学びと食、ときどきランニング

ウイスキーマエストロによるIdeas worth spreading

河村食堂で白ワイン系で攻める

 

Impact HUB Kyotoで発酵デザイナー小倉ヒラクさんの登壇イベントを聴いてテンションが上がっていた。

 

イベント中に嫁からのLINEで「おめーの晩ごはんは用意してねーから」的なメッセージを受け取ってたので、しょーがなし(ウキウキしながら)に河村食堂へ向かった。

 

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何を食べようかなー?

 

昨日は飲み会で、今日も昼まで胃腸の調子が良くなかったので白ワイン系で攻めてみよう。

 

18:30の時点でほぼ満席だったけど、一番手前のカウンターが空いてたので座る。

 

しばしメニューと格闘する。

 

キノコのガーリックソテー

カプレーゼ

プチプチとびっこと緑野菜のペペロンチーノ

白ワインをグラスで

 

 

白ワインをちびちび飲みながら小川糸の「キラキラ共和国」を読む。NHKでドラマ化もされた「ツバキ文具店」の続きのストーリーである。

 

多部未華子上地雄輔を思い浮かべながら、家族っていいよなーと思いながら物語に没頭する。

 

キノコのガーリックソテー

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シンプルな料理なのに、なんでこんなに美味いんだろう?

白ワインが進む。

 

胃腸の調子が悪かったはずなのに、ガーリックと白ワインで良くなってきた気がする。

 

白ワインのおかわりを頼む。

 

再び白ワインをちびちび飲みながら、小説の世界に没頭する。

 

小川糸はなんて素晴らしい物語を書くのだろう。

 

カプレーゼ

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河村食堂のチーズの使い方は素晴らしい。

カプレーゼのチーズは非常にタンパクで絹ごし豆腐のようだった。

しかし、そのあっさりさをオリーブオイルとトマトとペッパーがまとめてくれる。

白ワインが進む。

 

ペペロンチーノが出てくるまで再び小説の世界に没頭する。

1ページ読んだところでペペロンチーノが来る。

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以前来たときに、とびっことブロッコリーのサラダを食べたことがあるので、ある程度予想していたが、ペペロンチーノになることで飛躍する。

とびっこのプチプチ感とブロッコリーのコリコリ感、パスタのアルデンテ、唐辛子ニンニクオリーブオイルが渾然一体となって口に広がる。

 

白ワインが合わないわけがない!

 

河村食堂は期待を裏切らない。

神保町・さぼうる1で感じた多様性

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東京出張で時間が空いたので久しぶりに神保町に行き、にゃんこ堂で猫の小説を買い、喫茶店で暇をつぶそうと思った。

 

神保町には喫茶店が多いので選択肢に迷ったが、やはり老舗のさぼうるにした。

2は食事メインとのことだったので1にした。

 

15時半なのに満席。

カウンターで少し待たされた後、2階のテーブル席に案内される。

 

生ビール大とツナサンドを頼む。

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ピーナッツが付いてくる嬉しさ。

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たっぷりツナが入ったトーストサンド。

食べごたえ。パセリのアクセント。

生大とちょうど良い。

 

 

周りを見渡すと、面白い。

 

僕の隣はディープパープルの解説本を熟読する50代くらいのサラリーマン

 

その向こうは
ほぼ日手帳に熱心に書き込みをするアルジェリア人風女性

 

さらにその向こうは
ミニマリズム風カップル

 

 

逆の隣は
チェーンスモーカーの男女の会社員(女性が先輩っぽい)

 

スモーカーが退席すると

ミュージシャン風カップル

 

どんどんお客さんは入れ替わる。


老人、若者、清楚な女性、大学生風男子、メガネ女子、40過ぎの猫とウイスキーとコーヒーが好きなおっさん(僕)

 

面白い。

 

ほろ酔いになったので小休止にコーヒーを頼む。合わせてチーズドッグも。

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純喫茶のコーヒーは濃いので砂糖とミルクを入れるとちょうどいい。

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チーズドッグはワッフル的なチーズインの食べ物。

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コーヒーにもビールにも合いそう。

 

しばしボーッとする。

 

 

 

 

再びメニューをもらう。お酒のメニューも。

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さぼうるの人気メニューの生いちごジュースとスーパーニッカのストレート。

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またピーナッツが付いてたので、ピーナッツの塩味とスーパーニッカのアルコール感、生イチゴの甘味と酸味のトライアングルで楽しむ。

 

トライアングルでパスしまくる。

何得点されたか分かんないくらい満足。

 

3500円を支払って幸せに店を出る。

 

つぎは、さぼうる2でナポリタン食おう。

日本酒と季の美のハイボール

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京都の隠れ家でバーテンダーになった話。

 

SAKE Springを主宰する藤田さんにお誘いいただき、日本酒と手巻き寿司を楽しめる人数限定のイベント。

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いろんな具材をオーダーしたら流しの寿司職人さんが手巻き寿司を作ってくれるというシステム。

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日本酒は3種。

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その他の酒は持ち込み可ということで僕はタリスカーを持ってきた。

スカイ島のシングルモルト。潮の香りのウイスキー。寿司に合う。

 

カウンターの向こう側に行かせてもらい、とびきり美味いハイボールをお出しする。

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10杯程度しか作れなかったので、あとはベッチが持ってきたプレミアムジン季の美で遊ぶ。

 

季の美はお米からつくるライススピリッツと玉露や柚子、檜や山椒など日本ならではの素材を積極的にボタニカルに使っている。

 

はじめは手巻き寿司の具材にあった大葉を添えてハイボールで。

大葉のほのかな香りと緑の色合いで良い感じに仕上がる。

 

しばらくして、ふと思い立つ。

日本酒と季の美のハイボール

 

今日の3種の中では「黒龍あどそ」が合うだろう。

 

そう思い再びカウンターへ。

グラスに氷をたっぷり入れ、日本酒を15ml、季の美を15ml、炭酸水をゆっくりと注ぎ軽くステアする。

 

米の醸造酒と蒸留酒が混ざり合い、和のボタニカルが控えめに漂う。

ほどよい甘さでアルコール抑えめ。

非常に飲みやすい仕上がりになった。

 

日本酒だけでも、季の美だけでも十分に美味いが、二つを合わせることで新たな調和が生まれる。

10年来の夫婦のような関係になる。

 

そのような素敵な出会いが多い会であった。

河村食堂のパスタランチで涙出そうになった!

今日は一日京都市内を外回りである。

 

午前の会合を終え、雨の中バスに乗り移動。

 

ランチは前日から決めていた。

 

久しぶりの河村食堂。

 

前回はハンバーグランチにしたけど、ここはパスタがめっちゃ美味いのでパスタランチにした。

 

アマトリチャーナは食べたことがあるので、

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期間限定の牛肉のラグーソースにした。

大盛りで。

赤ワインも頼んだ。

 

パスタランチはサラダとパン付き。

 

サラダが来た。

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ドレッシングが絶妙。

 

パスタが来た!

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あーこれ絶対赤ワイン合う!

 

まずパンをちぎってソースにつけて食べる。

赤ワインに合わないはずがない。

 

ラグーソースをしっかり絡めてパスタを食う。

赤ワインを飲む。

黙々と食べる。

上にかかってるチーズが濃厚。

美味いなぁ

 

しみじみと食う。

 

涙が出そうになる。

 

これが幸せということかぁ。

 

パスタを食べ終わり、残りのソースをパンに付けて食べる。

お茶漬け的な感じで食べる。

 

うまいなぁ。

 

幸せだなぁ。

超交流会2018年に出演したウイスキーたち

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今年も天気が良く、

気持ちの良いスタート。

 

僕は1分スピーチのトップバッターだったらしいけど、若干遅刻してしまった。

すでに3番目くらいの人がスピーチしてた。

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司会者の今村さんの近くの最前列に座ったのでいずれ呼ばれるだろうと出番をじっと待つ。

 

PCつなぐ人がもたついたので、間を持たすために僕の名が呼ばれた。

 

いつもどおりウイスキーの宣伝。

昨年もブース出展しましたが、今年も3種類持ってきてます。

僕が出すハイボールはめちゃくちゃ美味いです。

なぜなら愛が入っているから。

そんなことを伝えた1分。

 

1分スピーチが終わって最初のセッションは元佐賀県庁CIOの森本さんのテレワークの話。

www.johogaku.net

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佐賀県庁で44億円のコスト削減をした。

その秘密はテレワークを推進したこと。

テレワークはコスト削減だけではなく、f:id:ScotchHayama:20180619081838j:image

働きたくても働けてない人を積極的に採用できる。

 

そんな話を聴いてると、僕の後ろの席に次の登壇者である石黒先生と濱口秀司さんが座って、セッションの打ち合わせを始めた。

 

「酒を飲みながら話したいよね」

 

石黒先生が言った。

 

僕は後ろを振り向き言った。 

「酒ならありますよ。お出ししましょうか?」

 

「ほんとに!じゃあ是非!!」

と濱口さん。

 

濱口さんは僕の憧れの存在だった。

TEDxPortland2012に登壇した頃からのファンだった。

youtu.be

彼の考えを取り入れようと何度も試行錯誤していた。

 

そんな濱口さんに言われたら本気を出す!

 

石黒先生と濱口さんが呼ばれ登壇する。

 

僕も合わせてウイスキーを出す。

   

まずはグレングラントから。

 

お二人の話を聴きながら、グラスの空き状況をチェックする。

 

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石黒先生からオフレコでお願いと言われたので詳細は書けないが、濱口さんがやたらと猫を引き合いに出していた。よほど猫が好きなのかなと思い、ちょうど読んでいた本を紹介した。

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「猫は実は地球を征服しているんですよ」そんなことを言いながら、濱口さんに近づき、グラスが空いてることを確認し、おかわりを注いだ。次はハイランドパーク。

 

濱口さんは酔っ払った勢いで自由に、のびやかに語る。

 

その姿を見て、僕も杯を傾け、ウイスキーと濱口さんと石黒先生の言葉に酔う。

 

人格とは予想である。

 

そう濱口さんは表現した。

空いたグラスにアードベッグを注いだ。

 

人格とは予想である。

その人を見たら予想する。

僕ならウイスキーと予想されたい。

それが個性であり人格になる。

 

石黒先生と濱口さんの高尚な語りに啓発され、自然とマイクを手に取り質問をした。

素朴な質問にたいしても真摯に回答してくれた石黒先生。

 

濱口さんの言葉をメモする石黒先生。

 

偉くなっても学ぶ姿勢は変わらない。

 

ユニークであること、ユニークであり続けること、そんなことを体感した。

 

 

 

午後からはブース出展である。

 

炭酸水12本と氷を3パック買ってきて準備完了。

 

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最初の1時間は休む間もなくハイボールを提供する。

 

炭酸水が無くなったので、補充にまた買い出し。さらに12本のウィルキンソンと氷を買って帰る。

 

すこし落ち着いたので他のブースも回る。

毎年出展してる安田舞さんに漢字を書いてもらう。

 

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人格。

 

人格とは予想である。

 

 

今年のウイスキー投票はグレングラントだった。

日本人は「イタリアで大人気」に弱いということが分かった。

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ホゴネコ募金も結構集まったので今度ネコリパに持っていこう。

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そのようにして猫は地球を征服するのである。