト)
旬のものを織り交ぜながら野菜をたっぷり食べて、肉と魚もたっぷり食べて、明日の生きる糧にしよう!というメニューである。