学びと食、ときどきランニング

ウイスキーマエストロによるIdeas worth spreading

新型コロナの影響で存続の危機にあるオーセンティックBARを救うために出来ること

新型コロナウィルスの影響による緊急事態宣言が発令され大阪府の営業自粛要請を受けまして誠に残念ではありますが当店は明日4月14日よりしばらくの間休業致します。 

 そのようなBARは大阪に限らずたくさんあるだろう。

私が大好きなBAR。オーセンティックなBAR。ウイスキーの種類が豊富でカクテルやフードも美味しいBAR。マスターのおススメを楽しむBAR。至福な体験ができるBAR。大人の階段が上れるBAR。

 

私はそんな素晴らしいBARに若者を導くため、日々、微力ながら活動を続けている。

 

そんな私に何が出来るだろうか?

 

まず、にゃんこ先生を参考にしてみる。

telewo-rk.com

 

BARは通常の飲食店と違ってテイクアウトやデリバリーは難しいだろう。

でも、レシピ販売や料理動画なら出来るかもしれない。

 

まずはDay1. YouTube

www.youtube.com

ここではカクテルを作る動画をアップする。カクテルだけでなく氷のカットや丸氷を作る動画も観たい。

私はBARに行った時の楽しみの半分はバーテンダーさんの手技を観ることである。これはエンターテイメントである。シェイカーを振る全身の動き。ステアする美しさ。カットされてグラスに添えられたフルーツの佇まい。全てを観たい。見所はたくさんありすぎる。動画が何本も作れる。

 

次にDay2. note

note.com

noteにカクテルのレシピを書いて有料で売る。もしかしたらレシピは秘密にしたいかもしれないけど、一般的なカクテルなら教えてあげても良いかもしれない。

私の作るハイボールは世界一美味しい。なぜならウイスキーを愛しているから。自分の体調や気分に合わせて最高のハイボールを自分のために作るから。他人に提供するときは自分用の6割くらいの出来になると思うけど、それでも美味しいと言ってくれる。それはなぜか?圧倒的な反復練習のたまものだから。何度も何度も同じものを提供していけばそれだけ洗練されてくる。

オーセンティックなBARで提供されるカクテルも同じ。レシピが公開されたとしても、本当に再現できるのはそのBARのマスターだけなのだから。マスターのカクテルを飲みたいからBARに行くのだから。

 

にゃんこ先生のその他のアドバイスはテイクアウトが出来るお店用なので、ここからは違うアプローチを考えてみる。

 

BARでの楽しみはマスターとの会話。

マスターと二人で話せる券を売るのはどうだろう?30分500円とかでPayPayで払ってもらう。Facebookライブで配信してもいいかもしれない。

blog.hubspot.jp

私がマスターと二人で話すなら幸子になってウイスキー談義やBAR談義をしたい。

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BARでの他の楽しみは一期一会。

これはカウンターの隣にたまたま座ったお客さん同士で発生する会話を楽しむというもの。

Zoom飲み会形式で、たまたま一緒になった人同士、会話を楽しむのもいい。

ascii.jp

Zoom飲み会の主催者をBARのマスターが行い、有料制で1時間2000円くらいでマスターの会話を楽しむと共に同じ場所に集うお客さん同士でオンライン会話やチャットを楽しむ。

 

もっとくだけたおしゃべりをしたければDabelがいい。

dabel.app

medium.com

 

ダベルが理想とする行為・状態は日本語表現で表すなら、まさしく「井戸端会議」です。ダベルはそれをリモートで、グローバルに楽しめるアプリケーションと言えます。

もう少し詳しく説明すると "ダベル" の主要機能は「Co-Speaking」です。

 

ダベルは「声を通じて人とコミュニケーションすることで、その結果ダイナミックに音声コンテンツが生まれ、それを通じまた新しい音声のコンテンツが連鎖反応的に生まれて行く。」点が非常にユニークだと思っています。 

 

マスターとお客さんとの会話がDabelに残り、一期一会のコンテンツになる。それは新しいBARの体験になるかもしれない。

 

もうひとつの一期一会はお酒との出会い。

私はウイスキーを愛しているので、まだ出会った(飲んだ)ことのないウイスキーに出会うとテンションが上がる。そのウイスキーがどのような生まれ方をしたのか?どのようにしてそのBARにやってきたのか?そのようなストーリーを聞くと、次元を超えて、人という生物を超えて、何かと繋がる感覚になる。

オンラインBARでは是非、バックバーにあるお酒のストーリーを語って欲しい。それはnoteでもいいし、Youtubeでもいい。ZoomやFacebookライブ、Dabelのようなその瞬間を大事にする媒体でもいい。そういったものに私はお金を払う。

 

先が見えない困難な時期。それを必死で乗り越えた先には新しい扉が開かれていると思う。

私も微力ながら応援しています。諦めずに粘り強く、お店を維持・存続してくれたら、最高に美味しい一杯を飲みに行きます。