久しぶりに土曜の昼間に京都市内に出てきた。
予定していたことが早く終わり、喉が渇いていたので美味しいビールを飲もうと思い立つ。
新京極の近くにいたのでキリンシティに向かう。
昼からビールを飲んでもいいお店
若干の背徳感をまとい地下の階段を降りる。
15時なのにほぼ満席。
同じことを考えている同士たちが集まっている。
背徳感の集団。
検温と消毒を済ませ、ビールサーバーの目の前のカウンターに座る。
「生ビールはお時間かかるので最初にお聞きします」と可愛らしい衣装をまとった女性店員(一昔前なら女給と言われる感じの衣装)さんに声かけられたので達人ブレンド(ブラウマイスターと一番搾りのハーフアンドハーフ)を頼む。
ビール飲みながらおつまみを頼む。軽い感じにしたいのでお店オススメのジャーマンポテトをタッチパネルで注文する。
注文した後に季節のメニューがあることに気づき、山菜とウドのフリットを頼めばよかったと後悔する。一期一会。
ビール飲み干しジャーマンポテトがたっぷり残ってるのでおかわりを頼む。今度はキリンラガーのメガサイズ。
ビールが来るまでしばし店員の働きぶりを眺める。
どうやらドリンクは最前列の男性店員が一手に引き受けているようだ。入店したお客さんに声をかけつつ生ビールを注ぎ、合間にグラスを洗い、その他のカクテルも作る。おそらく学生だろうが手つきは良く、適度な愛想で接客もこなす。バイトリーダー的なポジションなのだろう。
フードは全て奥の厨房で作っているらしい。キッチンスタッフの様子は見えないが確かな腕で様々なメニューを作り上げているようだ。
おかわりのビールが来たので飲みながら引き続き店員観察をする。
フロントのスタッフはビール担当以外は全て女性だった。一昔前なら女給と呼ばれそうな衣装を身に纏い丁寧な口調で接客している。
女性店員には様々な階級がありそうだ。
ちょっと太めの可愛い女の子(村上春樹作ハードボイルドワンダーランドのピンク色のスーツを好む女の子のようだ)はおそらく新人だろう。洗い物を拭き上げたり、座席の掃除をしたりと先輩の代わりに甲斐甲斐しく働いている。非常に好感が持てる。
途中でバイトインした少し年配の女性はいかにもデキる感じだ。ホールの全てを見渡しビール担当の男の子にも支持を出している。実質の店長的な役割な気がする。
私を最初に接客してくれたメガネが似合う女の子は胸にバッジを付けている。先の店長的な女性がシルバーのバッジを付けていたのに対し、彼女はブロンズだった。おそらくビアマイスター的なポジションなのだろう。彼女が注ぐビールも飲んでみたいものだ。
ビールを飲み干したので会計をする。メガネの彼女が対応してくれた。バッジのことを聞いたら試験的なものに合格したらもらえるらしい。やはりビールを注げるらしい。
次回は彼女に注いでもらいたいなーと思いながらインストールしたアプリにポイントを追加してもらった。
昼からビールを飲みたくなったらまた来よう。