学びと食、ときどきランニング

ウイスキーマエストロによるIdeas worth spreading

【京都・金剛寺】お寺カフェで初めての写仏をしたよ!

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京都・金剛寺で毎月第三金曜日の朝に開催されているお寺カフェに行ってきた。

 

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地下鉄東山駅の近くにある金剛寺は浄土宗。

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僕は浄土真宗なので、南無阿弥陀仏の唱え方が若干違った。

 

阿弥陀さまに見守られながら、木魚を無心に叩いた。

 

住職の法話を聞いて、お堂の中にある掛け軸を眺めた。

 

筆で描かれた虎と龍を見つめた。

 

写仏というものを初めて知った。

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大日如来、釈迦如来とあったが、一番描きごたえのある不動明王を選んだ。

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下絵の上にトレーシングペーパーを載せ、筆でなぞる。

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久しぶりに筆ペンじゃない筆を手にする。

 

筆先に墨汁をつけ、余分な墨を落とす。

 

まずは直線が続く台座から描き始める。

 

多少、線がよれるが構わずに描く。

 

不動さまの足を描く。

 

衣を描く。

 

剣を描く。

 

手を描く。

 

後ろの炎を描く。

曲線が続く。

 

筆遣いに慣れてきて、炎を描くのが楽しくなってきた。

 

墨がなくなってかすれてくるのも味があっていい。

 

あらたに墨を足して濃く描くのもいい。

 

ひとつひとつの炎が、形が違って、いい。

 

不動さまの顔を描く。

 

眉を描く。鼻を描く。口を描く。目を描く。

 

瞳をいれる。

 

凛々しい顔立ちになる。

 

残りの炎を描ききる。

 

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右の下絵とは少し表情が変わったけど、それもまた、いい。

 

朝から無心になれる時間というのは、すごくいい。

 

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僕の本当にやりたいことは何だろう?

クラウドファンディングが苦戦である。

半分過ぎたのに7%しか資金が集まっていない。

 

原因は分かっている。

 

僕のやる気のなさだ。

 

当初の計画では毎日活動報告してFacebookTwitterでシェアしてとにかく知ってもらう努力をするつもりだった。

 

ゲストとの出会いやリターンに込めた思いについて書き連ねる予定だった。

 

でも、TEDxHimiが終わってその後も東京出張なんかが重なって、週末は2週連続寝込んでしまった。

 

京都マラソンの練習も十分にできず、仕事は何とか片づけているけど、なかなかクラウドファンディングまで手が回らない。

 

もっとも、もし本気で本当にやりたいことであったら、徹夜でも何でもして頑張るんだろう。

 

だけど、それができない。

 

やろうとするけど、できない。

 

クラウドファンディングをやってみて分かったことは、今回の企画はそこまで本気で本当にやりたいことではなかったということだ。

 

僕の本当にやりたいことは何だろう?

 

生きるということだろうか?

 

家族を養うということだろうか?

 

大好きなウイスキー関係のことだろうか?

 

多分、今の状態で、子供も小さくて、家のローンも残ってて、そこそこ手取りでもらえてて、会社を辞めて起業するというのはめちゃめちゃしんどい気がする。

 

それがたとえ大好きなウイスキーのことであっても。

 

多分、家族のことを考えると、僕はむちゃくちゃしんどくなる。

 

安定を手放すのが怖くなる。

 

だから僕は燻っている。

 

いつか火は熾るのだろうか?

 

燃え上がるのだろうか?

 

燃え尽きないのだろうか?

 

その先には何があるのだろう?

勉強家と場づくりの専門家集団による「大人の学び」プロジェクトで僕は何を学んだか?

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勉強家・兼松佳宏さんと場づくりの専門家集団・home's viの嘉村賢州さんによる実験的な取り組み「ラボラトリー」に参加してきた。

 

 

参加した動機は今やってるクラウドファンディング「猫と子どもの『好きる』ワールドカフェを開催したい!」を成功させるヒントを掴むためだ。

 

停滞してるプロジェクトを進めるにはどうすればよいか?

 

プロジェクトを継続させるためにはどうすればよいか?

 

マンネリさせずに刺激的なものにするにはどうすればよいか?

 

そんな問いを持って参加した。

 

 

最初に兼松さんからインプットがあった。

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他人との共通点を見つけるのに役立つ「偏愛マップ

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それをもう少し絞った問いを設定、

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この中から2つの問いを選んで、紙にわーっと書き出す。

 

僕は、「人生の最後に食べたいもの」「本当はやってみたい仕事」を選んだ。

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人生の最後に食べたいものは書き進めていくと、毎日食べてるものやお腹に優しいものになっていった。

 

本当はやってみたい仕事は、バーテンダーから始まり、画家やヒーローを経て、マスターになった。

 

お腹に優しいマスターになりたいという深層心理なのだろうか?

 

兼松さんは勉強家だ。

勉強の定義をいくつか示してくれた。

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勉強は「まだこれから」なもので、何者にでもなれるという可能性がある。というようなことを言っていた。

 

 

お次は嘉村さんのインプット。

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ABD(Active Book Dialogue)という手法を教えてもらった。

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本を10個に裁断して、10人で分けて読んで、それぞれA4用紙5枚に要点をまとめて、順番にプレゼンして、最後にダイアログするというもの。

 

短時間で深く本が理解できて、みんなと共有できる素晴らしい手法だと思う。

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そして、この実験的な取り組み「ラボラトリー」の解説。

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好奇心やコンプレックスから始まる短期集中の学びの場。

 

締め切りがあることでマンネリにならずに続けることができる。

 

好奇心だけでなく、コンプレックスから始めてもいいんだって思った。

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思えば、僕がクラウドファンディングを始めたのもコンプレックスから始まった。

 

僕は仲間を作るのが苦手だ。

 

何かを企画する時は一人で始めて、周りを巻き込むことができない。

 

今回の企画はゲストやファシリテーターのパートナー、焼き芋屋さんなどに声をかけて参加してもらえることになったけど、肝心の出資者や参加者の集まりが悪い。もっと仲間を増やしたいけど、僕の中の遠慮がブレーキをかける。もっと対話の時間を作ったほうがいいのかもしれない。

 

 

これは兼松さんが言っていたのかもしれないけど、主催者のワークショップデザインと参加者のカリキュラムデザインを掛け合わせるという視点は、発見だった。 

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嘉村さんによると、いろんなパーツを組み合わせることで、ワークショップデザインとカリキュラムデザインができる。

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マイスタディのために効果的な組み合わせを探求する。「ラボラトリー」はそんな場になる。

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「ラボラトリー」は仲間づくりに最適かもしれない。

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一旦終わりを区切ることで次の人に引き継がれるかもしれない。そんな可能性も感じる。

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一人で世話人を続けるんじゃなくて意志を継ぐ人が世話人になる。そんな仕組み。

 

 

 

「休憩時間は誰とも喋らずにスループットの時間に充ててください。これまでのことを一人で考えて紙に書いてみて」と提案があった。

 

僕は大好きなウイスキーの製造過程から、インプットとスループット、アウトプットを考えてみた。

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原料の大麦を収穫し、発芽させ、乾燥、糖化、発酵、蒸溜、熟成、ブレンドしてボトリングされる。

 

収穫がインプット、ブレンドがアウトプットとすると、その間の行程は全てスループットとなる。

 

スループットって大変だ!

って思ったけど、

 

よく考えたら、それぞれの行程でも小さなインプットとアウトプットがある。例えば発酵の行程では酵母というインプットがあって酵母が糖を食べるスループットとなり、アルコールを産出するアウトプットとなる。

 

だからスループット中に一人でうんうん悩んでいるよりも、形になってなくても誰かに話してみることでアウトプットに繋がるかもしれない。そんなことを思った。

 

 最後に、

「大人の学びを加速させたり継続させたりする仕組みはないか?」という問いで対話した。

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対話後のメモはこうなった。 

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おばちゃんの井戸端会議って続くよねって話になって、井戸端会議ってゴシップネタ多いよね。なんでだろう?って考えて、「無責任」ってキーワードが出てきた。

 

無責任=仕事とかの役割を外す

ということに繋がるかもってなって、そういえば趣味で繋がる関係って、役割とか関係ないよね。「趣味の井戸端会議」だったら継続するかもしれない。って何となくの結論が出た。

 

 

最後にアンケート書いてる時に隣の人と雑談してて、今やってるクラウドファンディングの話題になった。

「猫と子どもをテーマに好きなことを仕事にするにはどうしたらいいのか?というのをやりたいんですよ。猫って不可逆なんですよ。一度猫にはまると抜け出せないんですよ。モフモフすると抜け出せないんですよー。同様に、子どものほっぺや手ってぷにぷにしてて気持ちいいんですよねー」

 

ってなことを語っていたら、

 

「じゃあ、『モフモフ×ぷにぷに』=『たのしく働く』って感じにしたらいいんじゃないですか」

とアドバイスをもらった。

 

クラウドファンディングの企画は僕なりに伝わるように考えて、kibidangoの人にもアドバイスもらって修正したけど、まだ伝わりにくい形だったんだなぁと気づいた。

 

インプットして、スループットして、アウトプットしてみても、伝わらないことってある。

 

でも伝わらない形でも一生懸命アウトプットすることで、他の人からアドバイスをもらえるということに気づいた。

 

うんうん悩んでても、ふわふわしてる考えでも、とりあえずアウトプットしてみることが大事なんだなぁ。

 

そして、誰かが一生懸命アウトプットしてたら、それをインプットして、自分の中でスループットしてアウトプットして返してあげるといいんだなぁ。

 

そんなことを学んだ。

 

とにかく出さなきゃ始まらない!

クラウドファンディングを始めて10日経って、残り22日なのに7%しか達成してなくて、すっごい焦ってる。

 

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いろいろと問題があることは何となく認識していて、それに対する対策も考えているけど、行動がともなわない。

 

もっともっとたくさんの人に知ってもらって、もっともっと共感してもらって、もっともっと支援してもらって、もっともっと!

 

って焦ってばかりいる。

 

土日でチラシ作って、活動報告も書いて、ブログで告知して、Facebookでシェアして、友達にメッセージして、っていろいろと考えているけど、行動できてない。

 

クラウドファンディング以外の、本業や家庭のことでもいっぱいいっぱいになってきてて、土日は結局、二日ともずっと寝込んでた。家族に罵られながら、呆れられながら、寝込んでた。

 

そうしないと、エネルギーが湧いてこないから。

枯渇しちゃったから。

「寝ないと回復しない」と経験で分かってるから。

 

 

月曜になって、ちょっと回復して、でも万全じゃなくて、TEDxHimiのことも書きたくて、でも書けなくて、他にもたくさんインプットがあったけど、アウトプットできてなくて、どんどん焦って、焦って、やばいなーと思って、胃がぎゅっとなってた。

 

 

2週間後には京都マラソンがあるのに、今朝も早起きしてランニングをしようと思ったのにできなくて、できないことで自分を責めている。

 

 

解決方法はわかっている。

 

とにかく出すことなのだ。

 

とにかくアウトプットすることなのだ。

 

ぐちゃぐちゃでもいい。

 

形になってなくてもいい。

 

とにかく、今の気持ちを出していく。

 

まずはそこからだ。

 

7%だけど、6人も支援してくれている。

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それだけで、エネルギーをもらえる。

文房具好きなら萌える富士山の溶岩入りペン

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2017年2月3日。「ふみ」の日第2回の文房具カフェ&バーをしました。

 

共同主催者の大武千明さんは着物で登場。

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しかも帯は文房具柄。

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帯紐はメジャー。かわいい。

 

大武さんはガラスペンとタマペン体験コーナーを担当。

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大武さん直筆のお手紙。字うまい!

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僕も絵手紙を描いてみました。

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ガラスペン描くのたのしい。

 

 

コーヒーはいつものアカイシさん。

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年季の入ったミルを使ってます。

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コラソンさんの豆で淹れてもらう。

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お酒は3種類

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右から黒糖焼酎「れんと」、フォアローゼズ、メーカーズマークとあんず酒のコーヒーリキュールのブレンド。

 

節分ということで鬼の面や豆や恵方巻きも用意しました。

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デザイナー山本さんが持ってきたコンパスに注目が集まります。

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円のサイズによって使いわけるそう。

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 そしておなじみカッタートーク。

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オルファ vs. NT

 

ヘッド部分に富士山がのっかってるボールペン。

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富士山の周りにある黒い粒は実際の富士山の溶岩だそうです。

 

「富士山」てネームタグなくても分かるよね。なんて盛りあがりました。

 

 

 

大武さん帰り際に自著「銭湯図鑑」にサインしてます。

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サインも温泉マーク入り。素敵だなー。

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次回は4月頃。

「お土産文房具」がテーマです。

 

 

 

 

3/4の「猫と子どもの『好きる』ワールドカフェ」クラウドファンディング中です!

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