テアトル梅田で観た。
水曜のレイトショーだったのもあるけど、30分前に行った時点で満席で立ち見だった。
始まる前に雑穀米の定食を食べたのも良かったのかもしれない。
食べ物を食べるシーンが多かった。
海苔の養殖に始まり、
戦争で配給となり、道端の草を採って料理する。
楠正成が考案した兵糧の「楠公飯」を作ってみるすずさん。
家族で食べてみて、やっぱり美味しくなくて、ありゃーって、顔をし合う。
食料がない中でも工夫して、日々の暮らしを重ねる。
ささやかながらも平穏な日々が続く。
このまま戦争が終わればいいのに。
何度もそう思った。
だけど、舞台は広島、軍港の町、呉。
空襲はどんどんひどくなる。
色とりどりの砲弾の煙が昼の空を染めていく。
街はどんどん破壊されていく。
海に近いところは全て、建物がない。
そして、やはり、原爆は投下される。
平和と戦争。
日常と破壊。
でも、最期は、家族で同じ景色を眺めている。
すずさん役ののんさんは、芸能生活で厳しい状況があったけど、この世界の片隅に、復活してくれて、本当にありがとうございます。
こんな映画が観れて良かった。
クラウドファンディングって素晴らしい!
コトリンゴの挿入歌にも癒された。
エンドロールの下書きアニメーションにも癒された。
ありがとうすずさん。
ありがとうのんさん。