今日は寒波の中、京都マラソンの試走会があるので、自分を鼓舞するためにマラソンのトークを。
Are we born to run?
クリストファー・マクドーガル「人類は走るために生まれたのか?」
クリストファー・マクドーガルの「BORN TO RUN」は全米20万人の走りを変えた、 ニューヨークタイムズ・ベストセラーだ。
僕も2010年に読んで、それまでの走り方を見直した。
ストレッチをせず、かかと着地せず、するすると走る。
走るのを楽しむ。
それを思い出させてくれる。
クリストファー・マクドーガルはトークの中で、3つの謎について話す。
1つ目の謎、200万年前に誕生した人類は、20万年前に石器を使い出すまで、どうやって狩をしていたか?
2つ目の謎、フルマラソンを19歳と60歳が同じタイムで走れるのはなぜか?
3つ目の謎、フルマラソンよりさらに長い160kmのレースをエイドステーションで授乳しながらも500人中8位でゴールした女性の原動力は何か?
答えは、人類は集団狩猟生物として進化してきたからだという。
他の動物よりもはるかに優れた発汗作用により、呼吸と体の冷却を走りながら行うことができる。
さらに、獲物を見失わないために、 経験を積んだ高齢者と集団で狩りをする必要がある。 集団には女性や子供たちも連れて行く。授乳期の母親と思春期の子供たちには 動物性タンパク質が必要不可欠だから。狩りには最高のパフォーマンスを 発揮する27歳が必要ですが 体験型学習を通じて未来の エースとなる10代の若者も必要です 全人員が集団で行動する。
そして、協力して狩をするためにはエゴを捨て社会性を身につけなければいけない。
走ることは人間本来の生き方を取り戻すことにつながるのだ。