noteからメールが来た。
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R1優勝芸人にとって、母親とは。
というタイトルだった。
すぐに、ハリウッドザコシショウのことだと分かった。
漫画形式だった。チャーミング井上二郎という、僕の知らない芸人が描いたものだった。
ハリウッドザコシショウと母親の関係を描いたものだ。
これが真実かどうかは分からない。
だけど、電車の中で読んでて泣きそうになった。
僕も母親を亡くしている。くも膜下出血で突然に亡くなったので、死に目に会えなかった。ザコシショウと一緒だ。
母親はいつでも僕を応援してくれてた。
就職したら初任給で大トロ食べさせてね。
と言われていた。
いつかノーベル賞とってね。
とも言われていた。
どちらも実現させてあげれなかった。
でも、母親が亡くなる1週間前に子供を連れて帰省してた時に話してくれた。
お母さん、キミちゃん(娘)が産まれてきて、すっごい嬉しかったんよ。本当にカワイイ。すっごいカワイイ。嬉しいんよ
その時の母親の笑顔は本当に嬉しそうだった。
僕自身は大したことをしてやれなかったけど、僕の娘が、大したことをしてくれた。
母親の死に際に良い思い出を作ることができた。
ただ、それだけでいいのかもしれない。
ハリウッドザコシショウの今後が楽しみだ。