学びと食、ときどきランニング

ウイスキーマエストロによるIdeas worth spreading

イギリスがEUから離脱でスコットランドが独立したらスコッチウイスキーはどうなるのか?

イギリスがEUから離脱した。

 

イギリスがEU国民投票で離脱を決断へ──疑問点をまとめてみた

http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2016/06/post-5386.php

 

この記事によると、

 

"

残留派=高い教育を受けた人、グローバル化の恩恵を受ける人、国際的な経験が豊富な人、一定の収入がある人、若者層」であり、一方は「離脱派=労働者階級の一部、それほど教育程度の高くない人、グローバル化の恩恵を受けない人、一部の高齢者」という形に割れたことから、まさに階級の差がくっきりと出た。

"

 

とのこと。

 

つまり、頭の悪い老人のせいでイギリスはEUから離脱したということだ。

 

 

スコットランド残留派だった。

 

スコットランド住民の意思は「EU残留
残留」が「離脱」を上回った

http://toyokeizai.net/articles/-/124395?display=b

 

 

ということは、スコットランドの独立が現実味を帯びてくる。

 

2014年に独立の住民投票をした時は僅差で反対派が勝利した。

 

裏返せば、スコットランドの保守派はEUの残留派ということになるだろう。

 

しかし、スコットランド独立には、まだしばらく時間がかかる。

 

イギリスのEU離脱が正式に決まってから、独立の住民投票が為されることになる。

 

当面は、EU離脱の報を受けて、ポンド安が続くことが予想される。

 

そうすると、スコッチウイスキーが安く買えるようになるだろう。

 

 

では、スコットランドが独立したら、スコッチウイスキーはどうなるのか?

 

スコットランドの主要な輸出品目はスコッチウイスキーだ。

http://www.maff.go.jp/j/kokusai/kokusei/kaigai_nogyo/k_gaikyo/gbr.html

 

世界的なウイスキーブームもあって、今後も成長が見込める。

 

ただし、供給が需要に追いついてないのが現状で、ほとんどの蒸留所がノンエイジものの販売に切り替えている。

 

こだわりの強いスコットランド人は中途半端なものは出さない。

 

また、これまで何度もウイスキーブームはあったけど、揺り戻しもすごくて、過去に閉鎖された蒸留所は数え切れない。

 

ウイスキーの素晴らしさを世に伝えることをライフワークとしている僕にとっては俄然、目が離せない状況である。

 

しかし、ウイスキーはそんな心配をよそに、ただただ樽の中で熟成されていく。