つれづれなるままに
スタバで
MacBookにむかいて
心に移りゆくよしなし事を
そこはかとなく書きつくれば
あやしうこそものぐるほしけれ
蔦屋書店に併設されたスタバで
店員がよく見えるカウンターに座り
チーズケーキをお供にドリップコーヒーを飲みながら
ぼんやりと周りを眺めている
本の森に囲まれている
しかし図書館のような静寂さはなく
そこいらから話し声が聞こえる
僕の目の前で
女性の若い店員が
とめどなく注文された飲み物を提供している
カップにコーヒーやらミルクやらクリームやらチョコレートやらを入れ
プラスチック製のふたをし
次々に手渡していく
ホットとアイス
ショートとトールとグランデとベンティ
サイズのちがうプラスチックのふたが
整然と積み上げられている
はたして
いくつのプラスチック
いくつの紙が
使われ
捨てられていくのだろう
それらはきっと
どこかで大量に作られ
そしていろいろなゴミ箱に捨てられるのだろう
最終的にはゴミ処理場で焼却され
灰となって埋め立てられるのだろう
世界中のスタバで作られ
捨てられる
いったいどのくらいのエネルギーが費やされているのだろう
それにはいったいどのくらいの価値があるのだろう
僕の疲れた頭と体は
少しは回復したかもしれない
それは費やされたエネルギーに対して
どれくらい価値があるかは分からない
こんな駄文を世界に発信したところで
ほとんど意味なんかはないんだろうけれど