学びと食、ときどきランニング

ウイスキーマエストロによるIdeas worth spreading

旅ランのすすめ

ランニングは2通りある

 

いつものコースを走るランと旅ランである

 

いつものコースを走るランは、走ることについては何も考えなくていいので、本気のトレーニングか、瞑想的なものになる

 

走ることについて何も考えないと、頭がぽっかりして、良いアイデアが思いつきやすい。でもすぐに忘れるので、帰ってから書き留めたほうがいい

 

旅ランはいい。

僕は泊まりの出張があると必ずランニングセットを持っていく。セットといっても、夏場ならTシャツと短パンだけでいい。靴は常にランニングできるものを履いているから。

 

ドイツに行った時は、ミーティングが早めに終わったので夕方にホテルからリバーサイドレストランまで5kmほど走り、ビールとポテトとハンバーガーを堪能し、ほろ酔いで帰ってきた。夕暮れのドイツのリバーサイドを走るのは最高に気持ち良かった。

翌朝は森の中を抜けて、ときおりすれ違う人と「モーゲン」と挨拶を交わし走る。遠くで教会の鐘が鳴るのを聞きながら走ると、日本じゃない感がMAXに味わえる。

 

ロンドンに1週間滞在した時も走りまくった。公園を巡った。ハイドパークはめちゃめちゃ広い。リスがたくさんいる。小鳥に餌をあげるおじさんがカッコイイ。

リージェンツパークはロンドン動物園の近くにある。ハリーポッターが蛇と会話をした動物園である。近くにはシャーロックホームズ博物館がある。

公園に行く途中も楽しかった。人がほとんどいないコヴェントガーデンやトラファルガー広場、ビッグベンを通り抜けるのは爽快である。

 

シンガポールでも走った。年中気温が24度を下回らないので常に日本の初夏な感じである。マリーナベイサンズを横目にガーデンズバイザベイの人工の巨木を通り抜けているとファイナルファンタジーの世界に入り込んだ錯覚を覚える。リアルVRである。

 

国内の旅ランもいい。

東京出張が多いので、あらゆる公園を走る。皇居、代々木公園、神宮外苑隅田川沿いを走るのも気持ちいい。

 

初めての土地でも、10kmほど走れば、その土地の距離感がつかめる。我が町感が得られる。その土地と自分が一体となる感じ。

そうすれば安心して、その土地での仕事に取り組める。他所者感がなくなるから。

 

今週末は石巻に行く。どこをどのように走るか計画するのが楽しい。