学びと食、ときどきランニング

ウイスキーマエストロによるIdeas worth spreading

スタートアップエコシステムの構築〜100年続くベンチャーが生まれ育つ都を創る〜を聴講(前半戦)

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最近は山際総長の記事に共感することが多く、竹林さんのお誘いもあり参加。

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kmv.kyoto

 

非常に豪華なメンバーでの開催。

1. 開会挨拶
原 良憲 京都大学経営管理大学院 院長
2. 基調講演
山極壽一 京都大学 総長
3. 講演
藤井輝夫 東京大学 理事・副学長
竹林 一 京都大学経営管理大学院 客員教授
4. 寄附講座第1期活動報告
若林靖永 京都大学経営管理大学院 教授
松浦恭也 京都大学経営管理大学院 客員教授
5. パネルディスカッション
藤井輝夫 東京大学 理事・副学長
人羅俊実 株式会社FLOSFIA 代表取締役社長
山本光世 JOHNAN株式会社 代表取締役社長兼CEO
竹林 一 京都大学経営管理大学院 客員教授
若林靖永 京都大学経営管理大学院 教授
6. 寄附講座第2期計画/閉会挨拶
山本光世 JOHNAN株式会社 代表取締役社長兼CEO 

 

山際総長の話。

30年の格差、アメリカと日本

違いはシリコンバレースタンフォード大学ベンチャー支援制度出来た

アメリカの経済が大きく変容、大企業からベンチャーへ、大企業の中央研究所が分業化へ、

日本の大企業は中央研究所を過信し続けた。

過去の成功体験を引きずる

今更、日本が後追いして追いつくのか?

 

資本主義の変容、資本主義の理念が人々を豊かにしているのか?

商業資本主義から、グローバル化を迎え、利潤を上げづらくなった、

大学進学率が上がった、失業率が上がることへの対策だったかもしれない

低賃金労働者になりたくない、しかし雇用がない、もっと学力を上げて良い職に就きたい

 

大学は高度な職業人を輩出する場所になった

 

日本は中央研究所を廃止、ポスドクの受け入れが難しくなった、

大学は人材輩出の場、研究者を必要としなくなった

 

一方、アメリカでは、

大学内で小さな単位で新しい創造的なベンチャーが生まれた、ガレージビジネス

そういった発想が日本には無かった

 

アメリカの後追いをして良いのか?

何をしたら良いのか?

 

AI?

人間の歴史を振り返ってみると、ようやく私の出番w

サピエンス全史

初めから注目していた

ホモデウス、21レッスンズ

人類が来た道、人類が向かう道、今何をすべきか

 

人類が来た道、

言葉、信用、貨幣経済

 

人類が向かう道、

3つの大きな課題を解決、疫病、戦争、貧困、この3つを克服しつつある

 

21世紀から、神の手、不死、幸福を手にしつつある

神の手、不死は生命工学で得つつある、しかし幸福は手に入れられるのか?

 

今向かう道、

幸福、マインドフルネス、

再び前史へ、

 

言葉の前、

 

人間の脳が大きくなりだしたのはいつか?20万年前

言葉は7万年前に生まれた

 

人間の脳が大きくなったのはなぜか?

その種が、暮らしている平均的な集団サイズと脳の新皮質の割合は正の相関

つまり、付き合う仲間の数を増やしたことが、仲間との関係性などを記憶しておく必要があり、脳が大きくなった

 

言葉を発明して以降、付き合う仲間の数が爆発的に増えた

そして農耕などが発展した

 

ヒトは、なるべく多くの仲間と付き合いたいという欲望がある

 

情報通信技術が世界を席巻した理由にも繋がるのでは?

 

コンピュータ、もともと計算機、いつの間にかメディアになった

今や発信する場になっている、だんだんコントロール出来なくなる

 

それが今の時代、デジタル社会

 

これからは人々が信頼を持って付き合う人の規模、が大事

 

コミュニケーション技術と集団サイズは相関がある 

 

非言語的コミュニケーション

共鳴的な動作がチームワークを作る(ラグビー日本代表など)

 

30人から50人、一人のリーダーが統率できる規模

ムードを共有する中で、音楽的リズム、お祭り、

同じセンスや文化を共有する集団

言葉が重要な働きをしているのではなく、身体

 

150人、年賀状を書くときに、リストによらず名前を覚えている規模

経験によって記憶している

 

それ以上に付き合う範囲を広げようと思ったら、

言葉が生まれ、文字が生まれ、電話や通信技術が発展、インターネットになった

しかし、それを使いあぐねている

幸福の拠り所にした資本主義、経済的な豊かさ、乖離してきている

今見直されはじめている

株主優先から全てのステークホルダーへ、CSR、ESG、SDGs

地球環境は無限では無かった

人間の資源も有限だった

 

京都の大企業は過去のベンチャーシリコンバレーベンチャーに似ていた

京都大学、対話を根幹として、志を持った技術者と手を取って発展させる素養がある

 

ぜひその成果を、根本に立ち返って、人間同士の関係をいかに考えるか、それが幸福に繋がるのか考えることが大事

 

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東大・藤井輝夫先生

 

東京大学未来社会協創

 

デジタル革命、資本主義そのもののあり方、グッドシナリオ、バッドシナリオ

ソサエティ5.0(知恵、個、インクルーシブ)

or データ独占

 

資本集約型から知識集約型へ

モノから知・情報へ、主客の転換

 

SDGs

科学技術、社会、経済

インクルーシブな社会

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FSI

Future Society Initiative

SDGsに貢献する研究教育活動を可視化

https://youtu.be/7NbWH_FOx4o

 

デジタルグリッド株式会社

www.digitalgrid.com

 

東大

運営から経営へ

ビジョンを提示、共有、研究教育活動へ先行投資、成果の可視化・発信、社会からの信用を得る

 

より良い資本主義へ、好循環を大学が駆動する

 

東大ーダイキン連携

10年間で100億程度

東京大学とダイキン工業による「産学協創協定」の締結について | ニュースリリース | ダイキン工業株式会社

 

日立東大ラボ、NECソフトバンク三井不動産なども

 

ベンチャーエコシステムの発展

東大エッジキャピタル

東大TLO

協創プラットフォーム

大関ベンチャー時価総額1.7兆円

起業する学生も増えてきている

東大本郷キャンパス周りにもベンチャー、インキュベーション増えている

ブランドシンボルuTIE(ユータイ)

本郷バレー(実際はヒルだが)とも呼ばれている

 

Beyond AI研究所

ledge.ai

大学にきちんとリターン戻るエコシステム

基礎研究は本郷拠点、応用研究は竹芝拠点

 

未来社会協創にご協力を

未来社会協創基金(FSI基金) | 東京大学基金

現在、累計で40億円

海洋プラスチックゴミ問題

東アジア学連携など

 

東京大学基金は100億円ほど

東京大学基金

 

より良い社会を勝ち取る為に、大学を活用しましょう

経済メカニズムをどう回すか、未来への投資に向けた資金循環を創る

投資家、大企業、ベンチャー、人文知

 

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竹林さん

京都ものづくりバレースタートアップエコシステムに必要なもの

〜100年続くベンチャーが生まれ育つ都を創る〜

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京都変人講座

京都試作ネット

グローバル企業(創業者のDNAをいまだに受け継ぐ)

伝統と文化(花街、炙り餅)

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企業の賞味期限切れ

うどん臭いしてきた、いつかお腹痛くなる

 

琵琶湖疏水、百年先の未来の夢を楽しむ、楽百年之夢

 

SINIC理論、最適化社会、どんな未来を創るのか

自律社会、本来の幸福を追求

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SINIC理論に合わせて博覧会やってる、愛・地球博大阪万博

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何を指針にビジネスをやっていくのか?

軸の変化、駅は鉄道の入り口→駅は街の入り口

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京都の軸って何ですか?

スタートアップ、地域企業、グローバル企業それぞれに軸を見つける

学の知恵、地域の知恵

 

ベンチャーの定義って何ですか?

ベンチャー精神があればベンチャー企業、大企業でもベンチャー

 

人財

起承転結の人材モデル

起:変人、妄想設計

 

創業者と番頭さん

 

転結がいなければただの面白いアイデアに終わる

 

承:つなぐ人がいる

 

起承:コーチン

転結:目標管理、KPI

 

忍者と武士、アジャイルウォーターフォール、速度重視と安定性重視

 

ニンジャイノベーション

 

承は部長以上のトップマネジメント

転結を経験させ、資質のある人を承にする

仕組みとして起承を活かすプロセスを定義する

副業を認めて承の人を生み出す

 

タニマチとプロデューサー

起承転結を束ねるプロデューサーがキー

それを認める見守るタニマチ

 

イノベーション=クリエーション(起承)+オペレーション(転結)

出島の橋を取り外してはいけない

 

立ち上げるだけでなくいかに成長させていくかが大事

 

 起承転結エコシステム

大企業の経験でベンチャーを助ける

グランドデザインを共有

経験によるスキルアップ

専門知識の流通

事業戦略と連携

 

年中夢求

事業創造の原点は人

自分の意志に従いやりたいことを信念を持ってやり続ける人がいる

それに賛同する人々が集まり、新しい価値が生み出される

最後に、外部の人たちがその価値に「イノベーション」というレッテルを貼る

 

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寄付講座第1期活動報告

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人類社会の変容に貢献するという大きな文脈の中で、京都発

妄想レベルのアイデアだが、挑戦する価値がある

 

エフェクチュエーション、自分は何者なのか?自分は何を知っているのか?自分は誰を知っているのか?

心の中の対話から次の一手、生み出す

 

実際、どうなったら近づけるか?エフェクチュエーション、少しずつ輪を広げて形をなしたのが第1期

 

両効きの経営、起承転結人材、

 

はずみ車の理論、ちゃんと回り始めるとエコシステムができてくる

 

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4人からスタートした、大きなシンポジウムができた、コアメンバーだけでなく参加者の皆さんのおかげ

 

(後半に続く)

http://scotchhayama.hatenablog.com/entry/2020/02/08/163837