学びと食、ときどきランニング

ウイスキーマエストロによるIdeas worth spreading

TEDxKobe 2019 : EX でジャズとウイスキーの饗宴を楽しむ

f:id:ScotchHayama:20190923124053j:plain

 

2年ぶり3回目のTEDxKobe

 

台風で開催が危ぶまれたが、11時からのウェルカムセッションのみ中止で無事開催。

 

岡本駅に着くとTEDxKobeの幟が至る所にある。

f:id:ScotchHayama:20190923111346j:plain

 

今回のテーマはEX

―実験(EXperiment)から引き出そう(EXtract)―

実験的な試みということでメインセッション後のEXセッションでは岡本の街に飛び出し交流する。

僕はEXなウイスキーハイボールを出す。

 

f:id:ScotchHayama:20190923112934j:plain

 

ドアオープン前に会場に着く。

TEDxつながりでたくさんの知り合いがいる。

 

f:id:ScotchHayama:20190923113451j:plain

 

セッション開始前に本山さんのカレーを食べる。

f:id:ScotchHayama:20190923123359j:plain

 

QBBチーズ付き

f:id:ScotchHayama:20190923122320j:plain

 

13時からセッションスタート。今回はこの6名。

f:id:ScotchHayama:20190923123642j:plain

 

兼松 佳宏さん

砂川 玄志郎さん

岡﨑 伸彦さん

北野 唯我さん

高橋 鴻介さん

大西 亮平さん

 

兼松さんはずいぶん前から知っていて、個人的にメンターの一人だと思っていて、ワークショップにもたくさん参加したことがある。

「beの肩書き」ワークショップも自分で開催したこともある。

scotchhayama.hatenablog.com

 

あらためて兼松さんの「beの肩書き」についてのトークを聞いて、やっぱり得るものがあった。

f:id:ScotchHayama:20190925103555j:plain

いままでは「beの肩書き」をどうやって見つけるかに着目していたけど、「doの肩書き」も大事。「doの肩書き」からマグマ(beの肩書き)が噴き出るから。

僕なら今の仕事「企業理念の推進」が「doの肩書き」で、その土俵で「beの肩書き」である「ウイスキーエストロ」を出していく。そうやって行こう!とあらためて思った。

 

砂川さんの冬眠の話も面白かった。

www.riken.jp

英語のトークだったので冬眠はハイバネーションHibernation)ということも知った。

www.google.com

 

岡﨑 伸彦さんは生まれた時から耳が聴こえない。けど、めっちゃ喋るの上手だった。手話はもっと上手だった。情熱的だった。

手話もエンターテイメントになるということを体験させてくれた。

www.youtube.com

「手話」「楽しい」の手話を教えてもらって、みんなでやって楽しかった。

「大丈夫」も教えてもらったので大丈夫!

 

45分のブレイクタイム。

黒田尚子さんの魯肉飯(ルーローハン)を食べる。

f:id:ScotchHayama:20190923123425j:plain

 

スパイスが効いていて美味しい。

f:id:ScotchHayama:20190923144123j:plain

 

たまたま隣になった人と話す。

スタッフのお母さんで近所に住んでおり、夫婦で来ているらしい。

「僕は将来ウイスキーになりたいんです」と言うと、めっちゃ受けてた。

なんて包容力のある人なんだろう。

 

セッション2の最初は北野さん

IT企業の役員をしながらいろんな本を書いている。

 この本はブログでバズったのがきっかけらしい。

yuiga-k.hatenablog.com

 

 

高橋さんは発明家。「1日1発明」を目指し、日々ノートに発明メモを書いている。実際にモノづくりもしている。

点字の発明が良かった。

soar-world.com

 

目の見えない人も見える人も読める点字

 

手話の岡崎さんのトークの時も思ったけど、「障がい者と健常者を分けるものって何だろう?」と考えさせられた。

もしかしたら健常者同士でも障害(壁)はあるのかもしれない。見えない壁を取り払うために出来ることは何だろう?

ウイスキーにも壁はある。ウイスキーを好きな人と、そうでもない人、嫌いな人との壁。その壁を取り払うことが僕の使命。壁を取り払えなくても、窓を作って隣の領域を見通せるようにしたい。

 

最後の大西さんのトークはEXセッションの準備で聴けなかった。残念。

 

EXセッションの僕のハイボールエリアはBimBomBam楽団と一緒だった。

youtu.be

 

f:id:ScotchHayama:20190923173213j:plain



ジャズが流れる中、ハイボールを出す。

f:id:ScotchHayama:20190923165304j:plain

 

EXハイボール

Ezra Brooksの頭文字Eと、

Claymore双剣マークをXに見立てる。

HighrandParkは同じ港町な神戸をイメージ。

 

兼松さんや山寺さんもやってくる。

f:id:ScotchHayama:20190923180606j:plain

 

ジャズが流れる中、最高のハイボールを提供し、話が弾むと楽しい。

幸せしかない。

f:id:ScotchHayama:20190923181755j:plain

 

20時になり、いったん中締め。スタッフの皆さんお疲れ様。

f:id:ScotchHayama:20190923195158j:plain

 

それ以降はスタッフにハイボールを振舞った。

3本中2本が空いた。Ezraが三分の一ほど残ったくらい。

スタッフにも楽しんでもらえて何より。

 

いやーライブはいいねー。

 

youtu.be

 

youtu.be

「よこがお」アナザーストーリー

f:id:ScotchHayama:20190922203250j:image

映画を観た翌日に小説版の「よこがお 」を読み終わった。

 

最初のシーンが違う。

 

和道が出てこない。

 

市子と基子のやりとり。

 

ラストシーンも大きく分岐する。

 

こういう表現もあるんだ。

 

でも根幹のテーマは同じだ。

 

孤独と生きること。

 

市子と基子の人生はこれからも続く。

 

映画と小説を比べてみて、ストーリーの違い以外にもあらためて感じたことがある。

 

それは間の取り方、時間の使い方。

 

映画だと俳優の演技や監督の編集により、シーンの流れる時間がコントロールされる。観客はそれを受動的に感じる。

 

しかし、小説では読者の読むスピードで各シーンのセリフや描写が流れていく。読者は能動的に時間をコントロールする。

 

どちらがいいとも言えないが、どちらもいい。

ストーリーの作り方には型がある

ストーリーには型があるということを漫画家の今谷鉄柱さんに教えてもらった。

youtu.be

 

エンタメの型

ドキュメンタリーの型

ブランドストーリーの型

 

エンタメの型が基本。

1.セットアップ

2.複雑化

3.大ピンチ

4.クライマックス

5.オチ

 

スポーツ物なら、 

セットアップ:目標

複雑化:努力

大ピンチ:挫折

クライマックス:復活

オチ:目標達成 

 

 

恋愛物なら、

セットアップ:出会い

複雑化:蜜月

大ピンチ:喧嘩

クライマックス:別れ

オチ:仲直り

 

 

刑事物なら、

 セットアップ:事件発生

複雑化:捜査

大ピンチ:暗礁

クライマックス:打開策

オチ:解決

 

 

水戸黄門なら、

 セットアップ:水戸黄門一行、現る!

複雑化:事件発生

大ピンチ:町娘の帯が解かれる

クライマックス:風車の矢七が助ける

オチ:印籠を出す

 

 

ドキュメンタリーの型はエンタメの型の最初と最後に付け加える

 

>どれだけいけているか?活躍の舞台描写から

セットアップ

複雑化

大ピンチ

クライマックス

オチ

>これからもますますイケてる感じでいくって描写

 

星野リゾートの例がわかりやすい。

第1回 星野佳路(2006年1月10日放送)| これまでの放送 | NHK プロフェッショナル 仕事の流儀

 >どれだけいけているか?活躍の舞台描写から

破綻リゾートを次々と再建し、不況が続くリゾート業界のなかでひときわ注目を集めている経営者、星野リゾート社長・星野佳路。社員を最大の財産と考える星野のユニークな会社運営を紹介するとともに、破綻した旅館の再生現場に密着し、従業員のモチベーションを高める秘訣に迫る。 

 

経営再建の現場で、星野は繰り返し、こう語る。「主人公はあなたたち、社員です」

 

セットアップ、複雑化、大ピンチ、クライマックス、オチ

現場のモチベーションを大事にする星野の経営術は、駆け出しの30代で味わったドン底体験から生まれた。軽井沢のしにせ温泉ホテルの長男として生まれた星野は、大学を卒業後、アメリカでホテル経営学を学ぶ(セットアップ)。三一歳の時、父の後を継いで、社長となる。一流ホテルを目指して、トップダウンで、アメリカ流の経営手法を持ち込もうとするが(複雑化)、ベテラン社員の反発を招き、100人の社員の三分の一が辞めてしまう事態に陥る(大ピンチ)。そんななか、収益が落ち込んでいたブライダル部門の責任者にひとりの若手を指名する。結婚式場のカメラマンをやっていた男性だった(クライマックス)。

 数ヶ月後、星野は、意外な光景を目にすることになる。仕事を任された若手達は、自分で考え、自分で決めることにだいご味を感じ、目をみはるほど、生き生きと働いていたのだ。

 その姿を見て、星野のなかにある確信が生まれた。「任せれば、人は楽しみ、動き出す」(オチ)

大ピンチの時に何を掴むかが大事。星野社長の事例で言えば結婚式場のカメラマンをやっていた男性の一言だった。それが転機となり、考えが変わり、会社がうまくいくようになった。

 

>これからもますますイケてる感じでいくって描写

星野は行き詰まったリゾート施設や旅館の再建にあたるとき、徹底したマーケティングリサーチを行い、それをもとに、再生のための「コンセプト」を立てる。どういう人たちをメインターゲットにして、どんなリゾートを目指すのかを明確に示す「道しるべ」である。このコンセプト作りに正解はないと星野は言う。大事なのは「共感」。現場で実際に接客をする社員たちが、共感できるコンセプトを作り上げることが、リゾート再建の鍵だと考えている。星野と社員達が議論を尽くした末にコンセプトが決定すると、今度は、そのコンセプトに沿って、具体的にどんなことをするかを、現場の社員達が考え、実行に移すのだ。

 

プロフェッショナルとは、

常に完璧を目指そうとしている。完璧になるなんてことはおそらく生涯ありえないけれど、そこを淡々と目指している。

 

 

ブランドストーリーの型は企業でのプレゼンにも役立つ

アテンション(主人公はだれ?)

ゴール提示

解決策提示

援助者登場<ドキュメンタリーの型<エンタメの型

天国と地獄

コーリング(聞いている人にやって欲しいことを訴える)

 

 

大事なのは自分(作者)への矢印を外したストーリーを作ること。相手(お客さん)を知る。相手に目を向ける。自分を客観的に見る。

そしてTPO(時間や場所など)に合わせて編集すればいい。

 

早速仕事で使ってみよう!

「よこがお」を出町座で観て深田監督に聞く

f:id:ScotchHayama:20190921203259j:image

ようやく観れた。初の出町座で。

 

Twitterで時々チェックしながら、他人のレビューやインタビューを読んだ。

 

主演は筒井真理子

監督は深田晃司

 

カンヌで賞を獲った「淵に立つ」のタッグが再び。

 

僕は「淵に立つ」で縁があって試写会に呼ばれ、その後の地方の映画祭でも観て、監督と筒井真理子さんの舞台挨拶も観た。

 

その時から筒井真理子さんのファンになった。

 

何歳か分からない色っぽさと疲れ

 

「よこがお」でも存分に発揮されていた。

 

筒井真理子を堪能した120分だった。

 

上映後、深田監督に「なぜ、よこがお というタイトルにしたのか?」聞いた。

 

「淵に立つ」の時に掲載された記事の写真で筒井さんの横顔がとても素敵だった。

 

それが頭にあって、とりあえずタイトルを「よこがお (仮)」にして制作を進めた。

 

よこがお が常に意識にあり、カメラマンさんの撮るスチールも横顔ばかりになった。

 

別のタイトルも考えたけど、結局イメージを変えたくなく、「よこがお」のままでいくことにした。

 

というものだった。

 

筒井真理子の横顔は素晴らしかった。

 

もう一度、映画館で観たいと思った。

緻密に設計し、雑に運営して、テキトーに収める

ウイスキーとの組み合わせを楽しむBAR

 

PLY Osakaで企画したら結構な人数が集まった。

 

期待を裏切らないように、ウイスキークイズを10問仕込んだ。

その後のアイデアソン(ウイスキーソン)も、これまでの経験を活かして設計した。

 

最終的に21名の参加者へWhisky worth spreadingする。

 

ウイスキー3種とハイボールセットを用意して会場入り。

 

こんな看板が用意されてた。

f:id:ScotchHayama:20190918223702j:image

 

18:40くらいに着いたら既に5、6人の参加者が。

そそくさと準備。

f:id:ScotchHayama:20190918224142j:image

最初の一杯無料ハイボールを提供。

 

f:id:ScotchHayama:20190918224222j:image

その間にPLY Osakaの説明をしてもらう。ひと休み。

f:id:ScotchHayama:20190918224310j:image

 

みなさんにハイボール行き渡ったのでウイスキークイズ。

10問中5問正解でもう一杯無料、8問で二杯、全問正解で飲み放題。

 

結果、5問以上8問未満の人が大半。マニアック過ぎたと好評。

 

二杯目のハイボール、三杯目のハイボールを提供。

ラフロイグ10年とスモークオイルサーディンは合う。間違いない。

f:id:ScotchHayama:20190918224900j:image

 

落ち着いたらウイスキーソン。

ウイスキー自己紹介

ウイスキーマンダラート

ウイスキーイデアスケッチ

の3ステップをハイボールやロックと共に。

 

イデア出来た人から発表、その後にウイスキーとチョコレートのマリアージュを体験するシステム。

f:id:ScotchHayama:20190918224759j:image

 

f:id:ScotchHayama:20190918224918j:image

 

ミルクorホワイト

f:id:ScotchHayama:20190918224936j:image

ホワイトならラフロイグ

f:id:ScotchHayama:20190918225032j:image

ミルクならそれ以外。

f:id:ScotchHayama:20190918225048j:image

テキトーに講評してテキトーに次の人へ。

f:id:ScotchHayama:20190918225139j:image

内容はどうでもいい。

f:id:ScotchHayama:20190918225154j:image

前に出て発表することが大事。

f:id:ScotchHayama:20190918225232j:image

いい感じの時間になったのでテキトーに締めて終わる。

 

ちょっとの反省会?と振り返りをして帰る。

 

次はもうちょっと少人数がいいねー。