今年も天気が良く、
気持ちの良いスタート。
僕は1分スピーチのトップバッターだったらしいけど、若干遅刻してしまった。
すでに3番目くらいの人がスピーチしてた。
司会者の今村さんの近くの最前列に座ったのでいずれ呼ばれるだろうと出番をじっと待つ。
PCつなぐ人がもたついたので、間を持たすために僕の名が呼ばれた。
いつもどおりウイスキーの宣伝。
昨年もブース出展しましたが、今年も3種類持ってきてます。
僕が出すハイボールはめちゃくちゃ美味いです。
なぜなら愛が入っているから。
そんなことを伝えた1分。
1分スピーチが終わって最初のセッションは元佐賀県庁CIOの森本さんのテレワークの話。
佐賀県庁で44億円のコスト削減をした。
その秘密はテレワークを推進したこと。
テレワークはコスト削減だけではなく、
働きたくても働けてない人を積極的に採用できる。
そんな話を聴いてると、僕の後ろの席に次の登壇者である石黒先生と濱口秀司さんが座って、セッションの打ち合わせを始めた。
「酒を飲みながら話したいよね」
石黒先生が言った。
僕は後ろを振り向き言った。
「酒ならありますよ。お出ししましょうか?」
「ほんとに!じゃあ是非!!」
と濱口さん。
濱口さんは僕の憧れの存在だった。
TEDxPortland2012に登壇した頃からのファンだった。
彼の考えを取り入れようと何度も試行錯誤していた。
そんな濱口さんに言われたら本気を出す!
石黒先生と濱口さんが呼ばれ登壇する。
僕も合わせてウイスキーを出す。
まずはグレングラントから。
お二人の話を聴きながら、グラスの空き状況をチェックする。
石黒先生からオフレコでお願いと言われたので詳細は書けないが、濱口さんがやたらと猫を引き合いに出していた。よほど猫が好きなのかなと思い、ちょうど読んでいた本を紹介した。
「猫は実は地球を征服しているんですよ」そんなことを言いながら、濱口さんに近づき、グラスが空いてることを確認し、おかわりを注いだ。次はハイランドパーク。
濱口さんは酔っ払った勢いで自由に、のびやかに語る。
その姿を見て、僕も杯を傾け、ウイスキーと濱口さんと石黒先生の言葉に酔う。
人格とは予想である。
そう濱口さんは表現した。
空いたグラスにアードベッグを注いだ。
人格とは予想である。
その人を見たら予想する。
僕ならウイスキーと予想されたい。
それが個性であり人格になる。
石黒先生と濱口さんの高尚な語りに啓発され、自然とマイクを手に取り質問をした。
素朴な質問にたいしても真摯に回答してくれた石黒先生。
濱口さんの言葉をメモする石黒先生。
偉くなっても学ぶ姿勢は変わらない。
ユニークであること、ユニークであり続けること、そんなことを体感した。
午後からはブース出展である。
炭酸水12本と氷を3パック買ってきて準備完了。
最初の1時間は休む間もなくハイボールを提供する。
炭酸水が無くなったので、補充にまた買い出し。さらに12本のウィルキンソンと氷を買って帰る。
すこし落ち着いたので他のブースも回る。
毎年出展してる安田舞さんに漢字を書いてもらう。
人格。
人格とは予想である。
今年のウイスキー投票はグレングラントだった。
日本人は「イタリアで大人気」に弱いということが分かった。
ホゴネコ募金も結構集まったので今度ネコリパに持っていこう。
そのようにして猫は地球を征服するのである。