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【全11回】SINIC理論の小ネタ6「SINIC理論スゴロクとその元ネタ」

SINIC理論の小ネタ6はSINIC理論スゴロクと、そのヒントとなったリソースフルスゴロクと当事者研究スゴロクについて紹介します。
 
兼松佳宏/沙門(見習い)さんの実験的なワークショップでリソースフルスゴロクのことを知りました。
京都のSHIKIAMI CONCONという場所でひっそりと開催されたワークショップには当事者研究スゴロクの企画者であるムツサトシさんもいて、当事者研究についてのお話と共にスゴロクを楽しみました。
失敗・挫折・苦労のエピソードの「衝撃レベル」を「1から6」で評価して「○コマすすむ」の中に書きこんでください。すごい衝撃のエピソードほど「6コマすすむ」でゴールに近づきます。
 
失敗・挫折・苦労エピソードを話して、その「衝撃レベル」をみんなで評価することで、自分の失敗、挫折、苦労を「大変だと思ってたけど3コマぐらいなんだ」とか「6コマレベルですごいといわれた!」といったように相対化できます。やればやるほど、「6コマレベル」を目指したくなるので、どんどんとみんなが、より衝撃の失敗・挫折・苦労エピソードを語りだす・・・という「弱さの情報開示」が進む効果があります。
 
失敗・挫折・苦労エピソードを語ることで解放される
 
そんな体験をしたのでSINIC理論スゴロクにもその要素を入れてみることにしました。
SINIC理論スゴロクでは社会の転換期で起こる「葛藤」について、葛藤エピソードを語ってもらうことで、次の社会に進むことができるというポイントを2つ設けました。
 

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SINIC理論スゴロク
 
個人の葛藤をみんなで聞いてアドバイスしてみんなで乗り越える。そんな体験をしてもらおうという意図です。
 
社会の転換期では実際にどんなことが起こったのか?については次回紹介したいと思います。