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ウイスキーマエストロによるIdeas worth spreading

【全11回】ウイスキーの小ネタ2「Spiritsの世界ランキング」

今回はウイスキーを含む酒(Spirits)の世界的な出荷量ランキングについてご紹介します。

 

Spiritsにはウイスキーやラム、ウォッカといった蒸留酒だけでなく、それらを含むカクテル飲料も入ります。
 
缶入りのカクテル飲料はRTD(Ready to Drink)というジャンルになります。
 
2021年のランキングを見ると、世界で一番出荷されたSpiritsは韓国の焼酎であるJINROで、2位以下を大きく引き離して長年トップに君臨しています。
 
 
2位はアメリカで爆発的な人気となり急激に売り上げを伸ばしているRTDであるハードセルツァーです。低カロリーでグルテンフリーというヘルシーさが売りで、コンビニで気軽に買えるというのも流行っているポイントとか。
 
3位にインドのウイスキーがランクイン。実はインドウイスキーウイスキーの中では出荷量No1のジャンルなのですが、インド国内にしか流通していない(インド人がすべて消費する)ので日本では目にすることはほぼないです。インドウイスキーはこのランキングで10位以内に4銘柄がランクインしているほど大量に消費されています。インド人はウイスキー飲みすぎじゃないかな。
 
 
4位にはなんと日本のチューハイであるストゼロ(‐196°C Strong Zero)がランクインしています。世界への出荷量はこのデータだけでは不明ですが、世の中にアル中をどれだけ発生させているのか心配になります。
 
 
インド以外のウイスキーでは、12位にスコッチのジョニー・ウォーカー、17位にアメリカン(テネシーウイスキーののジャック・ダニエルがランクインしています。
 
 
 
 
世界的なトレンドを見るのも大事ですね。

 

www.thespiritsbusiness.com

 

次回はウイスキーとも関係が深いシェリー酒について紹介します。

 

前回はこちら。

scotchhayama.hatenablog.com