伊賀の伊蔵さん。
Facebookで忍者修行ツアーを挙げてた。
電車で行くと意外に近いし、モニター価格の500円で、忍者衣装が着れて、おにぎり忍者飯と入山券付きという超お得な内容だったので、家族をほっといて行くことにした。
朝早く起きて、家族に気づかれないように忍んで出てきた。
受付を済ませ、忍者衣装を着た。
赤や青や黄色のカラフルな衣装が並ぶ中でグレーをピックアップして着せてもらった。
伊蔵さんからは「いちばん忍っぽいのを選びましたね」と褒められた。
伊蔵さんは完璧な忍者装束で、さらに鹿の毛皮やカシの杖を見に纏ってカッコ良かった。
参加者は10名ほどだった。前日から参加してる人が多かった。昨日は忍術体験だったらしい。今日は滝巡りをしながら、自生する植物の名前やオオサンショウウオについて学ぶというものだった。
赤目四十八滝は大小さまざまな滝がある。大きな滝は「赤目五瀑」と呼ばれる。
不動滝。
明治の中頃までは、この滝より先には行けなかったそう。もともと修験道で神域だったけど、散策路を整備して一般人も気軽に入れるようになった。
布曳滝。
きれいな一条の布のよう。
荷担滝。
真ん中の岩が荷物みたい。
琵琶滝。
滝壺の形が琵琶に似ている。滝の条が弦。
途中でオオサンショウウオが見れた。
この時期に見れるのはかなり珍しいらしい。
ガイドの上忍も興奮してた。
片道約3kmのコース。行きは景色が変わって新鮮だったけど、帰りは疲労感もありしんどかった。
植物の名前はたくさん学べた。
百日紅(サルスベリ)、シキミ(毒がある)、楠(樟脳がとれる)、シュロ、スギは真っ直ぐが語源、軒忍というシダ植物、ケヤキ、フジは締め殺しの木、ソヨゴ、エゴノキ、ヒノキは火の木、ネムノキはマメ科、オオサンショウウオは英語でジャイアントサラマンダー。
忍びの者は情報収集がメインの仕事だ。
僕も滝と植物の名前を覚えたので下忍くらいにはなれたかな。
ニンニン。