学びと食、ときどきランニング

ウイスキーマエストロによるIdeas worth spreading

久しぶりに朝10km走った話。

 四万十川ウルトラマラソンで100kmを完走して以来、ランのモチベーションが上がってきている。

scotchhayama.hatenablog.com

 

京都マラソンにも当選したので、久しぶりにサブ3.5を狙おうと思う。

 

サブ3.5を達成するためにはどれくらい状態を上げないといけないかは分かっている。

 

具体的にいえば、30km走を4:30/kmのペースで走れればいける。

 

その前に10km走を4:30/kmのペース、つまり45分で走れるようにしなければいけない。

 

 

朝4時半に目が覚めて、5時から走り出した。

 

最初の1kmは4:40

 

2kmの手前で右太ももが少し痛む

 

4kmで22:30。5:30/kmを少し超えるペース。

 

6kmで33:30。引き続き5:30/kmを少し超えるペース。

 

残り4kmは下り坂なのでややペースが上がる。

 

53:11でフィニッシュ。

 

5:30/kmのペースを切ることができた。右太ももは少し痛い状態だったけど、清々しい気持ち。

 

朝日が昇ってくる。

 

 

気持ちいい。

 

この気持ち良さを続けたいと思った。

 

この気持ち良さを続けた先にサブ3.5が待っていると思うとワクワクする。

 

【TED】シェアリングエコノミーに関するトーク2選

まずはこちらから。

 

www.ted.com

「メッシュ すべてのビジネスは<シェア>になる」の著者であるリサ・ガンスキーが、次世代のビジネスについて語ります。テクノロジーが可能にしたレンタルや、より大胆なケースでは個人間の貸し借りを通じて、全てのモノが共有されていくというのです。音楽から車まで、さまざまな産業における事例から、このメッシュな時代がいかに身近なものなのかが示されます。 

 

 シェアリングエコノミーに関する概論といった感じ。様々な事例を紹介している。

トークの中ではシェアリングのことを”メッシュ”と言っている。

私が思うに メッシュ企業は 3つの要素を組み合わせます まず 互いにつながり合う力 次に GPSとウェブ機能付きの 携帯電話を皆が持ち歩いているので いつでも どこでも 人やモノを探せることです 3つ目は 物理的なモノを 地図上で探せることです レストランなどの所在地はもちろんですが GPSやRFIDなどの 無線通信技術を使えば それにとどまらず 車やタクシー 輸送機関など 刻々と移動する物体の動きを 追跡することも可能です これにより 多くの場合 所有するよりも便利で安価に モノやサービスを利用できる 環境が整います 

 

その中で、ジップカー(zipcar)のことを特にフィーチャーしている。

ジップカーはブランディング戦略が的確でした 自身が 車の会社ではなく 情報を扱う会社だと しっかり理解していたのです 

 

ジップカーでは客の行動や利用状況について あらゆるデータを集めているのです ジップカーなどのメッシュ企業にとって 利用者を驚かせることや コンシェルジュのようなサービスを提供することは ただの選択肢ではなく 必須だと確信しています 

www.zipcar.com

 

そのzipcarの創業者 ロビン・チェイストークがこちら。

www.ted.com

こちらのほうがより情熱的な内容になっている。

10年前、ロビン・チェイスは現在カーシェアリング会社として世界最大であるZipcarをアメリカで立ち上げました。最近は カーシェアリングの次のレベルの探求として、フランスでBuzzcar のサービスを行っています。Buzzcar は 自分の車を他人へ貸す事を可能にするスタートアップ会社です。詳細 (保険はどうなっているかなど) はとても興味深く、より広いビジョン(彼女が「ピアーズ会社」と呼ぶもの)は、所有権や起業家精神の新しいあり方を示しています。

 

こういう実例を紹介するのはTEDトークっぽい。

あるドライバーから聞いた話です フランス沿岸部をドライブしようと 車を借りたところ 車のオーナーが こう言ったのだそうです 「いいかい ここらは崖で この辺はすべて浜だ そしてここが私の大好きなビーチで ここには最高の海鮮レストランがあるんだ」 このようにピア同士は仲間になり ドライバーとオーナーは関係を築きます そうなると 突然でも 「やあ 実は急に車が必要なんだ 借りられる?」 「やあ 実は急に車が必要なんだ 借りられる?」 「いいよ 家に妻がいるから鍵もらって  乗って行っていいよ」 なんて 素晴らしい事が 出来るようになったりするんです 

 

zipcarより一歩進んだBuzzcarという会社への想いを語る。

私がBuzzcarと名付けた理由ですが それは参加者すべてに ミツバチの巣の持つ力や個人が参加しイノベーションを起こしたくなるような プラットフォームを作る驚くべき能力 を思い起こしてもらいたいからです そして個人的にですが 私たちの未来や すべてのとてつもなく大きく 不可能と思えるような 切迫したすべての問題を考える時 ピアーズ会社はそれらに対応できる スピードや規模 イノベーションそして創造力を提供できると思うんです 

 

でも今は社名をdrivyに変えているっぽい。

www.drivy.co.uk

 

貸し方、借り方もシンプルでわかりやすい。

How does it work? Peer-to-peer car rental - Drivy


Google画像検索で見るウイスキー市場〜消費量世界一は?スコッチの輸入量世界一は?〜

Google検索を英語設定にすると楽しい機能が追加されていた。

 

画像検索(Images)にして「whisky market」で検索すると、市場調査のグラフがたくさん出てくる。

 

その上に色分けされたタグがあり、これをクリックすると細分化して見ることができるのだ。

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例えば、「Scotch」タブをクリックすると、スコッチウイスキーの市場がわかる。

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これら市場調査データから、ウイスキー市場の概要を述べる。

 

ウイスキー消費量世界一

まず、種類を限定せずにウイスキーの消費量を見てみる。

The biggest whiskey market in the world - Business Insider

The country that consumes the most whiskey in the world is India.

Indians consumed 1.5 billion litres of whiskey in 2014, completely dwarfing the United States' 462 million litres, according to a research note from Bank of America Merrill Lynch.

 

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ウイスキー消費量世界一はインド。2位のアメリカの3倍以上の150億リッターを年間消費している。人口が同じくらいの中国は1.7億リッターなのでインド人は中国人より100倍近く飲んでいることになる。

 

でも、インド出張に行った同僚に聞いたけど、普通の飲食店ではそんなにウイスキー推しはしてないらしい。他の酒も飲んでいるっぽい。

 

Alcohol Market - Indian Industry Analysis, Size and Forecast, 2016 to 2026

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ここでIMFLとは、Indian Made Foreign Liquorの略で、インド国内で作られている他の国原産の酒のことらしい。

その内訳はこちら。

TILAKNAGAR INDUSTRIES

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それぞれの比率は分からなかったけど、ウイスキーが一番左にあるので消費量は一番多いのかな?

 

 

スコッチウイスキーの輸入量世界一

スコッチウイスキーの輸入量はどうだろう?

Scotch whisky, H1 2016: Diverging trends in major markets | WhiskyInvestDirect

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輸入額はアメリカが1位である。しかしmLPA(アルコール換算した量)でいうとフランスが世界一で25.3mLPA、2位がアメリカ(14.9mLPA)、3位インド(11.5mLPA)となる。

つまり、アメリカ人は高いスコッチをたくさん飲み、

フランス人は(アルコール度数の)高いスコッチをたくさん飲み、

インド人は安いスコッチをたくさん飲む。

 

シングルモルトに限定するとさらに面白い。

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輸入額に対するシングルモルト比率が高いのはオランダ、カナダ、台湾と続く。

台湾は輸入額世界4位でもあるので、かなりのシングルモルト好きといえる。

 

ちなみに台湾のウイスキー蒸溜所はカバラン。南国風のフルーティーなウイスキーである。

 

TEDxHimiファウンダーが教えるプレゼンのコツ

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TEDxHimiのファウンダー・マサさんにプレゼンのコツを教えてもらった。

 

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「これだけは言いたいこと」

 

を一本の糸につなげる。

スルーラインを作る。

 

スルーラインは、

a. イントロ

b. 背景(Why)

c. コンセプト(核となるアイデア)

d. 影響(相手へ伝えたいもの)

e. 結論

の順。

 

気をつけたいポイントは、

社会問題を伝えて倫理観に訴えるのではなく、

イデアを伝えて好奇心を湧き起こすこと。

 

“数字”で説得力を増すのもGood。

 

その辺の話はこの本にも書いてあるらしい。

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実際、僕が考えたプレゼンストーリーは、

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スコッチウイスキーはなぜうまいのか?

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初心者にはハイボールがおススメ。

 

ほかの人たちのプレゼンも面白かった。

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なにより、マサさんの質問力、引き出し力がすごい!

 

次回は12/7に三ツ木さんが登壇するとのこと。

楽しみである。

 

キルホーマン・サナイグとラガブーリン16年の違い

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キルホーマン・サナイグ 

だいたい6,000円くらい。

 

キルホーマンは2005年に創業、124年ぶりにアイラ島で誕生した蒸溜所。2009年からシングルモルトをリリースしている。

サナイグとは、蒸溜所から北西に位置する岩の多い小さな入り江の名前だそうだ。

オロロソシェリー樽の特徴を色濃く反映し、赤みを帯びた色、マーマレードや焼きパイナップルのような香り。そしてフェノール値50ppmで非常にピーティ。

 

 

年数表示がされていないので3〜5年熟成くらいのものを中心にヴァッティングしている気がする。

 

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ハイボールにして飲むとピートがやわらぎ、代わりに酸味を感じる。すっきりさわやか。青年の味。

 

ストレートで飲んだらピートがガツンとくる。

 

 

ラガブーリン16年

 こちらも6,000円くらい。

 

アイラ島の南岸、アードベッグラフロイグの中間に位置する蒸溜所。味・ピートも、ちょうど2者の中間くらい。

村上春樹の「もし僕らのことばがウイスキーであったなら」で村上春樹がアイラウイスキーを”癖のある”(すなわちピーティな)順番に並べているが、アードベッグ、ラガブーリン、ラフロイグ、カリラ、ボウモアブルイックラディブナハーブンとなっている。

今はこれにキルホーマンが追加されるが、キルホーマンはラガブーリンの隣くらいになるだろう。(ブルイックラディの順位も上昇していると思う)

 

ラガブーリン16年はたいていのバーに置いてあり、昔から人気が高い。これを飲んでるとウイスキーが好きな証。

 

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ハイボールにして飲むと、ファーストインプレッションはキルホーマン・サナイグと同じく酸味を感じる。

しかし、飲んだ後の広がりがすごい。余韻も長い。

 

ストレートで飲むとさらに余韻が複雑に感じられる。

 

 

キルホーマン・サナイグは「期待の甥っ子」

ラガブーリンは「尊敬する伯父さん」

といった雰囲気で楽しめると思う。