学びと食、ときどきランニング

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入社12年目の中堅社員が語るオムロン

スコッチです。

 
このブログはほとんどの読者がFacebookで繋がっている方々なので、今さら隠す必要もありませんが、僕はオムロンという上場企業に勤めています。
 
2004年入社なので12年目になります。
主に研究開発職でした。
途中、4年ほど労働組合支部執行委員をし、研究開発職に復帰、その後、異動希望を出して電子部品関連の事業部で新規事業の企画をしています。
現在は、ちょっと頑張り過ぎて体調を崩し、うつで療養中ですが、元気になったのでそろそろ復職する予定です。
 
この記事は、これからオムロンに就職したいと考えている大学生や転職を考えている社会人に向けて、オムロンがどういう会社なのかを分かりやすく説明していきたいと思います。
ちなみにほとんどがポジティブな意見です。
ブラック企業ではないので^ - ^
 
僕がオムロンに入ったきっかけですが、創業者の立石一真に惚れました。会社のホームページとか書籍を読んで、この人すごい!と思ったので採用面接の時に熱く語ったので入社できました。
 
立石一真のすごいところはたくさんあるのですが、まず、企業理念と社憲がすごい。
 
われわれの働きで 
われわれの生活を向上し 
より良い社会をつくりましょう
 
これは毎朝全社員が唱和している社憲です。名刺にも印刷されています。一真が1959年に作りました。企業理念である「社会の公器性」を分かりやすい文字にしたものです。自分たちが頑張って働き、まず自分たちの生活を向上して、その延長線上により良い社会が出来上がるようにしていこうというもので、第一に社員の人間性を尊重しているところが好きです。
 
そんなオムロンは、よく他社の人から「オムロンさんて人に優しいですよね」と言われます。オムロンを辞めて転職した人も「辞めて初めてオムロンの良さが分かった」と言っていました。確かにオムロンは人事処遇面で手厚いです。パナソニックや日立と同じ電機産業なので同程度の給与水準、休暇や子育て支援も大手と遜色ないです。僕は5ヶ月病気療養していますが傷病手当や見舞金はほぼ給与と同額支給されています。おかげで安心して休めました。
 
パワハラがないとは言いませんが、人事や労組の手厚い支援もあり、改善傾向にあります。残業時間も適正なレベルに抑えられています。もちろん商品リリース時期などは負荷が高くなりますが、代替休暇も取りやすいです。年末年始、お盆、GWとは別に個人が設定できる長期休暇制度があり、平日5日間連続して休むことができます。僕は毎年、子供の夏休みに合わせて取っています。
 
 
次に、仕事内容についてです。
僕は研究開発職を長年していました。理系の修士課程以上を卒業した大学生には人気の職です。研究は様々な分野があります。僕は無線技術をしていました。他に画像処理や情報解析、ICなどへの組み込みソフトウェアといった技術がメインストリームです。
国内外の大学や研究機関と共同研究をするようなアカデミックな部分もありますが、事業部と一緒に新商品の開発をしているところが多いです。
 
オムロンといえば体温計などの健康機器を連想する人が多いですが、オムロン本社とは別会社のオムロンヘルスケアという関連会社になります。健康関連の事業をしたい人はオムロンヘルスケアを受けたほうがいいです。ただし先ほどの研究開発職はヘルスケア事業のこともしています。
 
他に自動車関連のオムロンオートモーティブエレクトロニクスという関連会社もあります。僕は以前はここの技術開発をしていました。キーレスエントリーやパワーウインドウなんかは業界でも結構有名です。流行りの自動運転や電気自動車関連のこともしています。
 
オムロンの屋台骨といえる事業はFAです。ファクトリーオートメーションの略で、工場の自動化を支援するセンサーやコントローラーを商品にしています。最近は、CEATECなどの展示会で「卓球ロボット」を使って技術アピールをしています。人間の動きをキャッチし、人間が打ちやすいところへボールを打ち返してラリーを続けられるロボットです。
 
このようにロボット技術も積極的に取り入れています。サイバーダイン社と組んで産業用だけでなく医療用のロボットも開発していく予定です。
 
自動改札機を世界で初めて作ったことでも有名です。プロジェクトXで放送されたこともあります。
 
僕はいま、オープンイノベーションで新規事業を開拓しようとしている部署にいます。社外の優秀なエンジニアと一般ユーザーと一緒になって、みんなの困り事を解決するというものです。
 
画像処理技術、特に人の顔を判別する技術をメインで使っています。
これにより、子育て支援や介護支援などでこれまで人が介在せざるを得なかった部分を軽減したいと考えています。うつ病予防や回復支援にも使えるのではと思ってます。
 
海外にも関連会社や営業所があるので、海外出張や勤務もこれからどんどん増えていきます。僕は海外出張の無理がたたって体を壊しましたが、、ジェットラグが辛くて、、
海外のメンバーも良い人が多いです。インドネシアには日本のオムロン太陽を真似て障害者雇用を推進している工場もあります。
 
このように、オムロンは幅広い分野で着実に成長しています。株価が日経平均に連動しているのがそれを物語っています。いままで大きくコケることはなかったようです。ある程度の安心感はあります。
 
しかし、これからはもっとチャレンジする人が必要だと思ってます。熱い思いを持ち続けて、失敗しても何度もチャレンジできる人です。僕も小さいながらも色々とチャレンジしています。まだ会社に大きな貢献はできていませんが、自分を信じてじっくりと辛抱強くやっていきたいと思います。
 
これを読んでいるあなたも
もしオムロンに興味を持ったら一緒に働きませんか?
 
もっと詳しいことを聞きたかったら連絡ください。Facebookスカイプでメッセージのやりとりをしましょう。
 
もちろん京都のバーで語り合ってもいいですよ^ - ^
 
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