牡蠣は悪くない!
ということで、最後のエントリー。
前回はコチラ
究極の対策を発見したぞ!!
それは、
もずく酢を食べる
以上。
それだけじゃ納得イカない人に解説。ずいぶん長くなるけど。
キーワードは「腸内細菌」と「水溶性食物繊維」
2013年に、北海道大学の佐野大輔准教授、三浦尚之博士研究員らのグループがノロウイルスを特異的に補足する腸内細菌(Enterobacter sp. SENG-6)を発見した。
どういうことかと言うと、僕らの町内、じゃなく腸内にいる細菌にはノロウイルスをくっつけちゃうヤツがいるというのだ。
ノロウイルスは人間の腸の細胞内で増殖する。だったら、この腸内細菌を増やせば腸の細胞にノロウイルスが到達する機会が減り、感染しにくくなるのでは?と僕は思った。
だけど、そうじゃなかった。
2014年にこんな報告があった。
図 ヒトにおけるノロウイルスの感染のモデル(上記URLより引用)
ヒトのノロウイルスは腸管の内腔において,細菌の表面に発現する組織血液型抗原と結合する.ノロウイルスと細菌との複合体は,腸管上皮細胞を通り抜け粘膜固有層へと輸送される.粘膜固有層におけるノロウイルスのB細胞への感染は,ノロウイルスに結合した組織血液型抗原により促進される.
つまり、先の北大が発見した腸内細菌にノロウイルスがくっついて、そのまま腸管を通り抜け内部に侵入、B細胞という抗体産生細胞の中でノロウイルスが増殖する、というものらしい。
じゃあ、この腸内細菌が増えちゃダメじゃん!ってことになる。
だったらどうしたらいいの?
そもそも腸内細菌って何?
それはこのTED Talkを見るとよく分かる。
もっと短時間で、日本語で解説してほしいという人はコチラを見るべし。
腸の中には100種、100兆個もの細菌が暮らしていて、常に勢力争いをしている。外部から有害な細菌がやって来たら既に腸内にいる細菌がやっつけてくれるのだ。
健康な人の便を移植して、腸炎や肥満、うつ病など様々な病気の治療に役立てようと研究が活発に行われており、腸炎では臨床試験でも効果が確認されているとのこと。
腸内を健康に保つ、つまり人間にとって善い細菌を増やせば、ノロウイルスを増殖させてしまうダメ細菌の勢力が弱まり、ノロウイルスに罹りにくくなるのではないだろうか、と僕は考えた。
善い腸内細菌を増やすにはどうすればよいか?
そこで、もずく酢の登場である。
もずく等の海藻は水溶性食物繊維が豊富である。
ためしてガッテンでも紹介されてたけど、
水溶性食物繊維は腸内細菌のエサなのだ。
もずく酢はスーパーでも3個パックで150円くらいで売ってる。
↓は3個パック×10で1,339円なので一つあたり134円。
コンビニでも売ってる。
だから、これから飲み会って時にもコンビニでもずく酢を買って、ツルッと飲むように食べれば腸内細菌が元気になるのだ!二日酔いもたぶん防げる。
もずく酢を食べてノロウイルスフリーな身体になろう!