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学びと食、ときどきランニング

ウイスキーマエストロによるIdeas worth spreading

TEDxHimiにおけるウイスキーマエストロの矜持【当日編・前編】

TED

詩人・伊藤比呂美が漫画家・井上雄彦にインタビューした「漫画がはじまる」を読んでいる。

 

その中で、TEDxHimiを終えた僕にとって、心に沁み入る言葉が語られていた。

伊藤:これは長島要一という鷗外研究者の本で読んだんですけどね。読者というものはどこかで、作者自身が経験して血の出るような思いをしていることが伝わらないと、だめなんです。前は自分のことを書いているのがすごーく後ろめたかったんですけど、それについて考えつめてるうちに、開きなおって書いていけば、人の声が集合して、自分が自分たちに、いつのまにかなるんじゃないかということを考えついた。

井上:すごくよくわかります。同じことを僕も思っています。結局、自分しか描けることはなくて、描こうとすると、自分に嘘をつくまいと思って描くから、自分の中を見るじゃないですか。それで、自分の中の中の中を見ていくと、その奥は普遍なんです。 

 

僕も、自分の中の中の中を見つめて、その奥にある普遍的なものを、できれば表現したいと思う。

 

僕はTEDxHimiに出るにあたって「ウイスキー マエストロ」となった。

これは、寿司マエストロの井上修一さんの遺志を継ぐ決意をしたからだ。

logmi.jp

 

修一さんはTEDxKyoto2014のスピーカーであり、僕らと同じコア メンバーだった。アフターパーティの時に提供されたお寿司はめちゃめちゃ美味かった。500人以上のパーティシパントに寿司を握り続けていた修一さんはキラキラ輝いてた。

TEDxKyoto2015にも同じように参加する予定だった修一さんは、開催の半年前に交通事故で亡くなった。ニュースで見た修一さんの車はトラックに前後を挟まれてぺちゃんこになっていた。即死だった。

僕を含むTEDxKyotoのコア メンバーは有志で弔問した。修一さんの出身の尾鷲は京都から遠く離れていたけれど、修一さんの息吹を感じられる土地だった。告別式の会場では本当にたくさんの方々が悲しみ、悼み、やるせなさをどこにぶつけたら良いのか分からない様子だった。僕もその一人だった。

告別式の会場に飾られてた修一さんのたくさんの笑顔、寿司マエストロの功績の数々を見た。その時、僕は「ウイスキー マエストロ」になろうと決意した。

 

 

「氷見の寒ブリに合うウイスキーは何ですか?」

 

パーティシパントにこう聞かれたら、

 

 

「クセのあるお酒が好きな方はラフロイグハイボール、マイルドなものをお好みの場合はグレンリベットの山椒ハイボールをお薦めします」

 

僕はこう答えるだろう。

 

そう答えられるように準備をしてきた。すべてのスピーカーのトークが終わり、アフターパーティで氷見の寒ブリと合わせて最高のウイスキーを提供するために。

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 僕にはウイスキー マエストロとしての矜持がある。

矜持とは英語ではプライドのことだが、漢字を見れば分かるように

今持っている矛(武器)」のことである。

 

僕の武器はこだわりである。

食へのこだわりである。 

食に合わせる酒へのこだわりである。 

 

人は食べ物で出来ている。

福岡伸一の「動的平衡 生命はなぜそこに宿るのか 」を読んで、分子生物学上においても実証されていることを知った。

食べたものは胃腸の酵素や腸内細菌の働きにより、炭水化物はグリコーゲンに、たんぱく質アミノ酸に、脂肪は脂肪酸に分解され、体の隅々、細胞一つ一つに行き渡る。

だいたい2〜3日から長くても2週間程度で体を構成している分子は入れ替わっている。つまり、僕らが食べたものは僕らの体になるということだ。

 

だから僕は、安全・安心な食べ物を毎日美味しく食べて生きたいと思うようになった。

 

だけど、食べ物は毎日食べるので妥協しなければならないことも多い。

 

むしろ妥協ばかりだ。

子供が苦手だから選べない食材。

高いから選べない食材。

近くのスーパーでは手に入らない食材。

外食の食材がどこで採れてどんな過程で流通されているか知るのはほとんど不可能だ。

 

だから僕は出来るだけ、可能な限り、どこの食材か?それは安心・安全か?ということを確認して食べるようにしている。

 

例えば、牡蠣ならスーパーで買うものは生食用しか買わないし、パッケージに書かれている海域・生産者をスマホでその場で調べてノロウイルスの検査をしてそうか、付近でノロ被害が出てないかを確認する。そうすればまずノロウイルスに罹ることはない。

 

こういうことは、その食材のことが好きで、興味を持って調べれば分かることだ。

でも、多くの人は知らないし、知ろうとすらしていない。

 

だから、せめて僕の大好きな食材たちは、多くの人に勘違いしたまんまでいてほしくないと思うし、特に多くの知識を持っているウイスキーついては、僕の出来る範囲だけでも正しい知識を伝えたいと思う。そして、その真の価値を、実際に飲むことで知ってほしいと思う。

 

氷見の寒ブリについては、TEDxHimiのファウンダーであり、定置網エヴァンジェリストのマサさんからこれまでたくさん話を聞いてきた。

 

「氷見の定置網はすごいんだよ」と。

 

氷見の定置網漁は、自然に優しい漁だ。

巻き網や底引き網のように魚をほとんど取り尽くす漁法ではなく、集まってくる魚を待ち受け、網に入る魚の三割程度のみを捕獲する、持続可能な漁法なのだ。

氷見は越中式定置網発祥の地で400年の歴史がある。世界的に魚が急激に減っている今、持続可能な氷見の定置網というのは世界に誇るIdeaなのだ。

マサさんは氷見の定置網というIdeaを広げるためにTEDxHimiを開催したといっても過言ではない。

まさにIdeas worth spreadingというTEDの精神そのものである。

 

そんな氷見の定置網で穫れたブリは真の価値がある。僕はそう思うから氷見に来たかった。氷見でブリを食べたかった。氷見のブリとウイスキーを合わせたかったのだ。

 

寒ブリと呼ばれるくらい、ブリは寒い時期が旬である。

まさに1月24日、TEDxHimiが開催される日が一番の旬なのだ。

 

だけど、今年は不漁だという。

マサさんによると、この日にアフターパーティで振る舞われた寒ブリは氷見漁港に水揚げされた数本のうちで何とか買えた1本だという。昨年は1日に2000本を超える水揚げがあったという。

不漁の原因はいろいろあるだろうけど、大手水産業者による巻き網や底引き網漁で根こそぎブリを取り尽くしているのもその一つだとマサさんは言っていた。

富山湾の北のほうで根こそぎ獲られたブリは遠く鳥取県の境港に水揚げされ、氷見ブリの10分の1以下の値段で競り落とされているという。

 

大量に獲ればそれだけ価値が下がるということなのだ。

そしてどんどん大型のブリは少なくなっていく。

悲しいことだ。とても悲しい。

 

この現状を変えたいとマサさんは思っている。

だから僕も共感して、少しでもこのIdeaを広げたいと思っている。

だから氷見に来て、氷見の寒ブリを食べに来たのだ。

実際に食べないと本当のことは伝えられないから。

 

これだけの思いを持ってやってきているから決して妥協はしたくない。

完璧は無理だとしても、その日その場で出来うる最高のものを提供したい。

 

それは、僕の持ってきたウイスキーに限ったことじゃない。

 

ウイスキーに至るまでが勝負だ。

 

最高に気持ち良く楽しい状態でウイスキーまで来てほしい。

 

パーティシパントだけでなく、スピーカー、スタッフについてもそうだ。

みんなが「今日は本当に楽しくて楽しくて仕方がない」という気持ちになってもらわなきゃ困るのだ。その状態を維持してもらわなきゃ困るのだ。

 

 

8:30に他のスタッフとともに会場に着いた。

スケジュールを確認。

9:00まで30分で開場の準備。限られた時間の中でどこまで出来るか。

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ステージについては安心していた。昨日の時点で素晴らしいセッティングがされていたから。TEDxKyotoからも三ツ木さんや金谷さんといったベテランがヘルプに入っている。他のスタッフも凄い人ばかりだ。全てを任せていられる。

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僕がヘルプをお願いされた受付についてもそんなに心配してなかった。TEDxKyotoで同じチームだったトクさんがリーダーだし、Peatixのノリさんもいる。ノリさんは日本で開催されるTEDxのほぼ全てで受付のヘルプをしている。TEDxKyotoの時も700名のパーティシパントを混乱させることなく案内していった。ノリさんがいれば受付は安定して回るのは間違いない。

 

心配なのはステージ外のその他の部分だった。

僕はTEDxKyotoではずっとオペレーションチームとして活動している。オペレーションチームはステージ外で起こる全てのことに対応する。ランチやブレイク(インタラクション)、アフターパーティだけでなく、ゴミ処理や案内サインの掲示など、パーティシパトやスピーカーが困らないように先回りして動く。

 

TEDxHimiでは、このオペレーションの人員、経験値ともに絶対的に不足していた。

 

受付の準備が早く終わったので、開場までに最低限の案内サインを掲示することにした。トイレの場所案内や立ち入り禁止エリアのサインが印刷された紙をピックアップして、手が空いている人に「これ適切な場所に貼っておいて」と指示をだした。

セロテープが一つしかなかったので、たまたま持ってきてたマスキングテープを手渡した。(その後、そのマスキングテープはいろんな所で使われて結局どこにいったか分からなくなったけど。。まぁそんなに高いものじゃないからいいのだけど。。)マスキングテープは手で簡単に切れるし貼ったり剥がしたりも楽なので、こういう時に重宝する。

どこに貼ったかの確認はしなかったけど、「貼ってきました!」と笑顔で答えてくれたので多分、大丈夫。後で確認しにいこう。

 

トイレにいったら、洗面が少し汚れていたのでトイレットペーパーで拭き取った。トイレは大事。女子トイレのほうは流石にできなかったけど、誰かやってくれてたらいいなと思うだけに留めた。

 

受付のほうに戻ってきたら、ある二人のスタッフがちょっとした口論になっていた。少し大きな声でやりあってた。まだパーティシパントは来ていなかったのでちょっと安心しながら「笑顔でいきましょうね。スマーイル!」とにっこり笑いながら仲裁に入った。片方には無視されたけど、もう片方には伝わった。どんな時でもスタッフを安心させてくれる態度や言い方はTEDxKyotoのボランティアコーディネーターの高屋さんを見習ってる。まだうまく出来てないけど。

 

受付が始まった。

やっぱりノリさんがいるので全く問題なく進んだ。

 

受付があらかた終わり、ほとんどのパーティシパントが会場に入ったので、案内サインの紙の仕分けをし、次のランチまでに必要な分をピックアップしていた。

作業中に、その時は名前は知らなかったけど、昨日のスタッフ宿で一緒だった女性に声をかけられた。

その方はオープニングアクトでパフォーマンスをやったと言う。

雑音を使ってパフォーマンスをやるという。

話を聞いてもどんなことをしたのかさっぱり分からなかった。

あとでTEDxHimiのFacebookレポートを読んで凄そうなことをしたんだなと知った。 

TEDxHimi 2016 "Passively Active "
【TEDxHimi オープニング前パフォーマンス】

ノイズミュージシャン・日野繭子さん、
舞踏家・大西蘭子さんによるパフォーマンスユニットが、
氷見の波のイメージと、ヤブツバキを使って
即興パフォーマンスを披露しています。

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photo by TEDxHimi

<プロフィール>
日野繭子 Mayuko Hino
ex. C.C.C.C. / Mne-mic / DFH-M3
1989年〜1998年『C.C.C.C.』のリーダーとして国内外で活躍。 
ソロ活動においても Monte Cazzaza、Nocturnal Emissions、The Haters、Lee Ranaldo、灰野敬二山本精一JOJO広重、白石民夫といったアーティストたちとのセッションやライブを行う。
Endorphine Factoryを主宰し、90年代初頭に秋田昌美・故Monde Bruits岩崎昇平らと共に世界中にノイズネットワークを仕掛けるなど、現在のジャパノイズシーンの基礎を築いた立役者の1人。 

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photo by TEDxHimi

 大西蘭子 Ranko Onishi
ex. Mne-mic / DFH-M3
孤高のパフォーマンスアーティスト。
演劇実験室・天井桟敷を経て、田中泯主宰・舞塾の主要メンバーとしてライワル・ワトソン来日の際、初めて舞う。ヴェネツィアビエンナーレ『オマージュ・ア・カデンスキー』出演。
1998年から日野繭子とノイズユニット Mne-micの立ち上げを経て、DFH-M3に参加。
ホモフィクタス=オペラ『リボン、惑星、涙の木』(草月ホール)主演。『寄港地〜ブルールーイング』(六本木ノマド/廃墟)など多数。

 大西さんのでっかい枝も、受付の前を行ったり来たりしてるの見てて「何か邪魔だなぁ」くらいの感想しかなかったけど、実際、生で見たら凄かったんだろうなぁ。今後見てみたいなぁ。まぁお二人とはスタッフ宿で楽しく飲んだので今回は良しとする。

 

案内サインを仕分けてる途中でお呼びがかかった。ランチのセッティングをするという。トクさんが「テーブル配置をどうしようか?」と聞いてきたので、パーティシパントの導線を考慮して、ランチ配布のテーブルを2列平行にして、奥に飲み物テーブルをコの字型に配置する案を提示した。「それ、いいっすね!」とトクさんが採用。嬉しかった。トクさんが他のスタッフに指示を出してランチのセッティングが進む。

 

僕はランチに何が提供されるか知らなかったので知ってそうな人に聞いてみた。「おにぎり2個」だそうだ。実際に中身を見た。塩にぎり2個と漬物だった。ちょっと危うい感じがした。なぜなら一昨年のTEDxKyotoでおにぎりを提供した時に「もうちょっとバリエーションがあったほうが、、、」という批判的なコメントをいただいたからだ。ランチやパーティのリーダーの方を教えてもらい、「ランチはこれだけですか?」と確認すると「そうです。しかも数がギリギリなんです」と言う。予算が限られているからという。マサさんがこれでいいからという。(あとで分かったことだけど、マサさんなりの思いがあってやったことで、結果的にパーティシパントも満足していたのだけど、、)

 

僕はパーティシパントの不満が予想されたので、「こんなんじゃ足りないよ!」っていう声が予想されたので、リーダーの方にお願いした。

「お菓子を買ってきていいですか?これだけじゃ絶対足りないと思います。予算がないなら僕が出します。だって僕はパートナーだから誰にも(マサさんにも)文句は言わせません!」

了承してもらった。

 

しかし外は大雪である。近くにスーパーがあるのは知っているが、流石に徒歩では行けない。

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手が空いてて車で来ている人がいないか確認してもらった。女性が名乗り出てくれたけど運転が心配だから一緒に来ているご主人に運転してもらうという。3人で近くのスーパーに向かった。

 

僕はアフターパーティーの時に出すハイボール用の氷と炭酸水も買いたかった。ランチまでの時間が限られていたので、お菓子については同行してくださったご夫婦にお任せした。ささっと必要な量の氷と炭酸水を確保し、ご夫婦と合流、「お菓子これでいいですか?」と聞かれたのでサッと確認。チョコとおかき系がバランスよく適度な量で選ばれてる。「OKです!」と即答し、レジへ進んだ。会計を済ませダンボールと手提げ袋に手際よく詰め込み、急いで(でも雪なので慎重に)会場に戻った。

 

「お菓子買ってきました!」

ランチ準備中のスタッフに渡した。

「ドリンクの横に置いといてください」とお願いし、僕は氷と炭酸水をスタッフ控え室に持って行った。冷凍庫はないので氷は非常口の外に置いた。雪がたくさん積もってるので溶ける心配はない。

 

ランチのセッティングに戻った。

配置はバッチリだった。

 

ランチスタート。スムーズに人が流れている。

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安心して、僕は2階へ降りて行った。

ステージは3階にあり、そのフロアでも食べられるスペースはあるけれど、130名を超えるパーティシパントを許容しきれないので2階でも食べられるように一応準備しておいた。その確認だ。パーティシパントが徐々にやってきた。土足禁止エリアの注意を促しながらパーティシパントと雑談を交わす。みんなそれなりに満足してそう。落ち着いてきたので3階へ戻った。

 

おにぎりもお菓子も適度に無くなっている。良かった。

 

ステージに入ってみる。

マサさんがインタビュー受けてた。だいぶ疲れてそうな顔。でもしっかりインタビューに応えてた。

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このオブジェはTEDxHimiを象徴していると思う。

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花屋さんのフジッキーが持ってきたらしい。

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TEDxHimiのホームページのトップ画像とシンクロしている。

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 セッション2がスタート。

 

しばし休憩してると、隣でザックのインタビューが始まった。

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このときはザックのことはまだあまり知らなくて、「テロリストの息子 (TEDブックス) 」という本を出版したこと、TEDActiveでマサさんが直接交渉してTEDxHimiに来てくれることになったことくらいしか知らなかった。

翻訳チームの外国人スタッフが通訳をしているのを横でそれとなく聞いてた。

ザックは丁寧に質問に応えてた。大きくて優しい。

 

 

さて、次はブレイクだ。

ブレイクの時に提供するものを聞いた。

ジェラートだという。しかも数が限定されててパーティシパント全員分はないらしい。

ランチのときのお菓子も残り僅かだ。

 

「ギフトバックにお菓子が入っているから大丈夫じゃないですか」

という声もあったが、念のためスタッフ休憩室に置いてあったお土産お菓子を追加しておいた。

 

飲み物はコーヒーを提供するらしい。ランチ前の買い出しに一緒にいってくれたご夫婦が担当とのこと。普段はパティシエをしているらしい。安心だ。

 

ただ、お茶がない。パートナーから提供された飲み物で残っているのはジュースばかりだった。スタッフ休憩室の2Lペットお茶も空だった。

 

お茶は絶対いる。これまでのTEDxKyotoの経験で分かっている。

 

だから、大雪の中、再び買い出しに行こうと決めた。

今度は別の女性が車を出してくれるという。

お茶だけなら僕と彼女の2人でもいいかな、とチラリと思ったけど、念のため男性スタッフも付いてきてもらった。「何でもやります!」って元気のいい肉食系男子

 

外に出たら吹雪いてた。ズボズボ雪にはまりながら車に向かう。車も雪で埋まってる。さすが地元の人の車、雪かきセットが載っていて、男二人でせっせと雪かきをして、なんとか車を出せた。二人とも雪まみれ。

スーパーについても駐車場からたった20mの距離で頭に雪が積もる。ササッと2Lペットお茶6本と紙コップ150個を買い、雪々しく会場へ戻った。

 

ブレイク担当のスタッフにお茶と紙コップを渡し、スタッフ休憩室に残ってたお土産お菓子も半分くらい持ってきて並べた。

コーヒーもいい感じで売れていた。

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その後、ちょっとトラブルがあって他のスタッフと口論になりかけたけど、パーティシパントが周りにいたのでなんとかスルーした。でも心の中はザワザワしてた。

 

落ち着くために、ランチ前に買った氷を確認しにいった。スタッフ休憩室の横にある非常階段のところに置いてたやつだ。

 

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見事に雪に埋もれてた。全く溶ける心配はない。ちょっとだけ新雪で遊んだ。和んだ。

 

ブレイクが終わって、ようやく人心地ついたので、ロビーに設置された画面を通してステージのトークを見た。土岐山さんだった。

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ステージはとても美しくライティングされていた。光と影のバランスがよく、ステージマットの赤が映えてた。

土岐山さんのトークは「お出し」から始まり、意外な結末で終わった。感動した。すっごく心に響いた。

 

土岐山さんのトークが終わると、他のスタッフがテキパキと動いていた。

もうすぐ全体のセッションが終わるのでクロークの服や荷物を出口付近に運び出してたのだ。こういう小さな心遣いは感動してしまう。

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さぁ、僕もいよいよ本格的な始動だ!

一足先にアフターパーティーの会場へ向かった。

車を降りて会場までの30mで靴はビショビショになったけど。。靴下を履き替えて準備開始!

 

会場はすでに先行してたスタッフにより着々と準備が進められていた。

全体的に黒を基調とした雰囲気がよい空間だった。

TEDxKyoto2014のスピーカーでありTED.comでも動画が掲載され320万回も再生された

手塚貴晴: 他に例を見ない最高の幼稚園 | TED Talk | TED.com

手塚さんが監修した建物らしい。

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定置網の解説や漁具の展示があって楽しい。

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パーティーの食事は美しく飾られていた。

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センスいいよなー。

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僕も負けじとウイスキーコーナーを準備した。

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ウイスキーは4種。

右からグレンリベット12年、ラフロイグ セレクトカスクカティサーク、竹鶴17年。

ハイボールのスパイスとして山椒と御香煎。

おつまみはサントリー山崎蒸留所で購入した鮭とば、干しぶどうの燻製、パスタスナックとダースのチョコレート2種。

ハイボール、ロック、水割り、ストレートが楽しめるように氷と炭酸水と水も用意している。

 

準備はバッチリだ。

パーティシパントの到着まであと10分。ようやくここまで来た。

ウイスキー マエストロとして氷見の地でWhisky worth spreadingする時がやってきたのだ! 

 

当日編・後編につづく

 

scotchhayama.hatenablog.com