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ウイスキーマエストロによるIdeas worth spreading

【全11回】ウイスキーの小ネタ10「五大ウイスキーの系譜」

ウイスキーの小ネタ10は五大ウイスキーの系譜について
 
現在、五大ウイスキーとして、スコッチ、アイリッシュアメリカン(バーボン等)、カナディアン、ジャパニーズが挙げられます。各国ともに産地として有名であり、それぞれ異なる魅力や特徴があります。
 
それぞれの関係性をウイスキーの系譜としてまとめてみました。

 

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まず、最初にアイルランドウイスキーは誕生しました。ライトでオイリーなアイリッシュウイスキーは、スコットランドに伝えられると海沿いや山奥など様々なところで造られ多様化したスコッチウイスキーとなりました。
 
アメリカ新大陸が発見され、ヨーロッパ各国から移住者が増えると、アイルランド人やスコットランド人がアメリカの大地でよく育つトウモロコシを原料としてアメリカンウイスキー(バーボン、テネシーなど)を生みだしました。
 
アメリカで禁酒法が施行されるとカナダで造られたカナディアンウイスキーアメリカへ密輸され大人気となりました。
 
そして日本では竹鶴政孝が渡英し、スコッチウイスキーの造り方を学んで、日本に本格的なウイスキーが生まれました。これがジャパニーズウイスキーの始まりです。
 
五大ウイスキーの系譜を眺めれば、目の前の一杯に詰め込まれた歴史と特徴が分かるのです。