パフォーマンス休暇(仕事でパフォーマンスを出すために休むこと)を取って京都・岡崎にある無鄰菴へ。
毎週火曜日は在釜の日ということで1000円でお茶会体験ができる。干菓子付き。
朝、誰もいない空間で、庭の小川の音、小鳥のさえずり、釜で湯が沸く音、ゆったりとした時間。
やがてスタッフの方がお茶の準備をして登場。
まずは干菓子をいただく。
和三盆のやわらかな甘味が口に広がる。
お抹茶を点てていただきながら、無鄰菴についてのお話を聞く。
もとは山県有朋の別荘で現在は京都市が所有し、専属の庭師が手入れをしている。
東山を借景とし、琵琶湖疏水の水をひいて小川の流れをつくる。
野鳥の憩いの場ともなっている。
母屋や茶室は低価格(3000円〜5000円)で借りることもでき、仕出しを頼んでパーティーをしたり、お茶会や着物の会、写真撮影などにも使えるらしい。
丁寧に点てられたお抹茶をいただく。
きめ細やかな泡(クレマ)がうぐいす色でその下に覗く抹茶色。
程よい苦味、クレマにより舌触りがよく、飲みやすい。
「おいしいです」とお答えする。
母屋の中庭。苔と笹と羊歯と岩のコントラスト。
厠へ続く廊下から見える小庭。朝陽がつくる陰。
生花。椿がアクセント。
小さなお雛様。水引に囲まれて。
生花。梅の季節だなぁ。
厠の近くにある水鉢と灯篭。
母屋から見える茶室と小川。せせらぎ。
池には鴨の雌雄。
琵琶湖疏水から引いてきた水は小滝となり、庭を潤す。琵琶湖から小魚もやってくるらしい。そしてそれを狙う野鳥がやってくる。
小滝から見た景色。仕事で嫌なことがあっても忘れられる時間と空間。
無鄰菴でぼーっとする時間は働き方改革に役立つ。