学びと食、ときどきランニング

ウイスキーマエストロによるIdeas worth spreading

京都のお坊さんから教わる『和のお掃除』に行ってきた

浄土宗のお坊さんお二人にお掃除について教えてもらった。

 

他の宗派は分からないけど、浄土宗では修行中のお掃除は小学校の掃除の時間みたい。みんなで班分けして決まった時間にお掃除をする。

 

昔ながらの箒やはたきだけでなく、時にはダスキンモップとかも使ってお掃除をする。

檀家さんやお客様がいらっしゃる前にお掃除をする。

毎日お掃除しているわけではない。気がついたらやる。気になったらやる。

自然とやってるお掃除。知らん間に終わったという時もある。

慣れてくると、穏やかな気持ちになる。

 

作務衣を着てお掃除してると声をかけてもらいやすい。法衣で歩いてる時は声をかけてもらえない。

お掃除をしていると、心が整う。心を整えるためにお掃除をしている。循環している感じ。

お掃除は、とりあえずやり始めると、続く。

気になったところをお掃除する。気になったところの積み重ねできれいになる。お散歩で気になるところがないか確認する。

お掃除は人のためにしている。ノルマを決めてしまうとしんどい。

 

単純作業の積み重ね。うれしい瞬間を見つける。掃いたらきれいになる。すぐに成果が見えるのがいい。

お掃除の嫌なことより楽しいことを見つけるといい。

自分のためにと思うとすっきりする。誰かのためにでやり続けるとしんどい。

 

毎日なんとなくやってみる。

楽しく掃除するためには、自分で決めてやる。今日はココまで、ココだけとか。

距離感が大事。

仏像の金箔や漆など掃除しすぎたら痛む。

 

ほうき草=コキヤ=トンブリの木は植えててキレイだし枝を乾燥させて束ねたら箒になる。使い勝手良い。子供にお掃除の楽しさを伝えるのにも良い。お掃除道具が何から出来ているか一目で分かるから。

 

 

お掃除は、自分と他人の心の掃除なのだと思った。