学びと食、ときどきランニング

ウイスキーマエストロによるIdeas worth spreading

為末大の自分探しはいきづまるの『自分』をウイスキーに置き換えるといい。

為末大さんのcakesを友達がFacebookでシェアしていた。

 

cakes.mu

 

「人間の本当の限界」について突き詰めた為末大さんの連載。今回のテーマは、「自分探し」について。「自分らしさ」にこだわる人ほど、伸びしろが少なくなってしまうのはなぜか。そのメカニズムを語ります。発売以来、話題の新刊『限界の正体 自分の見えない檻から抜け出す法』 より、自分のまだ見ぬ可能性に出会うヒントです。 

 

この記事をシェアした友達のコメント欄に別の友達がコメントしていた。

 

自分を全部自転車に置き換えてみた。なるほどー! 

 

僕は真似して、自分を全部ウイスキーに置き換えてみた。

 

自分らしさはいったん脇において、世の中のニーズに合わせたほうが、自分らしさの檻の中から出るきっかけになるのではないでしょうか。 

 

ウイスキーらしさはいったん脇において、世の中のニーズに合わせたほうが、ウイスキーらしさの檻の中から出るきっかけになる。

 

 

ウイスキーらしさとは何だろう?

おそらくウイスキーの表層的なイメージだ。

 

アルコール度数が高い酒

バーで飲む酒

ストレートかロックで飲む酒

大人な酒

つまみはミックスナッツ

 

そういった固定観念を排除してしまおう。

 

世の中はよりカジュアルな酒を求めている。

 

ウイスキーはそんな人たちにはハードルが高い酒なのだ。

 

そのハードルを下げよう。

 

ハイボールをアレンジしよう。

コーラで割ってもいいし、オランジーナで割ってもうまい。

山椒をかけてもいい。

 寒ブリに合わせてもいい。

scotchhayama.hatenablog.com

 

食事にもウイスキーは合うのだ。

 

 

ウイスキーでコーヒーリキュールを作ってもいい。

 

scotchhayama.hatenablog.com

 

 

ウイスキーベースのコーヒーリキュールで作ったコーヒーハイボールはパンやデザートとよく合う。

scotchhayama.hatenablog.com

 

僕はウイスキーをもっと自由にして、みんなに届くようにしてあげたいのだ。

 

コーヒーとウイスキーの関係

コーヒーとウイスキーの関係についてはこれまで何度も語ってきた。

 

アイリッシュコーヒーだ。

 

scotchhayama.hatenablog.com

 

岸のアイリッシュコーヒーは、2種類のアイリッシュウイスキーを使っていた。

ひとつは「タラモア・デュー 」。村上春樹の「もし僕らのことばがウィスキーであったなら 」でアイルランドを旅した村上春樹がロスクレアのパブで出会った老人がストレート飲んでいた酒だ。大麦のナチュラルなフレーバーが楽しめる。

 

もうひとつは「ヘネシーナジェーナ 」。ブランデーで有名なヘネシー社が作っていたアイリッシュウイスキー。約10年前に終売になり、今はプレミア価格でしか手に入らない。「ナジェーナ」はゲール語で「渡り鳥」の意味だとか。

 

そしてこの日のためにグラスも新調していた。イッタラのホットカクテル用のグラスだった。マグカップ大のサイズで、持ち手はシルバー、真ん中にくびれのある形。

 

scotchhayama.hatenablog.com

青白い炎がタワーのようになり、煌きながらグラスに落ちていった。

 

 

scotchhayama.hatenablog.com

 普通のブッシュミルズはエントリーモデル、ブラックブッシュは上級者向けだろう。さらにウイスキー好きならばスコッチに移行しても良い。

 

 

そこまでこだわらなくても、コーヒーにウイスキーをたらすだけで十分に美味しいコーヒーカクテルが味わえる。

 

遅くまで起きていたい夜には最適な飲み物だ。

終戦記念日に初めて知ったスリランカの首都名の由来

スリジャヤワルダナプラコッテ

 

スリランカの首都名である。

 

長いのでみんな覚えるのに必死だったのだろう。

当時読んでたジャンプ放送局に面白い覚え方が載っていたと記憶している。

 

スリじゃー!や、悪だな。ブラ(ぷら)とってー(こって)!

 

スリじゃなく悪にブラを盗まれた女性の叫びだろう。

無理やり感はあるが非常に覚えやすかった。

小学校の頃に覚えて以来、忘れることがなかった。

 

 

しかし、終戦記念日の今日、Facebookでこんな記事を読んだ。

日本の国際社会復帰を助けた“寛容と愛”(東信)|ポリタス 戦後70年――私からあなたへ、これからの日本へ

1951年、サンフランシスコ講和条約会議にて、第二次世界大戦以来の戦争状態を終結させるための平和条約の調印が行われた。日本が敗戦国としてどのような戦後賠償を行うか、分割統治の可能性も孕む中、当時まだ44歳の若き政治家だったセイロン(現スリランカ)代表のジュニウス・リチャード・ジャヤワルダナは、日本の真の自由と独立の支持を訴える名演説を行い、対日賠償請求権を放棄することを宣言。さらに各国の賛同を得、日本が国際社会に復帰できる道筋を作った。

彼はスピーチの中で仏陀のことばを用い、日本に対する寛容と愛情を説いた。

「Hatred ceases not by hatred but by love – 憎悪は憎悪によって消え去るものではなく、人はただ愛によってのみ憎しみを越えられる」

これこそが彼が生涯一貫して訴え続けたメッセージである。当時日本はこの演説に大いに助けられ、勇気づけられ、戦後復興の第一歩を踏み出した。

大変な親日家であった彼は、その後も幾度となく日本を訪れ両国の交流を深めただけでなく、死後、その両目の角膜をスリランカと日本に提供し、両国への絆の深さを示したと言われる。 

 

これまでの歴史教育で戦後のことを教える機会というのは本当に少ない。

こんなすごい政治家がいたことを40年生きてきて知らなかったことを恥じた。

ジャヤワルダナ氏

 

ジャヤワルダナ

 

スリジャヤワルダナプラコッテ

 

首都名の一部に彼の名が使われているのは何か意味があるのだろうか?

 

そんな疑問が浮かび、調べてみた。

 

安倍総理のスピーチがでてきた。

www.kantei.go.jp

皆様よくご存じのとおり、1951年のサンフランシスコ講和会議において、日本の主権を擁護する演説を行って下さったのは当時のジャヤワルダナ・セイロン蔵相でありました。
 今日の日本という「国のかたち」があるのは、その演説の大きな後押しを受けてのものです。
後に大統領となられた、この偉大な政治家の名前を冠した、「スリ・ジャヤワルダナ・プラ・コッテ」は、日本人にとって特別なものなのです。

 

正式には、スリ・ジャヤワルダナ・プラ・コッテと分けるらしい。

 

さらにWikipediaによると、

スリジャヤワルダナプラコッテ - Wikipedia

名称の由来は、「スリ(聖なる)・ジャヤワルダナ(第2代大統領名)・プラ(街)・コッテ(元々の街の名前)」 

 おお!やはりジャヤワルダナ大統領の名前が入ってるのか!

さらに歴史部分を読み進むと、

1415年コーッテ王国の都となった。この頃は「ジャヤワルダナ」(勝利をもたらす、の意)と称されており、Diyawanna OyaとKolonnawa Oyaの2本の河川が合流し沼地に囲まれ防衛に適したこの地に、王宮要塞が建設された(現在のEthul Kotteの地域)。1565年、内紛により誕生したシーターワカ王国の度重なる攻撃により都市は放棄され、王はポルトガルが守るコロンボに逃れた。

16世紀後半以降は、ポルトガルオランダイギリスの植民地支配を受ける。植民地時代は「コッテ」と称されていた。1977年コロンボから首都機能をコッテへ移転する計画が示され、1983年に国会議事堂が完成した。当時のジャヤワルダナ大統領が、かつての都の名称と自分の名前が同じだったため、旧名を復活させた。そのため、街の正式名称が「スリ・ジャヤワルダナプラ・コッテ」(聖なる・勝利をもたらす都市・コッテ)とされた。

 

「聖なる勝利をもたらす都市コッテ」

 

良い名前だ。

 

僕が小学生の頃に覚えた「スリじゃー!や、悪だな。ブラ(ぷら)とってー(こって)!」とは大違いだ。

 

息子がスリランカの首都を覚える時がきたら教えてやろう。

張本氏 「あんなガッツポーズはダメ。手は肩より上げるな」銅メダルの卓球・水谷隼に注意。だったらこのガッツポーズならいいの?

Yahoo!ニュースに取り上げられてましたね。

 

headlines.yahoo.co.jp


張本氏は、水谷の個人戦、団体戦での勝利後の態度を映像でみると、「あんなガッツポーズはダメ。手は肩より上げちゃダメ。礼に始まり礼に終わる、ですから」とコメント。

 3位決定戦に勝ち、卓球の個人種目では男女を通じて日本勢初のメダルを獲得した水谷は、仰向けになって派手なガッツポーズをみせていたが、これにダメ出しした。

 負けた相手への敬意も必要という持論を持つ張本氏は、「ひとつ注意しておきます、以上」と厳しかった。

 

手は肩より上げちゃダメなガッツポーズって何だろう?

 

 

と、ふと思い浮かんだのが、これだ!

 

 

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言葉の素晴らしさを伝える、ゴルゴ松本の「命の授業」【あの人の働きスタイル】 |タウンワークマガジン

 

 

あ、命!

 

さすがゴルゴさん。

 

今度からみんなこのガッツポーズでお願いします。