シェリー酒はスペインのアンダルシア地方で生まれた酒です。
ブランデーを添加してアルコールの度数を15度から22度に上げ、ワインが空気に触れる状態で熟成させるのが特徴です。
造り方としては、糖分を高めるためにブドウを1,2日天日干ししてから発酵させ、酸味と抗菌力を増すために途中で石膏が加えられます。アルコール発酵後、ワインの表面にできる「フロール」と呼ぶカビの花(皮膜)を利用して風味を出し、ブランデーを加えて発酵を止めます。
そして樽で熟成させることで「古酒」の香りと重い味が醸し出されます。熟成期間は最低でも3年、長いものは30年以上にもおよびます。
次回は日本のウイスキーの父・竹鶴政孝と彼を支えた妻・リタ(ジェシー・ローベルタ・カウン)の物語について紹介します。
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