ドランブイは、モルト・ウィスキーをベースに作られる、リキュールの1種で、アルコール度数は40度、エキス分は35%。モルト・ウィスキー発祥の地とも言われるハイランド地方の言葉であるゲール語の「飲む(dram)」と「満足な(buidheach)」を合成して「Drambuie」としたもので、「満足できる酒」「満足すべき飲み物」といった意味があります。
1745年に、スコットランド、ステュアート王家のチャールズ・エドワード・ステュアートが王位継承権を争う戦に大敗し、スコットランドのスカイ島に逃走しました。その際、護衛してくれた戦士に、褒美として王家秘伝の酒の製法を授けました。これがドランブイの起源です。
ドランブイのラベルにはいまも"Prince Charles Edward's Liqueur"と書かれています。
そのプリンス・チャールズ(Prince Charles)の名を冠したカクテルの作り方は、ドランブイ=30ml、ブランデー=30ml、レモン・ジュース=30mlをシェークし、カクテルグラス(容量120ml程度)に注ぎ、グラスにレモン・スライスを飾るというものです。