たまたま、完戸 (id:s-shuhei)さんのブログを見つけた。
コーヒーを冷めてから飲んで、クリアな酸味が残るものは美味しいとのこと。
このブログを読んで、
味と匂いの専門家を自称している僕にとって、コーヒーの酸味とは何なのか?とても気になった。
Googleさんに聞いてみて、一番わかりやすいページを見つけた。
キレのある酸味の元となるのは小糖類であり、小糖類が分解して酢酸やギ酸、乳酸が生成されるとある。
酢酸菌や乳酸菌などの酵母がコーヒーに含まれる糖を分解しているのだろう。
また苦味の元となるのは糖質とアミノ酸とクロロゲン酸から作られる褐色色素によるものとのこと。つまりプリンの上のカラメル色素みたいなものね。深煎りすればするほど色素は濃くなり(つまり焦げが多くなり)苦味は強くなる。
味としては苦味と酸味のバランスで好みが分かれ、香りはウイスキーと同じように多種の香り成分のバランスで成り立つのだろう。
香りの幅はウイスキーのほうが広そうだけど、苦味と酸味が加わることで総合的な味の幅はウイスキーに匹敵すると思われる。
コーヒーも深い。深すぎる。
知れば知るほど深みにハマっていきそうだ。