海外では日本に比べてゴミ拾いというのは一般的でない。
「掃除をする人の仕事を奪っちゃいけない」と教育されることもあるそうだ。
だから、実態はどうなのだろう?と気になって、このTED talkを観た。
アプリで楽しくゴミ拾い
This app makes it fun to pick up litter.
日本ではゴミ拾いアプリといえばピリカが有名だ。僕も一時期これを使ってゴミ拾いをしていた。
http://appmarketinglabo.net/pirika/
TEDレジデントのジェフ・キルシュナーも同様のアプリを作って、いまや100カ国以上からゴミのデータが集まってきている。
仕組みはとてもシンプルで、ゴミを拾う時に写真を撮って誰がいつ・どこで拾ったかを共有するというもの。
このアプリで収集したゴミ情報はタバコ会社への増税に対する証拠データとして使われ、清掃事業に費やせる歳入を新たに400万ドル追加することができた。
また、拾ったゴミの傾向から、効果的な対策を打つこともできる。
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オークランドの中心街に ゴミであふれている一角があります そこにLitteratiのユーザーが集い. 1,500個のゴミを拾いました そこから明らかになったのは ゴミはある有名な タコス店の物ばかりだったこと その大半は店の辛口ソースの小袋で しかもほとんどが未開封のままでした 問題と解決策ですが 例えばソースは欲しい人だけに渡すとか 店内に大容器で設置するとか よりエコな包装に変えるとか 企業は環境への悪影響を どのようにして経済的原動力に変え 業界のヒーローになるかを 考えなければなりません
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真に変化を望むのであれば、子供たちから始めることが一番効果的だとジェフは言う。
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ある学校では5年生の子供たちが校庭で 1,247個のゴミを拾い 一番多いゴミは 学食にあるストローの袋 であることを突きとめました そこで子供たちは校長を訪ね 「どうしてストローが必要なの?」と問い その結果 ストローは廃止されました 子供たちは 一人一人の行いには意味があること 協力すればもっと大きな力に なることも学びました
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「掃除する人の仕事を奪っちゃいけない」と教育するのではなく、
「ゴミを拾って、分析して、解決策を提案しよう!」と子供たちに呼びかけることで、世界は変わるのかもしれない。