こないだ書いたのの続き。
「シェア」という本を書いたレイチェル・ボッツマンのトークを2つ紹介。
最初は2010年のTEDxSydneyのトーク。
コラボ消費(collaborative consumption)という考え方についての話。
コラボ消費は3つに分けられる。
1つ目は、再配布。使用済みの物をもう必要でなくなった場所からそれを必要とするどこかへ、誰かに移動するというもの。
2つ目は、コラボレーションをするライフスタイル。お金や技術、時間といった資源を 共有すること。 コーワーキング(共同での仕事)や カウチサーフィンやタイムバンク、ランドシェア(土地の共有)など。
3つ目は、製品サービスのシステム。製品の効果のためにお金を払うというもの。普段はあまり使わない製品に対しては 特に有用。赤ちゃん用品や流行の洋服、電動ドリル。電力ドリルは、製品寿命の内、12分から13分ほどしか使用されない。必要なのは、穴であってドリルではないということ。
欲しいのは物ではなく、物がもたらしてくれる経験なのです。
I don't want stuff; I want the needs or experiences it fulfills.
レイチェル・ボッツマンは2012年のTEDGlobalでも同じような内容を話している。少し進化している気がする。
お仕事代行サービスのTaskRabbitに関する話が面白かった。
46歳のクリスはこのTaskRabbitで「SuperRabbit」という最高の栄誉ある称号を得ている。それは一番人気のTaskらしい。答えは動画を見てもらえば分かるが、確かに代行してほしい仕事だ。僕もやりたくない。出来れば誰かにやってほしい。SuperRabbitのクリスはこの仕事で月に5000ドルを稼いでいるらしい。すごいな。
クリスのように評価(信頼)をどのように得るのか?そしてその評価を別の仕事にいかに持ち越していくか?というのがトークの主要なテーマだ。
シェアリングエコノミーは「信頼」で成り立つ部分が多いのだろう。
その辺の話はこの本に詳しく書かれているっぽい。