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7日間ブックカバーチャレンジ漫画編1日目「鬼滅の刃」

人生で大切なことは漫画から教えられる。

 

それを体現するのが「鬼滅の刃」といえる。

いま全国の小学生に大人気で、大人気すぎてコミックが売り切れ続出。

我が家も小3の末っ子が欲しがって、様々な書店をわたりあるいてちょっとずつ買い集めた。ようやく最新刊の19巻まで揃った。

 

 

 

なぜこれほどまで人気なのか?

 

昔からジャンプでは刀を使った戦闘ものが流行っていた。

私が読んでいた頃は「るろうに剣心」が流行っていた。

 

昔から子供というのはチャンバラごっこが好きで、漫画の必殺技を真似るものである。

るろうに剣心であれば天翔龍閃(あまかけるりゅうのひらめき)とか。これは技としては単なる抜刀術なので九頭龍閃(くずりゅうせん)よりも真似しやすかった。

 

鬼滅の刃では呼吸を使う。

主人公の炭治郎は最初、水の呼吸を使っていた。

最初に披露した技は「肆(四)ノ型 打ち潮」だった。

 

それぞれの呼吸には柱というものすごく強い剣士がいて、それを継子と呼ぶ呼吸の継承者に伝授していく。

炭治郎は水の呼吸の元柱・鱗滝さんに修業をしてもらったので水の呼吸を使う。現柱の富岡さんも同じく鱗滝さんが師匠だったようである。

 

おそらく今の小学生もそれぞれの呼吸や型を使ってチャンバラをしているだろう。

 

小学生に人気の理由その2は、キャラクターに魅力があるからだろう。

19巻までの表紙には炭治郎とその妹・禰豆子だけでなく、同期の善逸や伊之助、カナヲ、各柱が登場している。

それぞれのキャラクターにストーリーがあり、また鬼にもストーリーがある。

なぜ鬼殺隊に入ったのか?なぜ鬼になったのか?

それは戦闘中や戦闘後の回想シーンで語られる。

そこに魅力を感じるのである。

 

ちなみに私は炎柱の煉獄さんが好きである。

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 8巻で煉獄さんは死ぬ。

しかし死んでからも炭治郎や伊之助に影響を与えている。

煉獄さんの刀の鍔は小鉄くんを救い、炭治郎の新しい刀の鍔になっている。

 

煉獄さんは死ぬ間際に炭治郎に言葉を残す。

胸を張って生きろ

己の弱さや不甲斐なさにどれだけ打ちのめされようと

心を燃やせ

歯を喰いしばって前を向け

 

君が足を止めて蹲っても

時間の流れは止まってくれない

共に寄り添って悲しんではくれない

 

俺がここで死ぬことは気にするな

柱ならば

後輩の盾となるのは当然だ

 

柱ならば

誰であっても同じことをする

若い芽は摘ませない

 

もっともっと成長しろ

そして今度は君たちが鬼殺隊を支える柱となるのだ

 

俺は信じる

君たちを信じる

 

このようなことを言える大人になりたいと思った。

 

人生で大切なことは漫画から教えられる。