学びと食、ときどきランニング

ウイスキーマエストロによるIdeas worth spreading

オムロンコトチャレ2ndに参加したよ

オムロンコトチャレ2nd

http://everevo.com/event/31944

 

オムロンベンチャーズが主催するイベントである。

 

どんなイベントかというと、起業支援プログラムの成果発表会である。

 

3ヶ月で製品プロトタイピングを作ってもらう。オムロン社員が匠メンターとなってサポートするというもの。

 

僕はオムロン社員だけど、匠じゃないので、聞きに来ただけ。

 

昨年は少しだけ関わってたので、今年はどんな発表があるか、進化があるか楽しみだった。

 

5組のプレゼンはどれも素晴らしかった。

 

特に、優秀賞をとった遠隔医療聴診器と審査員特別賞をとった生体通信+Suicaは素晴らしかった。

 

普及したら社会へのインパクトがすごいと思った。今後の成長が楽しみだ。

 

懇親会では思いがけずたくさんの人と交流できた。普段の社内交流会と違って異分野で異なる価値観を持つ人たちと話せて、何か猛烈に創りたいと思った。

 

人とのつながりが新たなものを生みだすのだなぁとしみじみ思った。

 

そして、オムロンには良い人が多いとあらためて思った。

 

そういった人たちをうまくまとめていけたら、ものすごいことが起こせるだろうとも思った。

 

しかし、現実には、仕事がうまくいかないことも多い。事業がうまく回らないことも多い。何ができていないのか?きちんと考え、行動する必要があるな。

 

 

言葉だけでなく行動で示していこう。

猫とコーヒーとウイスキーのブックバー

8/26にThink Thankでやることになりそうです。

 

プラスアルファの要素として、カキ氷とアイスも加えてコラボしたい!

 

猫とコーヒーとウイスキーにまつわる本を持って行きます。

 

もちろん、ウイスキーとコーヒーも。

 

コーヒー淹れてくれる人

カキ氷作ってくれる人

アイス作ってくれる人

猫好きな人

ウイスキー好きな人

 

を大募集です。

もし僕がウイスキーであったなら

「もし僕らのことばがウイスキーであったなら」

村上春樹の旅行記である。

ウイスキーの匂いのする小さな旅の本である。

 

村上春樹は言う

もし僕らのことばがウイスキーであったなら、もちろん、これほど苦労することもなかったはずだ。僕は黙ってグラスを差し出し、あなたはそれを受け取って静かに喉に送り込む、それだけですんだはずだ。とてもシンプルで、とても親密で、とても正確だ。しかし、残念ながら、僕らはことばがことばであり、ことばでしかない世界に住んでいる。僕らはすべてのものごとを、何かべつの素面(しらふ)のものに置き換えて語り、その限定性の中で生きていくしかない。でも例外的に、ほんのわずかな幸福な瞬間に、僕らのことばはほんとうにウイスキーになることがある。そして僕らは  ー  少なくとも僕はということだけれど  ー  いつもそのような瞬間を夢見て生きているのだ。もし僕らのことばがウイスキーであったなら、と。

 

 

僕は彼のことばがきっかけでウイスキーを探る旅に出た。

 

それは僕の内面を探す旅でもあった。

 

僕の原料はなんだろう。

僕は何を触媒として変化するのだろう。

蒸溜すると本質的に取り出せるものはなんだろう。

熟成中にゆっくり変化するものはなんだろう。

ブレンドするとどんなことが起きるだろう。

グラスに注がれたら色は香りは味はどうなるだろう。

食べ合わせ飲み合わせのマリアージュはどうだろう。

 

僕が出会ったウイスキー

僕が出会った人たち、

僕が出会った食べもの、

それらを組み合わせて起こる変化、

 

どれも特徴があって面白かった。

個性と個性のぶつかり合いではなく、お互いに主張しながら調和していく。

良いものがでて、悪いところを隠してくれる。

 

僕はたくさんの種類のウイスキーを飲んできた。

バーで、家で、河原で、森で、桜を見ながら、枝豆と一緒に、本を読みながら、生姜とはちみつを入れて。

 

 僕は今日で40歳になる。

 

もし僕がウイスキーであったなら、

40年熟成されたまろやかさはないけれど、その特徴がはっきりと出る10年ものでありたい。

構成する原酒は時代とともに少しずつ変わるけど、僕は僕らしさを追求していきたい。

 

ラフロイグ10年のように。

HOPE〜期待ゼロの新入社員〜が期待ハズレだった件

ジャニーズの子が主演で、脇に瀬戸康史で、

主演の子がプロ棋士目指して挫折して企業に入社するというあらすじで、韓国ドラマが原作で、

それなりに期待してたよ。

 

で、FODで見てみたら、あまりにも酷くて途中で見るの止めた。

 

何が酷いかって、ビジネスの世界が今の状況からかけ離れてる。

 

こんなの見せられたら就活中の学生が勘違いする。

 

注意喚起のために、何がおかしいかを列挙する。

 

コネ入社ってあんの?他の学生が採用試験で勝ち抜いてきた中に高卒が入り込むことがまずありえない。

 

総合職の女性社員にお茶汲みをさせるのがありえない。セクハラで訴えられる。

 

何も分からない新人にコピー取りやらせることなんて、ありえない。ってか、資料をコピーすることも滅多にない。打ち合わせはパワポをプロジェクターや液晶ディスプレイで映しながら説明するのが基本。

 

トラブル対応で新人だけ現場に行かせるのありえない。監督責任を放棄している。

 

現場で鉄パイプ運ばせる重労働をスーツのままやらせるのありえない。作業着を着せる。

 

鉄パイプが落ちてスマホが壊れるような危険作業を一人で作業させるのもありえない。安全配慮義務違反。

 

残業しますという新人を無視して飲み会に行く管理職ありえない。残業時間を把握できてないし、深夜残だったりしたら、労基署入ったらアウト。

 

採用試験でインターン1ヶ月とかありえない。そんな長期間拘束させられたら他の会社の採用終わっちゃうじゃん。

 

グローバルに活躍する商社という設定なのに全然グローバルじゃない働き方の設定が無理。

 

フジテレビほんまにヤバイな。

ひとり飲む、大阪南森町。オールドトムズバー。

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扇町で仕事を終え、

無性にビールが飲みたくなった。

 

生と串カツの口だった。

 

しかし、串カツ屋の前に見つけてしまった。

猫の絵とバーの文字。

 

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メニューを見る。

ノーチャージの文字。

 

迷わずドアを開けた。

 

カウンターのみの狭い店内に、グレイヘアーをオールバックにしたマスターが立っていた。

 

オレンジ色のTシャツをジーンズにインしている。

 

流れる音楽はオールドロック。

 

ビールを注文した。

 

キリンの瓶ビールを取り出し、グラスに注ぐ。

良い注ぎ方だった。

安心した。

 

柿ピーを頼んだ。

 

やがて、マスターが声をかけてきた。

 

ポツリポツリとお互いに話しだす。

 

「何で看板に猫のイラストがあるの?」

僕が尋ねると、マスターは空のボトルを差し出した。

 

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「シャレですわ。アメリカのジンの名前とラベルを使ってるんよ」

 

そこから、アメリカとイギリスが仲悪くなった第一次世界大戦の話、イギリスとフランスの100年戦争の話に展開した。

 

僕が福岡出身だと伝えると、福岡出身の芸能人の話題になり、マスターは武田鉄矢が好かんということが分かった。えらそーに講釈たれるところが好かんらしい。

 

僕が北九州出身なので、ヤクザの話題にもなった。松方弘樹福岡空港で、映画の役と現実を混同した頭の悪いヤクザにボコボコにされた話も聞いた。

 

久しぶりに、どうでもいい、本当にどうでもいい話題で、バーのマスターと盛り上がった。

初めて入ったバーなのだけど。

 

「また来てねー」

とマスターに言われたので、また行こうと思う。