学びと食、ときどきランニング

ウイスキーマエストロによるIdeas worth spreading

『好き』を仕事にすることと、プロとアマチュアの違いについて。

僕はいま、岐路に立っている。

 

本当に好きなことを仕事にするか、趣味のまま続けるか。

 

本当に好きなことはウイスキーである。学びの場を作ることである。食と調和した学びの場を作ることである。ウイスキーと食と学びが調和した場を作ることである。

 

いま、本業は一部上場企業の会社員である。プロパーである。いまの会社に勤めて13年目である。

 

いまの会社では様々な経験をさせてもらった。研究開発から事業部での設計、技術企画、労組の執行委員、新規事業の創出、オープンイノベーションの推進。FAから物流、車載、コンシューマー向け商品まで幅広いお客さんを相手にしてきた。

 

それは、とてもいい経験になった。

しかし、本業以外での活動が増えるにつれ、本業の枠では僕の真価が発揮できないことも感じていた。

 

僕はやっぱり、このブログのタイトルにあるとおり、「学びと食」を追求していきたいのだ。

 

それはいまの会社で本業としてやることはかなり難しい。

 

でも、いまの会社はとても好きだし、家族を養っていくうえでも独立するのはリスクが高い。

 

そんなときに、西野亮廣が教えてくれた。

shigotonadeshiko.jp

 

つまり、『好きなことをして食っていけるほど、世の中は甘くない』という考えは今の時代に照らし合わせた時に論理的に破綻していて、ここからは『好きなことでしか食って行けなくなる』という、そういう時代が来るという話です。なので、好きなことを仕事になるまでやるという考え方にシフトした方がいいと思います。仕事にストレスを感じている時点で、未来対応できていない。アホのジジイです」 

 

好きなことを仕事になるまでやる。

その覚悟を持とうと思った。

 

 

為末大も言っている。

tamesue.jp

 

今、働き方について様々な議論がなされているが、結局のところ日本がプロ化しようとしていると私には聞こえる。もう自由を組織に捧げなくてもいい代わりに、誰もあなたの成長の責任をとってはくれない。働く時間も自由になるが、代わりに何かを生み出せない人はいくら時間を費やしても評価してもらえない。

自由は素晴らしいが、恐ろしいものでもある。どうもこの流れは止まらなさそうだから、適応した方がよさそうだと個人的には思っている。

 

自由は素晴らしいが、恐ろしい。

しかし、自由を手にいれたいと思う自分がいる。

どうすれば自由を手に入れられるのか? 

 

 

そんなことを思いながら、僕は本業のほうで新規事業の創出について企画していた。ある新規事業がいい感じで形になっている。そこを後押しするようなアイデアソンを企画していた。

 

これまで、本業や本業に限らずおつきあいさせていただいた方々、友達といってもいい人たち、仲間。

 

これまで、僕が追求してきた学びと食。

 

仲間と学びと食を掛け合わせるとどんな化学反応が起きるだろう?

 

それはとてもワクワクすることだった。

 

企画書はすぐに書けた。

 

クラウドファンディングで資金を集めることを思いついた。

 

だんだんと本業から離れていって、僕のやりたいことに近づいた。

でも、本業とつなげられなくもない。そんな企画になってきた。

 

ゲストは決まった。

企画書を送ったらOKをもらえた。

 

宿もおさえた。

 

クラウドファンディングに申し込みもした。

 

仲間にも声をかけた。

 

ひとりはOKをもらった。

 

ひとりはNGだった。

「アートディレクションをボランティアでというのは他のクライアントさんのこともありますしちょっとお引き受けは難しそうです」

確かにそうだ。彼のアートディレクションに惚れ込んで勢いで頼んでみたものの、さすがに無理だった。

 

www.sandarthokkaido.net

僕もこれまで無償で仕事を請け負ったことがありますが、それは自分の実績つくりのために「こちらから制作させてほしい」と願い出たことや、「君のために制作させてほしい」と心を動かされたからであって、無償が好きだからとかテキトーな考えで制作したわけではありませんのであしからず。 

 

今回は彼のクライアントへの配慮と、僕の思いが伝わらなかったことが要因だと思う。

 

でも、僕の思いはどんどん強くなる。

 

これから始めるクラウドファンディングで出会う人へ何を届けるか?何が届けられるか?

 

それを考えるだけでもワクワクする。

 

僕の能力を最大限に引き出せそうでワクワクする。

 

 

好きなことを仕事になるまでやる。

自分の成長に責任を持つ。

 

僕が心を動かされたものを形にして見てもらおう。